DRIVEインターン大学1・2年生からはじめる本気のインターンシップ

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「人間とロボットの関係性にひたすら向き合った日々。Pepperに情熱を傾ける人との出会いで確信した自分の歩む道。」 ( 16年大学卒 / 笹野太郎さん 長期インターン経験談)

2016.07.16

ソフトバンクが開発したコミュニケーションロボット「Pepper」のマーケティング担当として、約10ヵ月間、「Pepper」の事業推進にインターンをしていた笹野さんにインターン体験談をインタビューしました!ロボットの可能性を広げることに並々ならぬ情熱を燃やす人々と一緒にチャレンジをしていた笹野さんが「インターンで得たものとは何か」「どのようなスタンスでインターンに挑めば価値ある経験ができるのか」などをじっくりと伺いました!

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<プロフィール>

笹野 太郎さん / 大学・学年:東京理科大学4年 (インターン当時)

インターン先:株式会社ソフトバンクロボティクス

インターン期間:2015年2月~2015年11月

2014年に受けた衝撃、どうしてもソフトバンクでロボットをやりたかった!

―まず、なぜ笹野さんはソフトバンクでインターンをやることにしたのですか?

笹野: 2014年にソフトバンクがPepperを発表したんですね。それを見た時にすごく衝撃を受けて。人型のロボットが家庭に入ってくるというのを想像していなかったので。しかも、通信会社のソフトバンクがやるっていうことも衝撃でした。

―その衝撃がきっかけでインターンを始めたんですか?

笹野:そうですね。ちょうどそのとき、ETIC.のインターンシップ・プログラムで、ソフトバンクロボティクスがインターンを募集していたんです。ETIC.のコーディネーターの方に「ソフトバンク、倍率高いけどどうする?」って言われたんですけど、どうしてもソフトバンクでロボットをやりたかった。だからソフトバンクを落ちたら他ではやんないっす、という話もしていました(笑)。

ロボットと家族になるってどういうことか。まだ誰も見えていないんです。

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―Pepperへの思いが相当強かったんですね。10ヵ月のインターン期間中、どんなことをしていたんですか?

笹野:ソフトバンクロボティクスは大きく分けて開発チームと、マーケティングチームでビジネスをしていて、自分は理系の大学でエンジニアリングとかを学んでいたんですけど、マーケティング寄りのことをやっていました。

―具体的にはどんなことをやっていたんですか?

笹野:ソフトバンクが秋葉原の近くにあるアート施設の一部屋を借りていて、そこに20体くらいPepperを置いているんですけど(笑)、そこのスタッフとかをやっていました。 実は、Pepperって、iPhoneとかとおなじようにアプリを入れることができて、Pepper上でアプリを動かすことができるんです。そのアプリは誰でも開発できるようにSDKを公開しているんですが、自分はPepperの先生みたいな形で、興味を持って来てくれた開発者の方に対して、アプリをつくってもらうワークショップをやったり、ハッカソンの企画をしたりしていました。 13340622_1767083860204695_1590801536_o

―ハッカソンはどんな目的で企画したんですか?また、どんな難しさがありましたか?

笹野:Pepperみたいなコミュニケーションロボットというのが、市場に投入されて間もないところで、初めてロボットに会った人は、どういう風な印象を持つんだろうとか、ロボットと暮らしたり、家族になるってどういうことなんだろうっていうところは、まだ誰も見えていないんです。そういうことを考えるのは難しくて楽しかったです。 ロボットがただ踊るとかってSDKを使うと実はすごく簡単に作れるんですけど、見ていてまあおもしろくないんですね。なので、どうにかして、Pepperが普及するためのキラーソリューションとなるアプリを見つけ出そう!という理由で、ハッカソン形式で実際にものをつくるところまでいくようなイベントをやったんです。

―印象に残っているアプリはありますか?

