Qの細道#5 大重雄大さん『幸せのために「なぜ」を問ヘヨ』
2018.01.29
Qちゃん
- なんか、だいぶ見えてきた気がするの、私の軸。
本当かな...休学生インタビュー第4回!!行ってみよ〜〜!
大重雄大(おおしげたけひろ)さん
・亜細亜大学国際関係学部・4年生の2017年4月より休学(もはや退学予定?)後ろ姿ってありなの??犬がかわいい。いや犬も後ろを向いている。それでは質問行ってみよう!
Q1.休学を決めたときについて
----自信がなくなっていた
大重さん
- 少し学歴コンプレックスがあって(笑)
入学当時から周りと同じことは嫌だな、埋もれたくないな、普通やだなみたいな性格だったので人とはちょっと違うことをひたすらやってみていました。
Qちゃん
- こういうお顔なのか。たとえば?
大重さん
- ビジネスに誘われたり、投資に手を出したり。でも好きになれなかった。お金目的で信頼を失うようなものに誘われて関わってみたけど、すぐやめました。
それでも学歴が気になって、環境とにかく変えようと思ってベトナムやカンボジアへのインターン、アメリカに語学留学を半年など、とにかくなんでもかんでも取り組んでみました。
Qちゃん
- それほどたくさん行動してきたなら、ある程度自分の成長とか、実感するものなのでは…?
大重さん
- 行動も成長もたくさんしてきたと思います。留学・インターンもある程度経験しましたし。
でもいつも、他の学生のレベルの高さが痛烈に写って自分はまだまだ力が足りないなと悔しい思いをしていました。インターンに参加したことで自信つくとかまずなくて、ほぼボロボロに近かった。
Qちゃん
- 私もインターンに参加したとき、けちょんけちょんになったのを思い出しました…
大重さん
- 今振り返れば、そういう経験が僕の幸せな生活を考える初めてのきっかけを与えてくれていたなと思いますけど、当時はきつかった。
Qちゃん
- 幸せな生き方って何ですか?気になる。
大重さん
- 極端に言うと、『好きな時に好きな人と好きなことができる人生』がいいなって。仕事にしている時間は人生の8割ってよく聞くけど、そんな仕事が楽しくないなんて、僕は嫌だなって。人間関係をずっと楽しみながら仕事なり、遊びなりをしていきたいんです。
Qちゃん
- 自分の幸せか…なんだか、また新しく考えることが増えたな…動揺〜
大重さん
- 自分の幸せについて真剣に考える人って割りと少ないですよね。恥ずかしくて周りの人に言わない人、考えなくてもいい人ももちろんいることを踏まえてですが。僕は、考えるようになって本当に良かったなって思ってます。考えることで自分の次の行動が見えるようになった。
Qちゃん
- う〜ん確かに。ふとよぎる瞬間とかはありますけど、真剣にって言われたら、ないかも…。だからただ漠然と不安に感じちゃうのかな?
深く考えるきっかけがあるかないかですよね、きっと。私は今までなかったかも。
大重さん
- 僕は自分の幸せについて考えるきっかけを与えてくれたのは誰の影響だろうと考えているのですが、それは結局自分の親なんじゃないかなって。と言っても、僕の家庭は全く裕福ではないし、両親は優秀な大学を出ているわけでもないけど、育ててもらってなぜかこんな性格になったことで、今の環境に出会った。本気で日本を変えようとしてる人、夢を全力で語り合える仲間もできた。
ラッキーだな〜って思うんです。
Qちゃん
- めっちゃいい子…なみだ〜
大重さん
- そこじゃない!笑
子供に与える親の影響って本当に大きいと僕は思っています。「好きなことやりな」って社会を自由に泳がせてくれて、自分が人とは違うことを気づけるように育ててくれました。
Q2.大重さんにとって休学って?
