法人の新しい拠点で、精神・発達障害のある人が地域の中で表現活動を行い、居場所となるプロジェクトを一緒に行うスタッフを募集します。
長野県上田市で障害のある人の居場所と社会をアートでつなぐ現場スタッフ募集
リベルテは2013年に長野県上田市で、障害のある人とともに「何気ない自由」を尊重し合える社会や関係づくりを目指して設立しました。
合わせて、障害総合支援法に基づく就労継続支援B型・生活介護の多機能型事業の「スタジオライト」を開設。
自宅や自室以外の居場所的な場づくりを目指して取り組んできました。
現在、精神障害や発達障害のある人が多く通う通所の福祉施設「スタジオライト」では、表現活動やキッチンカーによる移動販売を行っています。
今回、上田市内に新しい拠点として「roji(ろじ)」を新しく設置を目指しています。
相談支援事業とセットで、長期の引きこもり状態にある人や退院直後の精神・発達障害のある人の社会参加の場づくりをサービスを運用しながらつくりたいと考えています。
今回、その拠点を開設から担当を担ってもらうスタッフを募集します。
●仕事内容
担当する「roji」開設・立ち上げ・現場業務全般
・障害のあるメンバーの表現活動や居場所づくりである福祉業務・日常活動全
・本人や家族、関係者との相談・援助事業全般
・各種講座・イベントの準備・開催
・行政関係機関との連携・調整業務
・事業に関わる事務作業全般
募集要項
テーマ | アート・スポーツ福祉・社会的包摂 |
---|---|
職種 | 企画・商品開発・クリエイティブ保育・介護 |
雇用形態 | 契約社員 |
組織形態 | NPO・NGO |
その他のキーワード | 社員・職員数10-49名 |
期待する成果 | リベルテのメンバーやスタッフと、取り組みについて話し合い、一緒に取り組んでくれることを期待しています。 拠点の新規開設という法人のチャレンジでもあります。 法人の理念や取り組みを理解し、柔軟な態度で業務にあたり主体性をもって、障害のある人の居場所が地域の中に増やす取り組みづくりを期待します。 |
対象人材像 | 新設する拠点の事業所を担当することになります。 小さな法人ですので、決められた役割分担だけではなく、様々な仕事や地域活動を当番で行ってもらうこともあります。 またチームで取り組むことを大事にしています。 職務に自己実現を反映するだけではなく、リベルテの理念や目指す取り組みを障害のあるメンバーやスタッフと作り上げていくことを大事する人を求めています。 ・なんでもやってみようと、主体性とガッツのある人。 ・連絡や打ち合わせなどコミュニケーションしながら仕事を進められる人。 ・文化芸術と社会的な取り組みに興味がある人。 ・不安や疑問を、おもいこみや批判にする前に言葉にして相談や確認のできる人。 |
応募資格 | 普通免許(AT限定可) WordやExcel、日常的にパソコンをつかったメールやSNS等について慣れている方。 ※以下の資格を持っている方は申込み時、お知らせください。 サービス管理責任者 相談支援専門員 社会福祉士 精神福祉士 介護福祉士 |
活動場所 | 長野県上田市中央4丁目7-23(研修期間中) 最寄駅:上田駅から徒歩20分、千曲バス房山停留所から徒歩3分 交通:上田・菅平ICから車で10分 |
勤務時間 | 8:30〜17:15(休憩45分) 週1〜2回残業(1〜2時間程度)有り |
就業期間 | 随時〜2021年3月末(更新の予定あり) |
給与 | 月給18万〜21万円(諸手当含む) ※2021年3月15日まで研修期間のため、それ以降の給与設定。 |
福利厚生 | 社会保険(雇用・労災・健康・厚生年金) 資格手当(リベルテの事業に該当する資格のみ) 処遇改善手当 交通費支給(公共交通機関利用の場合、月1万円まで) 住宅手当(本人による契約に限り、1.5万まで) 賞与年2〜3回(6月、12月、3月) |
給与以外の報酬 | 「障害」がネガティブな印象を持たれる社会で、障害のある人たちと街の中でアートや場づくりを通じて、居場所やその人らしく行きれる空間や、人間関係をつくっていく仕事をチームと一緒に担っていただきます。 アートやNPOの活動など、リベルテが必要と考えている研修や出張に参加し、また興味のある分野についての自発的な参加なども相談をいただければ検討します。 子育て中やご家族の介護を行っている方などについては、急な休日や勤務についての相談は、できるだけ柔軟に対応したいと考えています。 長野県上田市は30〜40代の起業家や個人事業主などが増え、まちづくりが盛んな地域で多種多様な人との関係や交流が広げることもできると思います。 |
休日・休暇 | 定休日:日・月曜日、夏季(8/12〜15)、年末年始(12/29〜1/3) 有給休暇:入職から6ヶ月経過後、勤務日数に応じた日数。初年度最大10日) イベントが日・月曜日にかかる場合は、振替。 |
職場の雰囲気 | スタッフが業務やコミュニケーションの部分でも安心して働けるよう責任者として、チームの話はよく聴きたいと考えています。 難点としては、責任者(ぼく)が一番、「話がわかりづらい」と言われていることです。 イベント前後には残業もありますが、チームで助け合いながら取り組む職場を目指しています。 |