笹野:印象的だったのが、ニコニコ超会議に出展する作品を決めるイベントをやった際に優勝したチームですね。そのチームは、Pepperの開発をほとんどしていなくて。Pepperにコスプレさせて鳥居を作って、鳥居からPepperが出てくる(笑)。そして、お祈りをするだけっていうアプリなんですけど、開発イベントで最初から最後までダンボール切ってたチームなんですよ。 13334472_1767083866871361_1500731552_o (1)

―やってみて、どんなことが見えてきたのでしょう?

笹野:いろんな技術とかテクノロジーが普及していくときに、技術的に飛びぬけていることは一つの要素だと思うんですけど、それとはまた別のベクトルで、「ロボットってどんな風にコミュニケーションするものだったんだっけ?」だとか、「ロボットとどうやってつながっていけばいいんだっけ?」みたいなことをめちゃくちゃ考えている人がいるんですね。そういった人たちに囲まれる中で、ロボットを通じて新しい価値や文化が生まれていく瞬間を目の当たりにした気がしています。

―鳥居から出てくるPepper(笑)。ロボットって一般の人があまり入りこめない世界な気がしていたんですけど、なんだか笹野さんの言っている「人と人をつなぐ」という意味がだんだんわかってきた気がします。

頭がちぎれるほどロボットと人との関係性を考えていろんな物をつくり上げるという空間でした。

―笹野君は理系の大学でエンジニアリングを勉強していると伺いましたが、マーケティングをやることにとまどいはなかったんですか?

笹野:とまどいはあったんですけど、そこがなんか気づきになったというか。ロボットが家庭に入るだけで、会話がなかったおじいちゃんとおばあちゃんが会話をするようになったとか、ディベロッパーさん同士で何か一緒につくろうよー!っていうようなグループができたとか、ロボットと人との関係性をつくることで、人と人がつながるというところを見る中で、なんか、ロボットと人との関係をすんごい、すんごい考えるようになって、「ロボットと人との関係を作っていくような仕事」を自分はやりたいんだなーって思えたんです。 その前は、SEとか何かのエンジニアとか、自分は開発する人になるんだろうなと漠然と思っていたんですけど。

―インターンを通して自分が変わったな、と思うことがあったら教えてください

笹野:そうですね。いろいろな仕事をやらせていただいて、自分やってみると意外とできるな、ということが見えてきて(笑)それだけじゃなくて、楽しんでできるな、というのを強く感じましたね。そういった自分の特性に気付けたことがインターンを通して変わったところですかね。 あとは、開発者の方々が、頭がちぎれるほどロボットと人との関係性を考えていろんなものを作り上げるというような空間にいて、とても楽しかったんです。それが自分がロボットをやっていこうって決めた一因になりました。そういう人たちに出会えたのはすごく大きいと思っています。 13383855_1767083840204697_1238094700_o

起業家とは、目標に向かって周囲を引っ張るコロンブスのような存在。

―笹野さんは、ソフトバンク時代から林さんのような、起業家的な方を間近で見ながら働いていると思うんですけど、起業家とはどんな存在だと思っていますか?

笹野:道筋が見えている人かなあ。この前話していたのは、コロンブスがアメリカ大陸を見つけた話ですかね。コロンブスが「絶対にこっちに行けばアメリカ大陸があるぞ!」と引っ張っていかなきゃいけない。それが起業家かなって(笑)。

―なるほど、コロンブスですか?

笹野:はい。その人が「あるぞ!」と言ったら、みんながあると思ってついていくんですね。そうやって船に乗っていく人が増えていって、目的地に向かっていくんですけど、進んでも進んでも見つからない(笑)。1ヶ月後に見つかるよって言われているのにそれから1ヶ月経っても見つからない。で、もう船員の暴動が起こりそうなところで、もう1日2日保たないだろうというところの3日目くらいで見つかるっていう話(笑)。

―3日、、経っちゃうんですね(笑)。

笹野:でも最終的には見つかるんですよ(笑)。そういう意味で、しっかりと目指すところを「ここを目指すんだよ」と引っ張っていく存在ですかね、起業家って。 IMG_9025

笹野流インターンシップの挑み方! 自分が楽しんでパワーを発揮できるところで本気でやり抜くことが大事。

―この記事を読んでいる学生さんの中には、インターンへの挑戦を検討している人も多いかと思うのですが、インターン先はってどうやって決めたらいいでしょうか?

