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会計事務所、事業再生コンサルタント、独立を経てサムライインキュベートへ転職した理由 by 公認会計士・玉木諒さん

2013.12.19 606view 

シード・アーリーステージのベンチャー企業を、経営・マーケティング・営業・人事戦略などの側面から現場で実践的に支援する、ベンチャーインキュベーションカンパニー・株式会社サムライインキュベート。事業拡大に向けて将来のCFO候補をDRIVEで募集し、2013年6月に参画したのが、公認会計士の資格を持つ玉木諒さん(31)でした。玉木さんに、転職の経緯やベンチャーで働いてみての感想を伺いました!(採用者側だった池上隼人さんのインタビューはこちら)

会計事務所、事業再生コンサル、独立を経てサムライインキュベートへ

岸:まず、今の仕事内容について教えてください。

玉木:CFO候補ということで採用いただいたんですけど、サムライインキュベート全般の経理、バックオフィス、子会社の社内の体制をどうするかや、資金繰りまわりのことをまずはやっています。あと、うちの会社は投資業務をやっているので、投資先の会社のファイナンス周りのサポートや、新規の資金調達時のサポートなど、投資先のCFO的な役割も担っています。他は、持っている株式を売買するときに売り方の相談に乗るなどのファンドのエグジットや、外部の組織と提携した投資と融資を組み合わせた創業支援や、東京都と連携してのインキュベーション事業も担当しています。

岸:ずいぶん幅広いことに取り組まれていますね。玉木さんは、サムライインキュベートに入るまではどういったことをやってらっしゃったんですか。

玉木:僕は、大学在学中に公認会計士の資格を取ったんです。最初は大手の会計士事務所に勤めていて、そのあとは事業再生をやっているコンサル会社に転職して、別の会社をもう1社経験しました。そのあとはしばらくフリーで新しく会社を立ち上げる人の支援をしていて、その分野でサムライインキュベートは目立つ存在だったので、前から存在は知っていました。今回は、DRIVEで募集しているのをFacebookで友人のシェアで見かけて、「ついに募集するんだなあ」と思ったんですが、最初は応募する気はなかったんです。

岸:そうなんですね。フリーでの働き方も自分にあっていたという感じでしょうか。

玉木:フリーをやってきて、このままやっていける感じはあったんです。ですがその一方で、個人でやっていると仕事の広がりがなく、あまり大きな仕事はできないので、このままずっとやるのもどうなんだろうという気持ちも自分の中にありました。あと、自分がサラリーマンが嫌で独立したにも関わらず、ちょっと働き方がサラリーマンっぽくなっていると感じていたんですね。自分にとってあまりポジティブではなくても、生活を成り立たせるためにお金になる仕事を取らざるをえないという時期があり、したくない仕事もそれなりにやらないといけませんでした。

サムライインキュベートでしかできない仕事だから、転職を決めた

岸:そういった問題意識があって、今回の応募につながったんですね。

玉木:そうですね。もう一度考え直してみて、また会社に所属してやってみるのもありかなと、応募しました。個人でするか組織に所属するかは関係なく、チャレンジングなことができる環境に身を置きたいなと思ったんですよね。

岸:転職にあたって譲れない条件などはありましたか?

玉木:再就職にあたっては、正直、仕事の内容が他の会社でもできるようなことだったら入ろうとは思いませんでした。やっぱり、サムライインキュベートはやっていることが独特だと思うんですよ。「同じようなことをやってる会社はありますか?」っていわれたら、ないと思います。スタートアップの支援という分野の中でも最先端に取り組んでいる組織だと思うので、そこですね。他の会社も探して条件を比較して決めたという訳ではありません。

岸:玉木さんにとって、やりたいこととピンポイントで合致したんですね。DRIVEの募集要項で参考になった情報はありますか?