----人生の環境を整える期間
大重さん
- 僕は理想の環境を実現するために、準備期間として休学を設けてみました。
準備というのはつまり、自分の能力を整える、まわりの環境を整える、人間関係を整える。みたいな感じ。おかげさまで今すごく充実していて、もはや退学が視野に入ってきました。退学したいとやみくもに思うのではなく、大学に在籍していなくても、僕が思う楽しい生活が送れそうなので。これってすごくありがたいことだなって思うんですよね。
Qちゃん
- 退学なんて、突拍子もないなと思っていましたが、そういう退学ならなんだか説得力ありますね。
ところで、大重さんはすごく人間関係に重きを置いているように見えるんですけど、人が好き?なんですか??
大重さん
- すごく好き!僕は人間関係が大事というよりは、人間関係しかない、この世には!くらいに思ってる(笑)
Qちゃん
- いつからそんな風に思い始めましたか?
「人なんて信頼できねえっ…!」みたいに気取りたい年頃ってあるじゃないですか〜(主観)(思春期)
大重さん
- え、いつだろ…人間の悩みは9割が人間関係であるって誰かから聞いたんだよね、でも忘れた、誰からだっけ(笑)。でもすごく自分に落ちて、実感しているのはここ最近の話なんですよね。
Qちゃん
- 今のインターンをしている時ですか?
大重さん
- 現在はキャリア教育事業の立ち上げに学生スタッフとして関っているんですが、本当に僕にとって素敵な出会いでした。初めて自分を受け入れてくれる環境を見つけた。今までは自分に自信が持てなかったし、もちろんそんな自分のことも認めることができなくて。
でもそこは、自分ではダメだと思っているところも引き上げようとしてくれる環境に出会って、自分らしく生きれるようになった。自分を認めることができると、周りも好きになっていくんですよね。
Qちゃん
- わ〜〜エモい〜〜
大重さん
- これは体感してもらえなきゃわかってもらえなさそうだな(笑)。でも、本当。
Qちゃん
- それって大重さんが頑張っていたから周りの方が受け入れてくれたのでは?学生をしっかり評価してくれるところなんですね。
大重さん
- う〜ん。でもたとえ頑張れきれていなくても、受け入れてくれていたと思う。誰もが自分の目指しているところに向かって全力で努力できるわけではないと思っていて。周りと比べて劣等感を感じていた僕を受け入れてくれたことが自信につながりました。
Qちゃん
- 受け入れてくれるってどんな感じなんですか?雰囲気?
大重さん
- そうだね〜〜あったかい。何より成長させてくれる土台・器を持っている所とか、モチベーションにつながる。同じ志をもった人が集まっているのもあるんだろうけど。
Qちゃん
- 素敵な環境。
大重さん
- あと、僕の行動一つ一つに『なぜ』を問うてくれるところ、なかなかない環境だなと。だからこそ僕はやりたかったキャリア教育っていう分野に貢献している自信があります。だからQちゃんも休学に迷うなら、自分の取る行動一つ一つに『なぜ』を問うようにしてみたらいいんじゃない?その行動の先にどのような自分があるのか、そこに理想の自分や生活あるのか、考えてみることってすごく大切だと思うよ。
Qちゃん
- 核心をつかれたっっ!
おわりに
>Qちゃん
- 大重さんは、休学してよかったと思いますか?
大重さん
- 僕は良かった。もちろん、だって今話したすべてのことは休学したからこそ、わかったこと。環境への感謝だって、親への感謝だって、もしかしたら休学しなかったら気づかなかったかもしれない。一歩学生生活から離れてわかることってこんなにもあるんだって思いました。自分を受け入れてくれる環境に出会えて、心から貢献したいと思った。最初は自分の成長を願っていたけど、いつの間にか自分の周りだったり関わりがなくてもコミュニティの周りにも幸せになってほしいと思った。ここまで心から幸せを願えるようになったのは、自分成長なんだなと思ってます。もっと自分の幸せとかを考えていいだなって気づくことができたこと。僕にとっての一番の収穫です。本当によかった。
Qちゃん
- 休学の後に見える私の幸せを考えるべきね。そのための『なぜ』!核心って苦しい!!同じ学生なのに、お話を聞かせてくれる皆さん格が違う感じが...。さすが休学だ。
核心が苦しいのはQちゃんだけじゃないかもね。でもその核心にたどり着いたら、すごいね。----------------------------------------------------------------------------------
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