笹野:自分は、インターンをしたいと思って選んだわけじゃないので、あんまり参考にならない気がしますが(笑)。でも、どこでやっても本気でやれば力はつくと思うんです。自分がインターンをやっている期間、本気でやりぬくっていう経験をするか、しないか、っていうのが結局は大きい。本気である会社でやったら、ここの会社に入って100のパワーが得られるとして、他の会社だったとしても98なのか、103なのかわからないけれど、そこの差はあんまり変わらないのかなって。自分が楽しんでパワーを発揮できるところであれば、どこでもよいのかなと個人的には思っています。重要なのはやるか、やらないか、要は0か1かっていう。 IMG_9012

―インターンを価値ある経験にする上で、心がけるといいことは何だと思いますか?

笹野:一番伝えたいことは、「リソースを全部つぎ込め」、ということですね。自分はインターンと学業を両立でやっていたんですよ。昼間はソフトバンク、夜は研究という生活で。それが、まあきついんですよ(笑)。自分の力を100とした時にソフトバンク80、大学50で、もう自分の力を130使い切っているんですけど、現場でのアウトプットって50、60とかしかできていないんですね。頑張っているし、つらいんですけど、思ったほど返ってこないというか。そういうところにジレンマのようなものを感じていました。そういう意味では、自分が持っているリソースをフルでつぎ込んだほうが価値あるものにできるというのは言えますね。

実現したい未来、それはロボット業界の本流とはずれたところにある可能性。

―最後に笹野さんがこれからつくりたい未来は何ですか?

笹野:これって一言でばしって決めたほうがかっこいいですよね(笑)。大きな枠でありふれた言葉を使うなら「テクノロジーで人がハッピーになる。』というところです。今、自分はロボットに一番可能性を感じていて、すごく魅力的で、自分が楽しくなれるところなので。ロボットという側面から、実際に自分たちのつくったもので人が喜んでくれる、日本中、世界中の人が笑ってくれるということが目指しているところです。 IMG_8960

―かっこいいですね。今後これやってみたいだとか、こういった分野にアプローチしてみたいということは何かありますか?

笹野:まずは一人前にできるように実力をつけていきたいですね。それプラス、ロボットと人をつなげて、人と人がつながるというところを見てきたので、そういったコミュニティづくりみたいなものも着手していきたいと思っています。さっきのPepperがコスプレして鳥居をくぐる、という話じゃないですけど、本流とはちょっとずれた未来というのに可能性を感じていて、それを達成させたいですね。

―本流とずれたとは、どういうイメージですか。

笹野:はい。ロボット業界の本流って、二足歩行をどれだけ精密にやるかとか。例えばGoogleとかAmazonが頑張っているのはそっちの分野なんですね。でも、それと鳥居をくぐるPepperってちょっとずれているじゃないですか(笑)。自分はそのちょっとずれた未来に可能性を感じているんです。でも、それを達成させるには、ロボットの本流の人とも一緒にやっていかなきゃいけないんですよね。いろんな人がロボットを考えるようになってきたこの段階で、コミュニケーションを考える人と、ロボットをずっと支えてきてくれた技術者の人をつなげて、盛り上げていくことができたら、この波がさらにでかいものになるのかなって。

―面白いですね。

この波がもっと大きくなったら、わくわくしますね! 本日はありがとうございました!

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<関連情報>

【ソフトバンクロボティクスでインターンしたい方はこちらへ】

http://drive.media/intern/job/12487

【インターンに興味を持った方はこちらへ】http://drive.media/intern/di-search-list

-----------------------------------------------------------------ライター / 太田春菜

横浜市立大学国際総合科学部2年生。地域資源を活かした地域活性化に興味があり、最近は特に横須賀の活動に興味を持っている。趣味はストレッチ。好きな食べ物は日本食。いろんな土地に行ってみたい。

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