DRIVEインターン大学1・2年生からはじめる本気のインターンシップ

学生時代に社会へ飛び出してビジネスの現場を肌で感じられた時間は、何ものにも代えがたい大変貴重な経験でした。

櫻井美名さん

大学・学年(インターン当時):立命館アジア太平洋大学(APU)3年次を休学

インターン先:アクトインディ株式会社

インターン期間:2013年3月1日~2014年2月末

Q.なぜ休学しようと思ったのですか?

大学に慣れ始めた2年次のある日、ふと自分自身を振り返ってみました。当時の私は自宅と学校の行き来で1日の生活を終え、そんな刺激の無い日々に嫌気がさしていました。そのため、「ここで一旦将来のことをゆっくり考える時間を作ってもいいのではないか」と思うようになりました。私の大学では「休学=留学、語学研修、海外でのボランティア」が一般的ですが、過去の後悔や自信のない自分を変えられるのは「長期インターンしかないな!」と強く感じていました。インターンをすること以前に休学することを前もって決めていたので後々は行動しやすかったです。

Q.休学をすることに、迷いはありませんでしたか?

休学することに特に迷いや戸惑いはありませんでした。幸い私の通っている大学では休学費用を安く抑えることが出来るので、あとは学生時代の貴重な時間をどのように活用するか次第だなと思っていました。当時は特にこれといって熱中していることもなく、「さて、次は何をしようかな?」と次のアクションに悩んでいました。「時間がなんとかしてくれるだろう」という考え方は浅はかかもしれませんが、目的がある上での時間の投資は必ず後になって返ってくると信じていましたし、第一、行動しないと何も変わらないと感じていたので、私の中では「インターン=長期間=休学」の図式が既にイメージ出来ていました。

Q.休学をするにあたり、何がハードルになりましたか?また、それをどう克服しましたか?

ハードルと言うと大げさに聞こえるかもしれませんが、次の行動を起こすための準備として「自己分析」を行いました。そもそもこれまでどんな環境・人と関わり今の私があるのかを夜な夜なブレストしました。時間も集中力も必要となる作業なので面倒なことが苦手な私にとても大変でした。しかしこれをすることで過去の自分と現在の自分、また昔から変わらない「自分軸」、強み・改善点を見出すことが出来たのでよかったです。これはインターン先を選択する上でも将来のためにも大変役立つと思うので普段の生活の中で意識的にやっておくことをお勧めします。私の場合、休学するなら「インターンもしくは世界一周する!」と決めていたので現状の自分には一体どちらが必要なのかを最後の最後まで悩んでいました。しかし過去から現在までを一気に振り返ってみたことで自分自身と向き合い且つ、1年後にどんな自分で居たいのかまでイメージ出来たのでインターンを始めることにました。

Q.休学中のチャレンジとして、数ある選択肢の中からETIC.アントレプレナー・インターンシップ・プログラム(EIP)を選んだのですか?

私がインターン先を決めたキッカケとなったのはETIC.主催のインターンシップフェアに足を運んだことです。大学のある九州から週末を使って東京へ行くことは一般的には面倒で金銭的にも負担になることかもしれません。しかし、私は「フェアに参加するだけでも絶対に次へのキッカケになるはず」という確信があったのですぐに応募し、その勢いで東京行きの航空券も予約をしました。

Q.地域から東京に出てきてインターンをしたのはなぜですか?