玉木:「入社後にこういう働き方をしてもらいます」ということが書かれた場所があって、それはよかったです。だいたい、企業の募集要項ってテンプレート的な内容しか載ってなくて、特徴などがわからないので。あと、結構DRIVEに載っている企業や団体は、エッジの立っていて、他には絶対出ないようなところだなと思ったんですよね。サムライインキュベートの募集を見た後に、他にどういうところが載っているのかをチェックしたんです。そうしたら、アショカ財団などものっていて、こういったところも載せているんだなって、改めて思いました。

岸:なかなか普通の募集要項だけだと魅力的には見せられないので、わりとウェットな情報もDRIVEでは載せています。なぜそれをやるのかという問題意識や、こういうアプローチで解決していくという部分や、その取り組みにしかないオンリーワンの部分を伝えていきたいんです。

待遇や経済的なリスクだけを考慮したキャリア選びは危険

岸:実際転職してみて、ベンチャーで働くってどんな感じですか。

玉木:来週何をしているかが読めないですね。笑 難しいところでもあるんですけど、やっていてすごく楽しいし面白いです。関わる人が変というか、普通にしていたら関わらないような人たちなので、そこからもらう刺激は大きいですね。

岸:今までやってきたことや経験は、いかされていますか?

玉木:今まで積み重ねてきたベースは、サムライインキュベートで活かせているかなと思います。ただ、前職の会社にいたときは何かわからないことがあれば上司に聞けたんですけど、ここはベンチャーなので、自分で全部やらないといけないんです。専門性が高ければ高いほどそうなので、難しいですけど、自分でやりきらなきゃいけないプレッシャーを楽しめるなと思っています。

岸:玉木さんにとって、志を持って働くとはどういう事ですか?

玉木:少し大きい話になってしまうんですけど、何のために生きているかということになるんじゃないかなと思っています。安定的に収入を得るためというのもありだとは思うんですけど、一生で自分が働ける期間って、せいぜい20年、長くて30年くらいです。その短い期間の中で、自分も志を持って、志を持っている仲間と一緒に働くということは、後々大きな財産になると思うんです。そういう働き方の良さは、お金のように簡単に伝えられるものではないんですけどね。

岸:最後にDRIVEをみている転職者のみなさんへアドバイス・メッセージをお願いします。

玉木:待遇面だけをみると、ベンチャーやNPOに転職することは結構リスクだと思うんですよ。でも、逆にリスクだけを見て今後のキャリアを考えるのって、すごく危険だなと思います。何を経験して何を蓄積できるかというのは、自分のキャリアをつくっていく上で大事なことなので、いったん常識やまわりからどう言われるかという視点をはずして、まず飛び込んでみることで、新しい世界が待っているのかなと思います。

株式会社サムライインキュベート/玉木 諒

1982年東京生まれ。公認会計士試験合格後、あらた監査法人にて国内上場企業、外資系企業の法定監査・アドバイザリー業務に携わる。以後、事業再生・M&Aコンサルティング業務に従事したのち独立開業。2013年よりサムライインキュベートに参画。60社を超える投資先の財務管理や資金調達、資本政策立案などCFO業務を担当。 京都大学文学部卒。

NPO法人ETIC. 聞き手/岸 周平

1976年生まれ。千葉育ち。ETIC. インターンOB(Entrepreneur Internship Program)、株式会社VOYAGE GROUP初期メンバー、株式会社jig.jp創業メンバー、現取締役。現在はベンチャー求人情報「DRIVE」編集他。興味は世界一周。

この記事を書いたユーザー

田村 真菜

田村 真菜

フリーランス/1988年生まれ、国際基督教大学卒。12歳まで義務教育を受けずに育ち、野宿での日本一周等を経験。311後にNPO法人ETIC.に参画し、「みちのく仕事」「DRIVE」の立ち上げや事務局を担当。2015年より独立、現在は狩猟・農山漁村関連のプロマネ兼ボディセラピスト。趣味は、鹿の解体や狩猟と、霊性・シャーマニズムの探究および実践。

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