10代向けユースセンターの支援員を募集しています!
▼ユースセンターとは?
10代の子どもたちの多くは家と学校の往復ですが、それらに息苦しさを感じているときに利用できる場はあまり多くありません。中には虐待や深刻ないじめなどによって、家と学校以外に逃げ場、安心できる場が日常的に必要なケースもあります。
日本の子どもに対する公的な支援が十分でない中で、児童相談所や警察が動くほどの案件ではないけれども、
子どもの心身の発達の影響から、そのまま家と学校の往復でよいのかと思えるケースに出会うことは度々あります。
本来当たり前に保障されるべき子どもたちの安心の場を保障していくことが、本センターが目指していることです。
思春期で繊細な年ごろでもある10代ですので、交流や勉強など目的意識をもって参加する場ではなく、
ひとりで目的がなくても安心して利用できる「静的な居場所」が本センターの目指すコンセプトです。
▼支援員の仕事は?
センターを利用する子どもたちの多くは、家と学校以外に安心して一人になれる場があることが大きな変化につながると考えていますが、中には深刻な虐待やいじめなど、一歩踏み込んだサポートが必要なケースも生じる可能性があります。
支援員の仕事は、学校でのSSW、病院でのFSWのように、
子どもたちの日常を支えるスタッフというよりは、一歩踏み込んだサポートが必要な子どもたちに寄り添い、
子どもたちの悩みが軽くなるためのサポートをしていただきます。
詳しい内容は募集要項をご確認ください。
募集要項
テーマ | 子ども・教育福祉・社会的包摂 |
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職種 | プログラムコーディネート |
雇用形態 | 契約社員 |
組織形態 | NPO・NGO |
その他のキーワード | 社員・職員数10-49名 |
期待する成果 | ・子どもたち一人ひとりに寄り添い、言いづらい悩みも含めて主訴に気づく ・子どもたちの抱えている課題を適切にアセスメントする ・ケース会議やスーパーバイザーなどに適切に相談し、一人で悩みを抱えずに課題解決を行う ・他機関に接続、つないだり、つないだ後も、子どもたちの悩みが解決・軽くなっているか見守り、できることを継続して行う |
対象人材像 | ①オープン準備期間から関わっていただきたいので、2020年12月〜2021年4月に勤務開始できる方 ②3keysの事業内容、理念、大切にしていること等に共感する方 https://3keys.jp/about/philosophy/ |
応募資格 | A,B,Cのいずれかの方 A:児童相談所または子ども家庭支援センターの勤務経験のある方 B:社会的養護関連施設や学校、病院などでソーシャルワーク経験がある方(FWS、MSW、SSWなど) C: 臨床心理士・公認心理師のいずれかの資格を持ち、子どもの現場で経験がある方 |
活動場所 | ・センターオープン準備中は東西線 神楽坂駅徒歩4分ほどの現事務所です ・オープン後は丸の内線 新宿御苑前駅から徒歩1分ほどのところです ※通勤は公共交通機関をご利用ください。 |
勤務時間 | 月〜日曜日の8:00-22:00の内 週3〜5日の6時間〜 |
就業期間 | 契約形態により相談させていただきます。 |
給与 | 雇用形態: 正社員, 契約社員, 業務委託 給与: 時給2,000円 - 3,500円 *就業時間などをお打ち合わせの上、正社員・契約社員・業務委託の契約形態をご相談させていただきます。 |
福利厚生 | 就業形態により社会保険適用 通勤手当月額上限20,000円支給 育休・産休実績あり |
給与以外の報酬 | 本センターは既存の子どもの支援の枠組みではどうしてもカバーできない部分を補うために立ち上げることになりました。 公的支援では限界を感じていた方にとっては、新しいチャレンジの場になると感じています。 |
休日・休暇 | ひとりひとりシフト制を予定しています。 現段階で水木はセンター閉館を予定していますが、シフトについてはご相談させてください。 週に2日連続の休みは設定できるように考えています。 |
職場の雰囲気 | 子どもたちに寄り添う仕事なため、緊張感は常に抜けないですが、スタッフは穏やかなメンバーが多くなっています。 大学生アルバイトや、業務委託、プロボノスタッフなど、多様なメンバーで活動しております。 2次面接・面談は事務所で行いますので、是非ご自身でも雰囲気を確かめてみてください。 |
応募にあたっての質問 | 1. これまでの職歴 2. 所持している資格等 |
