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「成長の秘訣は素直になること」インターンとして戦略的な途上国支援、子どもの貧困問題に取り組み、課題解決を目指す。

2016.09.22

貧困を主原因とする、世界の児童買春の根本的な解決を目指し、NPO法人かものはしプロジェクトは、カンボジアとインドで活動をしています。特にカンボジアでは、農村にコミュニティファクトリーというハンディクラフト製品を作る工房を設立し、村の女性たちに職業訓練と雇用を提供しています。

今回は、「子どもの世界で働きたい」という夢を持ち、途上国で支援活動をし、戦略的な貧困問題の解決方法と組織運営を学ぶために、NPO法人かものはしプロジェクトでインターンとして働いた日山さんに「インターンを通じて目指すこと」「インターン先の選び方」などお話を伺いました。 日山さん <プロフィール>

日山愛理さん(インターン当時)同志社大学4年

インターン先:かものはしプロジェクト

インターン期間:2015年3月17日〜2016年4月8日

貧困問題の解決のために、マネジメントのプロをめざして

-まず、日山さんは、大学ではどんなことを学ばれていたのですか?

日山:商学部で、経営を学んでいました。経営が学びたかったというより、「かものはしプロジェクト」にもつながるのですが、子どもが好きだったんです。小学生の時に、「世界がもし100人の村だったら」というテレビをみて、紛争の中で生きるか死ぬかというような子どもがいることを知り、自分の夢に向かって努力する機会すら剥奪されていることが、おかしいと思いました。そういう環境にいる子どもに機会を与えることができる仕事がしたいと思ったんです。貧困問題の解決に取り組むときは、「いろいろな分野の人たちがチームとして動いていくから、そういった場でのマネジメントのプロが必要らしい」と聞いて、大学受験の時に経営を学ぼうと決めました。

-大学1、2年生の頃は、どんなことをされていたのですか?

日山:国際居住研究会というサークルに入って、発展途上国といわれる国に初めて行きました。1年生の夏にフィリピンに行って、貧困街に住む子どもたちを見かけました。でも、そのときの自分たちは、すごくいいホテルに泊まって、ご飯を食べて、熱いシャワーを浴びることができて…。同じ環境で長期間過ごさないと、子どもたちが日頃どんなことを感じていて、何を必要としているのかわかないし、腹を割って、本音で話すこともできないなと思いました。それで、住み込みで働けるような場所はないかと探して、ウガンダの孤児院が見つかったので、直接連絡して、1年生の春休みに行ったんです。

 -え、一人でウガンダに行ったんですか?

日山:はい、そうです。約1ヶ月そこに滞在したのですが、その孤児院が困窮して、資金に困っていました。孤児院だけの経営では、貧困問題の根本的な解決は難しいと思い、より戦略的な方法はないのかなと。あとは、働いている人が身を削らずに生活できるような持続的な組織の運営の仕方もすごく知りたいと思って、いつか休学してインターンをしようと思ったんです。

 -インターン先として、「かものはしプロジェクト」を選んだのは、どうしてですか?

日山:ウガンダに行った時点で戦略的な貧困問題の解決方法と組織運営を学びたいと思って、それが学べる組織はどこだろうと考えたんです。「かものはしプロジェクト」は、もともと知っていて、戦略的に事業をやっていたり、持続的な組織運営にマッチしたりするようなイメージがありました。決定的だったのは、そこでインターンをしていた知り合いに、「人がすごくいいから」と言われたことですね。

成長のきっかけは、素直になって、自分から発信してみたこと。

日山さん -実際にインターンを始めてみて、どうでしたか。

日山: よかったですね。インターンにここまで仕事をふるかというくらいにふってくれたので、必死で返そうと思いました。ちょっと難しい仕事であれば、必要なスキルも教えてくれたり、わからないことに対して「わからないです」と発信しやすい雰囲気があったり。 あとは、みんながビジョンに向かって動いている一体感がベースにありました。

-インターン中は、どんな仕事を担当していたのですか。

日山:「かものはしプロジェクト」では、スタッフが講演会をして、その場で共感してくれた人が月額寄付会員になってくれる会員制度があります。インターンとして、講演をする以外の全てのことをしていました。過去の講演会やイベントを分析して、こういった方々に共感して一緒に問題解決に取り組んでもらえそうだと思ったら、そういった方々が集まるような場所や団体を考えて、アポをとって、講演をさせてもらいました。登録の際に必要なクレジットカードが手元にないなどの理由で、その場で会員登録をできない方もけっこういるので、そういった方々へは後日に電話やメールをしていました。

 -インターンとしての日山さんのメインミッションは何でしたか。

日山:年間に講演会で会員さんを何人増やす、四半期では何人、月間では何人ということが決まっていたので、ミッションはそれを着実にクリアすることでしたね。最初の3ヶ月は達成しなくて、やばいと思いました。それで、何も失うものはないと思って、わからないものはわからないと言ったり、いいと思ったときには素直に発信してみたりするようにしました。 最初は、講演依頼先の住所と宛名を間違えて、謝罪の電話をかけることになったり…。こけまくっていたのですが、結局8ヶ月で1年分の目標を達成しました。

