DRIVEインターン大学1・2年生からはじめる本気のインターンシップ

自分の将来像が見えてきたことは、大きな成果だと思っています。

島袋礼菜さん

大学・学年(インターン当時):横浜国立大学2年

インターン先:NPO法人かものはしプロジェクト

インターン期間:2012年8月~2013年6月

Q.なぜ1年生、2年生という時期にインターンをやろうと思ったのですか?

簡潔に言うと、「大学生活、このままではまずいのではないか」と感じたからです。高校時代から部活に熱心に取り組んでいて、受験勉強もかなりストイックに努力してきました。入学が決まった後も、大学に向けてのモチベーションは高かったと思います。ですが、大学に入学し3か月が経った後、そこにあったのは何の目標もなくただ日々を過ごすだけの自分の姿でした。必ずしもそれが悪いとは思いませんが、小さいころから部活や受験など何かしら目標があった中で育った私には、その状態はすごく居心地が悪いもので、「このまま大学生活を終えるのはまずい気がする」となんとなく感じました。

また、大学に入学して自分の夢や将来像を聞かれることが多くなりましたが、私はいつも答えることができませんでした。そういったこともあり、将来像を描かないままに就職活動を迎えることにも不安を持っていました。そういった時に大学の授業でETIC.の長期インターンシップを知り、「なんとなく不安を抱えたまま、大学生活を過ごしたくない」「できるだけ早くこのもやもやを解決したい」と感じていたため、1年生の夏休みからインターンに挑戦してみようと決断しました。

Q.なぜ、数あるチャレンジの選択肢の中からインターンを選んだのですか?

正直に言うと、多くのチャレンジを吟味したわけではありません。「ご縁あって出会えたから」というものが大きいと思います。あえて言えば、自分の将来像を描くためにはいろいろ調べることよりも実際に働いてみることが、最も有効なのではないかと感じたこと、1年生から休学することは難しかったため、留学などよりも大学と両立することができる選択肢だと考えたこと、などがあったと思います。

 Q.インターンと学校との両立はどのようにしましたか?

私の場合、胸をはって「両立していました」とは言えません。失敗だらけでした。平日は週3日で大学の授業を詰め込み、空いた時間でインターン先の事務所で仕事をする。土日はバイトをして、空いた時間に自宅で仕事をするという日々を過ごしていたのですが、仕事に慣れないうちは寝られない日々を過ごしたり、事務所に泊まって仕事をしていたりする時期もありました。ですが、期間中は本気でインターンに取り組みたいと思っていたので、授業をできるだけ減らしたり、バイトも生きていくための最低限の量にしたりとインターンに取り組むための環境を前もって作っていたので体を壊したりせずに済んだのではないかと思います。また、仕事に慣れてきたインターンの最後の方は、自宅作業にできることは事務所に通わずに自宅でやったり、仕事量でキャパオーバーになる前に簡単な仕事を他の人に振ったりして仕事量を調整していました。私も両立がとても不安でしたが、最後には気合いでなんとかなるのではないかと今では感じています。学生のうちにキャパオーバーで疲弊していく経験をするのも悪くないと思います。

Q.インターン先を選んだ決め手、インターン先の事業内容、インターン先でどのような仕事を行ったかを教えてください。

NPO法人かものはしプロジェクトは、強制的に子どもが売られてしまう問題を解決するために活動している国際協力NGOです。事業内容としては、カンボジアで子どもを「売らせない」活動として、コミュニティーファクトリーという工房を運営し現地女性の雇用を行ったり、現地の孤児院の支援をしたりしています。子どもを「買わせない」活動としては現地の警察訓練を行っています。さらに、現在はインドでの問題解決のためにも活動しています。