選考プロセス | ・履歴書、職務経歴書を添付していただきご応募ください ・選考ステップは次の通りです DRIVEのフォームにて応募 ↓ 履歴書提出 ↓ 1次面接(オンライン) ↓ 2次面談・条件提示(事務所) ↓ 採用 ※それぞれの選考プレセスは1週間程度を予定しています。 |
この仕事のやりがい
近年子どもたちが接する大人は親か先生などと非常に限られており
頼れる大人が身近にいないケースが増えています。
さらに虐待や貧困などの環境で育つ場合は状況は特に深刻です。
今回募集している業務はそういった子どもたちに寄り添い、
子どもたちが一人で抱えている悩みを一緒に解決していくとても重要な業務です。
子どもたちはこれまで深く傷ついていたり、簡単には大人や他人に心を開くことができないかもしれません。そういった子どもたちの気持ちに寄り添える方と一緒に働けたらと思っております。
私たちのビジョンとミッション
NPO法人3keysは、生まれ育った環境によらず、すべての子どもたちが安心・安全に暮らせる社会を目指して、子どもたちの権利保障、社会保障活動を行っています。
特に、虐待や貧困、それらによる地域からの孤立などで、頼れる親や大人が周りにいない子どもたちを対象に支援を行っています。
代表者メッセージ
代表理事/森山誉恵
地域社会がなくなり、子どもたちのことを当たり前のように見守り、親に協力して子どもたちに愛情や教育を提供する大人は圧倒的に少なくなってきました。しかし、子どもたちが必要とする愛情や教育レベルは変わっていません。それどころか、自立に必要なスキル、経験は以前よりも高度になっています。
貧困や虐待のもとにいる子どもたちは、営利のサービスも利用ができず、頼れる人もいなく、様々な社会資源から孤立し、貧困の負の連鎖から抜け出しづらい現状にあります。
社会資源から孤立している子どもたちと社会を繋ぐ、大切な役目を3keysは持っています。ぜひ少しでもたくさんの子どもたちが大人や社会を信じ、自分や未来に希望を持てるよう、お力添えをいただけたら嬉しいです。
[プロフィール]
認定NPO法人3keysの専従職員兼代表理事。
大学では法学部政治学科を専攻。
大学時代に児童養護施設でのボランティアをしたことをきっかけに2009年大学在学中に3keysを設立。
以降10年以上子どもに必要な様々な支援を作ってまいりました。
現代ビジネスで「いつか親になるために」を連載中。http://gendai.ismedia.jp/category/takaem
全国子どもの貧困・教育支援団体協議会 幹事
東京都「共助社会づくり検討会」委員
2011年社会貢献者表彰 2016年人間力大賞受賞
企業・団体概要
設立:2011年5月30日
代表者名:森山誉恵
従業員数:15
事業内容:
主な内容は以下の3点になっています。
① 学習支援事業: 虐待や育児放棄などで児童養護施設等に保護された子どもたちへの学習ボランティアの派遣や放課後教室の運営をしています。また家庭にいながら経済的な問題や家庭の事情で孤立しやすい15歳以上の子どもたちが無料で学習できる教室運営(中退予防・高卒認定など)も行っています。個人情報保護を徹底した募集体制、虐待や育児放棄の現状についての研修、面接・面談によるマッチングシステム、個別指導の徹底化などによって、虐待等のトラウマで対人関係が苦手だったり、自尊感情や学習意欲の低い子どもたちでも学習を続けやすい工夫をしています。
② 子どもの権利保障推進事業: 適切な支援団体を子どもたちだけでも検索・相談できる検索サイト「Mex(ミークス)」を運営しています。(https://me-x.jp) 。身近に相談できる人がいない子どもたちはインターネットや携帯を頼りにしていることが多いため、主にオンライン上からのアウトリーチを大切にしています。
③ 啓発活動事業: 地域からも孤立しやすい子どもたちの現状はなかなか目に見えず、実感もしづらい現状があります。活動の中で見えてきた子どもたちの現状を社会全体に知ってもらうために、連続セミナー開催や、行政機関・学校等への研修・講演等を行っています。(現在はコロナウィルスの影響で3keys主催のオフラインでのセミナー等は実施しておりません)
地域で貧困家庭等を対象とした学習支援事業や、地域で子どもや親を見守る子ども食堂等の活動は広がっていますが、虐待で施設などに保護された子どもたちや、親にすら頼れず、地域からも孤立した子どもたちを対象とした支援はまだまだ担い手が不足しています。私たちは弁護士や、他の専門機関とも連携しながら、親からも地域からも孤立しやすい子どもたちの支援を行っています。
WEB:https://3keys.jp
住所:東京都 新宿区矢来町98-1 スキップビル2F