実はインターンシップフェアに参加したことで私は運命的な出会いをしたのです。フェアは2日間開催され、さまざまなジャンルの会社・NPO・NGOが集結する大変濃厚なイベントです。私の場合はたまたま大学が九州にあったこと、インターン先の会社が東京にあったという、物理的問題から東京でのインターンを決意しました。場所には特にこだわることなく、尊敬できる起業家と出会えたことが私にとってはインターン先を選択する際の大きな決め手となりました。

Q.インターン先を選んだ決め手、インターン先の事業内容、インターン先でどのような仕事を行ったかを教えてください。

インターン先を選んだ決め手は代表の下元さんに一瞬で恋をしたことです。(笑)そもそもインターンを始める以前の私は自分に自信が無い割に、社会や現代人の価値観に違和感を抱いていました。例えば、何か不満があれば自分で変化を生み出すことなく他人のせいにする、自分が良ければそれで良し。そういった現代人が多いように感じていました。また便利な物が溢れ、何不自由なく生活できる現代の日本社会がより一層不平不満の塊に満ちた社会になるのでは考えると恐ろしかったのです。そんな時にフェアで運命的な出会いを果たした、アクトインディ株式会社・代表の下元さんと出会いました。彼は「次世代に価値を残す」という企業理念を熱り、私が抱えていた社会への違和感を見事に言語化し、ビジネスとして形にしていました。現在、アクトインディ株式会社は親子でお出かけする際のお出かけ場所やイベントを検索するサイト「いこーよ」を運営しています。近年、親と子供のコミュニケーションが非常に少なくなったことで子供が本当に親から愛情をもらい、肯定されて育っていない、そのために自分の原因や文句を他人や環境のせいにし、変化させようとしない若者が多い。アクトインディはここに「価値観の偏り」の原因があると考え、親子の絆、愛情の交換を促進させるプラットフォームを作り上げました。また、「いこーよ」は親子が訪れる施設の充実度を上げるためにコンサル事業も同時に行っています。そうすることで子供たちが素晴らしい価値観、自己肯定感を持って育ち、20年後30年後より良い社会にしてくれる、こうした想いを込めて「次世代」に繋がる事業を行っています。この想いに共感した私は一瞬で「この人(代表・下元さん)と一緒に働く!」と決意しました。そして1年間、親子が出かけるお出かけ先(全国の施設)の広報・PR、マーケティング担当者の方々とどうすれば更に親子が楽しめる場になるか作戦を練り、施設PRのお手伝いをしながら広告の販売をしていました。私はITも営業も全く興味・関心がありませんでしたがクライアントのメリットを考えながら働くことが出来る広告営業が自分の型にはまり、最終的に当初の営業のイメージを払拭することが出来ました。

Q.インターン期間中にやりがいを感じたこと、感動したことを教えて下さい。

1年間の長期間だったので一瞬、一瞬がたくさんのやり甲斐や感動でいっぱいでした。その中でも嬉しかったことは「施設に親子が増えた!」、「いこーよに広告を出稿して良かった!」、「櫻井さんに相談して良かった!」といったクライアントさんからの声でした。営業スキルのゼロの私は全て自己流で開拓し、これでもかと言うくらい沢山の失敗を繰り返しました。その結果、クライアントさんとのやり取りがそれまで以上にスムーズとなり、受注率も確実に伸びてゆきました。実は私はインターンを始めて2週間にして、「アクトインディでのインターンを半年間に短縮したい、私が将来したいのはプラットフォームをつくることではなく、やはり家族の顔が見られる現場なんです!」とメンタリングチーム内で爆弾発言をしました。しかし当たり前ですが社会人メンターはもちろんのこと、メンバーにも「何言ってんの? まだ何も成果出してないじゃない。ましてやインターン始めて2週間しか経過していないのに」とお叱りを頂きました・・・。しかし最終的にはインターンを始めた頃に目標としていた売上額の5倍近く受注することが出来ました。相手の事を想い、自分らしい働きかけをすれば必ず「人と人は心で繋がり合える」。営業職にはこうした見えない魅力が詰まっていました。アクトインディを卒業する頃には1社会人、1営業マンとして責任ある仕事を出来ていたこと、そこに強いやり甲斐を感じていた自分に驚きました。