入社後1ヶ月のイメージ | 実際に福祉施設で利用されるメンバーやスタッフと交流し、知り合いながら現場に入っていただきます。 新設する拠点の開設設置準備も打ち合わせも随時行っていきます。 他、文化事業の企画についてお手伝いいただくこともあります。 |
応募にあたっての質問 | リベルテのスタッフとしての応募に興味をもった理由を教えてください。 ケアやアートについてご自身の考えや経験などあれば合わせて教えてください。 過去の経験や福祉に関わらず実務で担ってきた仕事などあれば一緒に教えてください。 |
選考プロセス | ■書類選考 ■社内見学・面接(リベルテに来たことがある人は見学はなく面談) ■職場体験・3日〜1週間 ■採用(試用期間1〜3ヶ月あり。採用時期によって異なる。) |
その他 | 採用が決まり次第、早期に締め切る場合もあります。 ご了承下さい。 |
この仕事のやりがい
障害の福祉の仕事は、障害や疾患などの日々の生きづらさや困難さに立ち会いながら、その人がどうこの社会や世界で生きてきたかに出会うことが多いです。
福祉施設に通っていたり生活している人は、「障害者」や「高齢者」と一括できることはなく、一人ひとりに名前があり個性がありそして障害や病気と生きてきた人生があります。
その中でどう日々を暮らし生活してきたか、その人がいつの間にか試みてきた「工夫」を知ることで、「支援者」でもある自分自身が人知れず抱えてきた葛藤やルサンチマンから開放されるような経験をすることがあります。
ケアを通じ、障害のあるメンバーや私たちの言葉や体験を通し、お互いの表現や時間を共有する機会も多いのが、この仕事の面白いところだとぼくは考えています。
その日どんなことをしたら楽にすごせるのか、楽しく作業や表現ができるのか、そんな視点でスタッフは日々の仕事に取り組んでいます。
その日々のちょっとした工夫の連続が、地域や社会に広がっていく機会をアートイベントや展示会でつくれたらいいなと考えています。
リベルテは小さな法人です。
仕事も組織や体系立てられた整然とした業務分担とは、なかなかそうもいきません。
9年目を迎える事業ですが、「安定」した年は初年度からありません。
毎年大小のチャレンジは続きます。
精神障害や発達障害のある人の居場所を増やすや、役割や参加できる場はまだまだ足りません。
それは「場」が足りないだけでなく、そうした雑然とした地域の課題と障害のある人一人ひとりをつなげるケアを担う人材もまだまだ少ないのだと思います。
障害のあるメンバーとともに、生活や仕事、街の中でのプロジェクトと、多岐にわたる業務に対して腰を据えチームと一緒に支え、リベルテの成長を目指してくれる人材を募集します。
私たちのビジョンとミッション
街を歩くその先々で眺める風景や、ふと手にとったペンで描く線や形、または自分の何気なく選んだ今日の服装も、大切な個性や自己決定であり自由です。
わたしたちリベルテは障害のある人たちとともに、そんな「何気ない自由」や「権利」を尊重していける社会や人、関係づくりを行っていきます。
代表者メッセージ
代表理事/武捨 和貴(むしゃ かずたか)
福祉の仕事は人の弱さに関わる仕事です。
同時に障害や弱さが、人の気持ちを動かしたり、表現を生み出したりする「起点」なるとぼくは考えています。
一方で文化も、何か困難に出会った人が乗り越えよう、よりよくしようと起こした行動や積み重なられた知識が、人の生活を支えたり、社会を変えたりします。
それが情報として伝達され、記録に残されることで、土地や時間を超えて広がっていきます。
文化も障害も、「個人的なこと」が人との関係し合い、社会化し「表現」されます。
そして、どちらも「弱さ」や「障害」を社会に問いかけていくことがとても大切になります。
「わたし」から、路へ、街へ。
人からはじまり地域の中でリベルテの取り組みを編み物の波のように拡げていきたいです。
[プロフィール]
1982年生まれ。長野県上田市出身。弟と亡祖父が精神障害当事者。京都で私立の芸術大学に2年通い、その後通信制の大学に編入し卒業。地元のギャラリーでたまたま飾られていた障害のある人の作品に出会い、その作者が通っていた福祉施設「風の工房」に就職。障害のある人たちのケアとアートを担当。2013年に退職し、NPO法人リベルテを立ち上げる。同法人の福祉事業スタジオライト施設長、文化事業は企画を担当。妻と2子、猫の4人と1匹暮らし。
noteの記事 https://note.com/lbrt_mshkztk
企業・団体概要
設立:2013年4月11日
代表者名:武捨 和貴(むしゃ かずたか)
従業員数:15
売上高:34,908千円
事業内容:
■福祉事業
「スタジライト(障害福祉サービス多機能型事業所)」
・就労継続支援B型
・生活介護
「roji」
・相談支援事業
・スタジオライト分室(準備計画中)
■文化事業
*柳町新緑祭りグッドアートミーツ街道2014(2014年度事業)
*第1期 福祉のデザインとアートで考える障がいのある人の「しごと」を考える事業(2015年度事業)
*第2期 福祉のデザインとアートで考える障がいのある人の「しごと」を考える事業(2016年度事業)
*第3期 福祉のデザインとアートで考える障がいのある人の「しごと」を考える事業(2017年度事業)
*リベルテアーツカレッジ2018(2018年度事業)
*リベルテアーツカレッジ2019(2019年度事業)
*アートイベントちくわがうらがえる(2020年度事業)
業種:障害福祉、文化事業
住所:長野県上田市中央4丁目7-23