-最初の数ヶ月間うまくいかなったときに、変えていくことができたのには、何かきっかけがあったのですか。

日山:「かものはしプロジェクト」には、月1回上司と話をする面談制度があるんですね。そこで、深く話をすることができたことが大きかったかなと思います。 日山さん

-大学に入学した当初からあった戦略的な課題解決をしたいということについては、現場に入って、何か学びはありましたか。

日山:一つの団体が1から10までするのは難しいと思いました。それぞれの組織には強みと弱みがあって、NPOだけではなく、企業や政府も一緒になって、それぞれの強みを生かしながら目的に向かっていくことで、問題解決を迅速、効果的に行うことができると感じました。

-インターンとしてカンボジアにいたときは、どんなことをしていたのですか。

日山:カンボジアにいるときも、資金調達として大きく二つ仕事がありました。一つは、事業収入として物販のPR。もう一つは、現地の工房に見学に来る人向けのツアー改善です。ほぼずっと、そのツアーガイドをしていました。あとは、ツアーにオプションを加えて単価をあげたり、修学旅行生など団体客をターゲットにしてツアー1回あたりの人数を増やすための、新規ツアーづくりをしていました。

“最終的にこういう世界に戻ってきたいなと思っています。”

14088775_855794737888047_726927034_n -「かものはしプロジェクト」で一緒に働いた人たちから、どんな影響を受けましたか。

日山:希望です。かものはしの人たちと話していると、仕事や就活がうまくいかなくても、ネガディブなことがあっても、必ず希望的な感じになっているんです。実際に、かものはしの人たちも子どもが売られることがない世界ができるという希望をもって、それを実現させるために必死で走っている。普段の仕事の姿勢や言動もそうです。インターン生に対するフィードバックなど全てのことについて、全部前向きです。

-大学卒業後は、どんなキャリアを考えていますか。

新卒では、コンサルタントして働きます。少なくとも1度ソーシャルセクターを出た方がいいと思いました。ソーシャルセクターとビジネスセクターは完全に分かれているわけではなく、互いの強みを生かして協力・統合できる部分が多々あり、その風潮が世界的に強まっていると思います。私はソーシャルセクターにばかりいたので、もっと広くビジネスの面からも世界を学び、将来は、両セクターを繋ぐ役割を果たしたいと考えています。

-10年後、20年後、こうした分野の仕事に携わり、どんな光景が生まれたらいいなと思いますか。

日山:ウガンダに行ったとき、生徒はすごく勉強したいのに、学校に行っても先生がいなかったり、先生が生徒に給食を作らせて食べて帰ってしまったりというのを目にして…。きちんと授業がなされて、生徒がたくさん手を挙げている、そういう教室の光景を思い浮かべます。

-将来は、アフリカに携わりたいと思いますか。

日山:最初はそう思っていました。小学生の頃は、アフリカが最も貧しいというイメージがあったので。でもそれは大きな間違いだと大人になるにつれてわかって、今は国にはこだわっていないです。貧困は日本にもアメリカにも、どこにでもありますから。

 -日山さん自身は、どんな役割を果たしていきたいですか。

日山:人や組織をつないで、目標に向かってみんなが走っていくためのマネジメントをする役割ですね。

自分が、いちばんわくわくすることを考えてみる

日山さん -これからインターンを考えている人は、どのようにインターン先を選んだらいいと思いますか。

日山:私は子どもの世界で働きたいと思って、そのために何が必要かをブレークダウンして考えました。私の友達には、ゲームに興味があるから関連した会社でインターンしているという人もいます。人生でいちばん何がしたいのか、何をしているときにいちばんわくわくするのか、ということを考えてから、細かくしていったらいいのではないかと思います。

-それが見えている人もいれば、ぼんやりとしかわからないでいる人もいると思います。そういう人は、どうしたら自分のやりたいことがクリアになっていくのでしょうか。

日山:いろいろな分野に出会える場所に行ってみるといいと思います。たとえば、インターン説明会に行ってみて、いろいろなインターン先があると知る、とか。ある程度分野が決まっているなら、その周辺のことを調べてみるのもいいのではないかなと思います。

-それをやっていくと、徐々に情熱が高まっていくのかもしれませんね。

日山:こうしたことは、一人ではできないことが多いんじゃないかなと思います。自分より年上で信頼できる人とそういうことについて話す機会を設けてみたり、自分が思っていることを整理してもらったりすることも有効なんじゃないかなと思います。

-インターン期間中に、自分を成長させていくためには、どんな姿勢で向きあったらいいのでしょう?

日山:素直になること、だと思います。わからないことをわからないと言う。すると、それに対してアドバイスがもらえるじゃないですか。それを素直に聞き入れて、ちゃんと実行に移す。そうした素直さが必要だと思います。

-本日はお話を聞かせていただき、ありがとうございました!

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