私は日本事業部でカンボジアやインドで問題解決に使用される資金調達の仕事を担当していました。資金調達の中でも「マンスリーサポーター」(月々定額を寄付してくださる会員)をいかに集めるかをミッションにし、具体的には講演会の場の設定やイベント運営を行っていました。講演会ではマンスリーサポーターが獲得しやすい講演会の条件を分析し、年間100回にも上る講演会を獲得に励みました。イベントでは運営全般やマンスリーサポーター獲得のための改善を行っていました。

Q.インターンをしていて面白かったことや、やりがいを感じたことを教えて下さい。

インターンをしていて面白かったことは、「小さなPDCAを回していくこと」です。講演会も年間100回ありますし、イベントも様々な種類を月1回行っているので、マンスリーサポーターを集めるという成果のために、分析し、様々な工夫をしていくことができました。また、その地道に回していったPDCAから成果がでるととてもやりがいを感じました。具体的には、業務量が多かったり、仕事を管理する仕組みが整っていなかったので、業務改善をすべくいろいろな仕組みを作ってみて、工夫をしていった上で、最終的に一貫した仕事の仕組み化ができた時にとてもやりがいを感じました。

 Q.インターンで辛かったこと、悔しかったことは何ですか?

インターンを始めてから5か月目までは辛く、悔しいことばかりでした。仕事の仕方もわからない中、業務量に圧倒され、先ほどいったPDCAを回すどころではなく、ルーチンワークをこなしていくことすらできませんでした。「チームで」仕事をすすめていくことではなく、「自分が」仕事をばりばりこなしていくことが重要だと勘違いし、疲弊していく時期を過ごしました。そういった悲惨な状況の中、上司から「チームで仕事をすること」を教わり、全員で成果に向かうことが出来たため、最終的には乗り越えることができました。

Q.インターンを通じて得たことはなんですか?

インターンを通じて得たことは多くあるのですが、主に「自分と向き合えたこと」と「自分の将来像が少し見えてきたこと」の二点が私にとって大きいものだと思っています。インターンをすると、失敗や成功を多く繰り返すことで自分の考え方の癖や得意分野、苦手分野が明らかになってつきつけられます。最初は自分の逃げや甘えに失望しながらも、周りの協力を得ながらどのように克服していくかを考えることで自己成長につながったのではないかと思っています。また、興味のあった国際協力の分野で実際に働いてみることで、自分の関心が向くこと向かいないことを理解でき、自分の将来像が見えてきたことは今後のための大きい成果だと思っています。

 Q.インターンを1年生、2年生という早い段階で経験したことで広がった可能性や、その後の学生生活への影響はありますか?

その後の学生生活へは大いに影響があったと思っています。インターン終了後も就職活動だったり、卒業論文を書いたりすることもなく、時間があるのでインターン中に見えてきた関心分野の領域にチャレンジしていくことができます。インターン経験前よりも意識も明確で、仕事の仕方を一から覚えていくわけではないので、よりスピード感をもって吸収したいことを吸収していけるように感じます。私は特に、インターンを1年から始めることも4年から始めることも何ら変わりはないと思っていますが、「終了後にも時間がある」ということが早めに始めることの最大の武器なのではないかと思っています。

Q. インターン修了後、将来を見据えて、チャレンジしていることはなんですか?

インターンを始める前には漠然と「国際協力に関心がある、NPO等のソーシャルセクターに関心がある」と感じていたのですが、終了時には「現地に行って、自らの手で子どもたちを救いたいという現地志向はあまりなく、ソーシャルセクターの資金調達や組織基盤の強化、マーケティングの部分に関心がある」ということが分かりました。将来はそういった分野で働けるようになりたいと考えています。そこでインターン期間中につながりのあった様々な団体で勉強させていただいています。具体的には、NPO向けコンサルティング活動をしている団体、NPO向けにマーケティング研修を行っている団体の事務局として活動させていただいたり、社会企業家やNPO代表向けに行っているイノベーターを育成するためのプログラムに学生として参加させていただいたりと、様々なチャレンジをさせていただいています。

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