Qの細道#3 勝山航陽さん 『自分の軸を持つということ』
2018.01.26
Qちゃん
- 休学をしていろんな活動をする面白い学生をもっと探ってみよう!
今回の学生はどんな人かな〜。
勝山航陽(かつやま こうよう)さん
・国際基督教大学4年
・4年生4月より休学
・Beyond School副代表
Q1.休学して何しているの?
----団体 Beyond Schoolの立ち上げと長期インターン〜Beyond Schoolとは〜 留学・キャリア・探求の3テーマを中心に大学生や社会人を全国の教育現場に派遣しワークショップを開催。 『次世代を担う若者が、自らの可能性を拓く社会を実現する』というビジョンのもと、若者が多様な選択肢に出会い、自分の意思を育む場を提供する教育事業を手掛ける。 引用:Beyond School パンフレット『Beyond School ー君の人生にワクワクをー』より
勝山さん
- 当時は4人で立ち上げましたが、今はコアメンバーは20人
メンバーにはトビタテ生が多く、全国には300人くらいいます。
Qちゃん
- わわ、マンモス団体じゃないですか、、すごい。近い年の人がキャリア教育に着眼しているんだな…
1.2年の頃から計画していたんですか??
勝山さん
- いえ、もともと教育に興味があって、母校への愛が強く、教師になろうと考えていました。
なので大学で教職課程を履修していましたが、周りの学生が「あくまで保険」みたいな形でとっていたのが衝撃でした。でも、僕も少なからず心当たりがあって。
Qちゃん
- 心あたりとは?
勝山さん
- 何になりたいか聞かれて、教師と答えると、周りから好感を持たれる。
それが居心地が良かった自分に気づいて、私も周りと同じだなって。このままでいいのかすごく疑問がわきました。
Qちゃん
- なるほど、でも自分の正直な部分を気づけているってすごいことだなと。
勝山さん
- 本当に教育を志すならと思い、2年の夏に教職課程を離れました。そしてキャリア教育の分野で活動していたら、たまたま留学中にトビタテ生のBeyond Schoolの立ち上げメンバー1人に出会いました。そこから話は進み最初は4人でBeyond School立ち上げたっていう経緯があります。そして今は活動に奔走している状況です。
Qちゃん
- ここまで大きくさせたって本当にすごいことだと思うんですけど、、教職からキャリア教育への変更も大きな決断ですよね。勝山さんの心境にどう言う変化があったんですか?
勝山さん
- 高校の時から、教師になれば生きていけるだろと思っていました。なりたかったし、安定志向なもので…
その一方で考え方が人から浮いているという認識があり、自分を抑えていた時期が高校時代にはありました。でも大学に入ると、自分の周りの面白い人達に影響されて、僕自身の本性みたいなものがようやくわかるようになりました。
ということで僕の安定志向ってちょっと違って、『いつも乗り越えなきゃいけない壁があること』僕の安定なんですよね。乗り越えなければいけない壁がないと落ち着かない。
Qちゃん
- え〜〜〜〜と??ド Mという認識で大丈夫ですかね??
意識高いって周りから言われませんか?
勝山さん
- 言われます〜
Qちゃん
- 嫌だと思いますか?
勝山さん
- 全然!
むしろ褒め言葉として受け取っています。間に受けてたらやりたいことできないので。というより僕の周りも意識高いやつばかりなので。
今でも忘れないのが、1年生の終わり。当時寮暮らしをしていたのですが、寮生は皆、ドM集団。話していた時の友人の発言「壁を欲してる」って言ったんです。自分もどこかそういう節があって、でもそんな人周りにはいないだろうとマイナスに捉えていたんですけど。その言葉を聞いて解放された気分でした。すごく嬉しかった。
Qちゃん
- 自分に良い影響をあたえてくれる周りの環境か…素敵〜〜
Q2.どういう人になりたいの?
----『失敗』を含め、なんでも伝えられる人
Qちゃん
- お話を聞いていて、勝山さんがBeyond Schoolにかける思いの強さがガンガンに伝わってくるのですが、勝山さん自身はどういう人になりたいのかなと思って。
私はここが明確がじゃないから、ぜひ教えていただきたいです!