Q.インターン期間中で辛かったこと、悔しかったことを教えて下さい。

インターンを開始してから3か月が過ぎてなかなか成果(営業の売上)が見えず、一方の同期インターン生が売り上げを出し始め、社内の評価が上がり始めた時期が1番キツかったです。そういった社内の期待値が私にとってプレッシャーとなり、自ら他の人たちと距離感を作ってしまい、上手くコミュニケーションが取れない状況を作り上げてしまいました。もともと他人の評価や意見を気にしてしまうタイプだったのでこの殻を破るのに苦労しました。1番辛い時期は夢の中で上司に怒鳴られ、孤独と戦っている場面ばかりを見ていました。しかし最終的にはコツコツと積み上げてきた努力が功を制し、営業成績を出せるようになり周りからの信頼度が上がり、自分らしい働き方が出来るようになりました。この時期の苦労は多分、一生忘れないと思います。

Q.学校との両立ではなく、休学して臨んだからこそ、よかったことはなんですか?

とにかく毎日を必死に生きていた。どうすれば会社やクライアントに貢献できるかを24時間考え続け、それを実行する。その繰り返しが出来るのはやはりフルコミット出来る環境(時間)が整っていたからだと思います。

Q.ETICを通じてインターンをしている他のインターン先の同期の仲間や、挑戦を支えてくれたOBOGのメンターはどういう存在ですか

ETIC.アントレプレナー・インターンシップ・プログラム(EIP)では月に1度、グループで集まり進行状況をシェアする場があります。メンタリングがあったお陰で月に1度、必ず自ら振り返る必要があり、何よりも現状の自分がどんな壁にぶち当たっているのか、どうすればそれを乗り越えることが出来るのかを真剣に話せる機会でもありました。社外で仕事に関して本気で語れる場があるのは私にとって本当に心の支えでした。また1グループに1名の社会人メンターの方が加わり、メンタリングの度に爆弾発言をする私に喝を入れて頂いていました。私にとってグループメンバーは「食卓を囲む家族」のような存在であり、今の私を育て上げてくれた最高の仲間たちです。

Q.EIPのカリキュラム(研修合宿・メンタリング・講座)はあなたの成長にどんな影響を与えましたか?

上の質問でも述べましたが、1年間の心の支えでした。不思議なことに合宿やメンタリングのタイミングは何かしらの壁にぶち当たり、落ち込んでいる時でした。もちろんそんな状況で同期やメンターの人たちに会いたくないですし、自分の弱さを見せたくないなと毎回思っていました。しかし、ここで自分と向き合うことから逃げるのではなく、その状況を変えるにはどんなアクションを起こせばよいのか、何がボトルネックになっているのかを考える貴重な時間が合宿やメンタリングの強さなのです。また、それを習慣づけることで合宿やメンタリング以外の場でも活用でき、自ら問題解決の糸口を見つけることが出来るようになりました。これぞ、EIPカリキュラムの威力なのだなと毎回感じていました!(笑)

Q.EIPに参加する前と修了後の自分を比較したときに、変わったこと、成長したと思うことは、どんなところですか?またEIPの経験は、あなたの将来ビジョンや仕事観にどんな影響を与えましたか?

インターンを開始する以前は「働く=強制的=生活のため 」というイメージが強かったです。しかし長期間のインターンを通して、自らアクションを繰り返し、失敗しては改善点を加えたことでマイナスのイメージを払拭することが出来ました。そして沢山の社会人の方々と肩を並べて働いき、どんな環境であろうとも屈することのない度胸を身に付けられました。

Q.休学を考えている人にメッセージをお願いします。

私はこの1年を休学し、インターンに費やしたことに全く後悔していません。むしろ大学の友人たちがしていた留学や海外ボランティア等でなく、インターンを選択して良かったなと感じています。学生時代に社会へと飛び出してビジネスの現場を肌で感じられた時間は他の何にもかえることの出来ない大変貴重な経験でした。また学生時代に尊敬できる社会人、目標とする人たちに巡り合えたことは今後の人生に更なる影響を与えてくれます。休学する目的は人それぞれ異なると思いますが、まずはゆっくりと自分自身と向き合い、休学が終わる頃にどんな自分になっていたいのかをイメージしてみてください。

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