勝山さん
- 僕もBeyondに関わるまでは、悶々としていました。
周りの友人は自分のやりたいことに夢中でキラキラにしているように見えたのに、自分はなくて。
でもBeyond Schoolと関わったことで、僕が絶対に心掛けたいなと思うことは、『いっぱい失敗できる人間でありたい』ということ。取り組みの中での成功体験やそれまでの努力したこと、これらをただ単純に伝えることって簡単で誰でもできることだと思います。でも僕はより説得性をもって伝えたい。高校生と話す時、「先輩」として話すことが多いので。
Qちゃん
- ということで「失敗」を?
勝山さん
- そうなんです。僕のが失敗談から自分んなりに学びとってもらいなって。
成功体験ももちろん参考になりますが、「それはこの人だからできたんだろな」って僕だったら思ってしまうんですよね。
でも、失敗って、親近感持ってもらえるんですよ。こうするから失敗なんだ、じゃあ失敗を成功に生かすために私はこうやってみよう。って考えやすい。だからこそ失敗を伝えていきたい。自分が高校生の時、失敗の話を聞かせてくれる人がいたら、なんか違ったかもなと思うので。
Q:勝山さんにとって休学って何?
----あくまで手段。学生のうちでしかできないことをする。
Qちゃん
- 休学ってこれまでいろんな方にお話を聞く中であくまで手段でしかないことを感じていて。休学についてどう感じていますか?
勝山さん
- 僕も休学が手段でしかないと思います。休学って身近になってきたと思う。それが顕著に表れているのは大学の休学費が抑えられてきたこと。うちの大学も年間30万だったのが、9万になった。
ただ僕は手段だからこそ、目的もった休学じゃないと意味がないと思います。きちんとビジョンがあって、学生のうちしかできないと思うのであれば。
Qちゃん
- 学生のうちじゃないとできないことってなんだと思いますか?
勝山さん
- 僕の場合で言えば、就活をしながらの団体の立ち上げもできるとは思います。でも自分のキャパシティのことを考えた時に、最悪どっちもダメになってしまうのは、したいこともできないし、まず後悔しそうで。
でも学生は社会に出る前に、自分のやりたいことに正直になれる期間だと思います。
Qちゃん
- なるほど、あ、でも他にインターンもされているんですよね?
勝山さん
- ITベンチャーのインターンです。営業の知識を身につけたくて。
Qちゃん
- そこではなにを学んでいるんですか?組織作りを学んだりとか...?
勝山さん
- いや、そこの発信している記事が面白くて。いろいろな分野と関わっているので、いろんな刺激があるだろうなと。教育のプロフェッショナルになるよりも、Beyond Schoolでいろんなことを伝えられるようになりたいので。
Qちゃん
- 全てがBeyond Schoolに繋がっている…!
Q3.今後はどう動くの?
---beyond運営と就活、就職
勝山さん
- 就活はします。実際に今もしています。
Qちゃん
- Beyond Schoolはどうなるんですか?
勝山さん
- Beyond Schoolという組織は今のところ、僕の人生の軸です。
その上で、就活が必要だと思いました。今僕がやっているのは教育ではなく『キャリア教育』で。一人の高校生に対して伝えられることが『大学生』としてないといけないと思うし、だからこそ就職活動にしっかり取り組んで、経験としてもっておきたいです。
Qちゃん
- 二足のわらじですね、忙しくなりそう。
勝山さん
- 組織の理想としては支部が自走して、自分たちで営業・開催をできる仕組みを作れるようになること。そのために全体統括を東京のホームメンバーが行っています。支部が固まってきたら、本部の負担をどんどん分散させていく予定です。
Qちゃん
- 就職はどんなところ見ているんですか?
勝山さん
- そこにおいては、働かないとわからないと僕は思いますね。
なので今は自分の成長の方をイメージしながら職種を選んでいます。あくまで僕の今の軸はBeyond Schoolなので。
Qちゃん
- さすがや。
おわりに
Qちゃん
- やりたいことの実践に躊躇している人に向けて何か一言を...!(私にっ)。
勝山さん
- やりたいと思ったらやるべきだと思う。本当に自分はやりたいのかな〜〜とか悩むと思うけど。
やりたいことを押し殺してやるのって多分相当苦しい。徹底的にやるだけやって、ダメならそこからしか見えない景色ってあると思う。やりたいならやるべしです。
Qちゃん
- ハードル低く、低く、ね…
でも私は勝山さんみたいな強い軸みたいなものってないなあ..う〜んと、まず軸ってなんだろう…?他の人はどんな軸を持ってるんだろう?好奇心強めなので知りた〜〜い!!
Qちゃん何かつかんだのかな?Qちゃんの休学ロード、まだまだ続く。
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