募集終了2018.5.31 1,341view
2030年の地域をつくる起業家を生み出す
▶特定非営利活動法人atamista
このインターンは募集が終了しました。沢山のご応募ありがとうございました。
熱海を変える起業家を、10名以上生み出すことにチャレンジします!
2030年の未来を、想像したことがあるだろうか? 日本全体も超高齢化社会になるが、熱海は人口が3分の2に減少した超高齢社会になる。そもそも、観光客がV字回復と言われている熱海も、すでに2050年の日本の姿と言われるほどの課題先進地域だ。 でも、これは大きなチャンスだ。遅かれ早かれ日本全国に広がる課題であり、さらに世界に広がるような社会課題に、「今」取り組めるのだから。
そんな社会をスピード感をもって変えられるのは、行政サービスでもなく、ボランティア活動でもなく、パブリックマインドを持った個人から始まる「事業」だ。 だからこそ、私たちはこの地域と、これからの社会を変えていく事業を熱海で育みたい。そしてこの地域を、この社会を、本気で変えられないか、ともに考え歩み出したい。
「自分たちの暮らしは自分たちでつくる」
農業や林業、そして福祉の課題解決のための事業はもちろん、日常の中にある飲食店や、たったひとつの想いのこもった商品からだって未来は創れる。
より豊かな暮らしができる2030年を共に創りあげる起業家を生み出そうというのが、4ヶ月間の創業支援プログラム99℃。これまでに16名の卒業生を出し、そこから事業を立ち上げ始めるプレイヤーが続々と生まれている。
こんな創業支援プログラムを企画・運営し、10名以上の起業家を生み出すことにチャレンジします!
募集要項
テーマ | 地域観光 |
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職種 | 企画・商品開発 |
特徴・条件 | 地域学生の支援制度あり起業家のすぐそばで働ける |
組織の種類 | NPO・NGO |
活動支援金 | あり |
任せたい仕事内容・期待する成果 |
熱海市と協働で行う創業支援プログラム99℃〜Startup Program for ATAMI2030〜の企画・運営の中心メンバーとして起業家を支え、生み出し、育成する! 4ヶ月かけて行われるこの事業では起業家を10名以上生み出すことが目標です。 ただ、それだけでなく創業支援プログラム99℃は、起業家をサポートするだけでなく、いかに起業が次々と生まれ育つ生態系(エコシステム)をつくり出すかを目指して運営しています。起業家同士だけでなく、街にいる先輩事業家の方々、街の大家さん、そして金融機関や行政や様々な業界団体などのつながりをつくりコミュニティを生み出していくことこそが、次のプレイヤーを生み出していくには不可欠です。 これから生まれる起業家と同じ目線で考え、共に悩み、伴走する。それがこの仕事を担う方に期待することです。 ■STEP1: まずは自ら体験。現場を知り、体感する(1ヶ月~) まず、まちを知り、地域の課題を知り、事業者や地域住民のことを知らなければ、地域づくりも起業家の支援もできません。atamistaやmachimoriの他の事業に関わりながら、地域のことや、99℃の卒業生の事業なども学び体感します。 ■STEP2: 創業支援プログラムの企画や集客を行います。(2ヶ月目~) 創業支援プログラムの企画や集客を行います。熱海の起業家をインタビューし発信したり、説明会や事前の講座なども運営しながら、熱海の2030年をつくる起業家候補者を発掘します。 ■STEP3: 創業支援プログラム99℃の開催(3か月目~) 毎週木曜日開催、何回かの週末合宿で開催する創業支援プログラム99℃の運営を行います。メンターとなる先輩起業家の方々や地域の方々にも協力いただきながら運営します。2019年2月16日に行われるATAMI2030会議ファイナルという場が最終プレゼンテーション。その日に向けて事業を練り上げる起業家のサポートも行っていきます。 昨年のプログラムでは99℃の期間中にサービスを立ち上げた方々もいます。0から事業が立ち上がり、悩みながらも事業が育っていく瞬間に立会い、共に考えていくことになります。 【年間スケジュール(予定)】 2018年7月〜9月: 創業支援プログラム集客期間、プレ講座 2018年7月7日・8日: 1泊2日の起業スクール 2018年10月〜2月:創業支援プログラム99℃開催期間 2019年2月16日:起業家最終プレゼンテーション(2018年度ATAMI2030会議ファイナルにて) 開始時期は7月または8月を想定しています。6月からの勤務も歓迎です。 |
こんな人を待っています! |
・まちづくり、地域再生を事業、ビジネスとして行ってみたい人 ・将来的に、起業、社会起業をしたい人 ・地元をなんとかしたいという想いを持っている人 ・将来、地元に帰って地域活性化、地域づくりに取り組みたいと考えている人 ・温泉地、観光地の再生の現場を体験してみたい人 ・農業、漁業、自然再生、文化振興、スポーツ振興、旅など地域の多様な面に関心がある人 atamistaは熱海において若者が地域の課題解決や起業にチャレンジできる社会づくりに取り組んでいます。そのような若者の先駆けとして、地域と向き合い事業に取組む、意欲ある若者の挑戦を待っています。 この仕事をとおして以下のような経験を積むことができます。 ・新規事業立上げの現場を経験! ・温泉地、観光地の地域再生の現場を経験! ・起業家のスタートアップ期の試行錯誤を共に体験することができます。 ・地域でがんばる経営者、農家や行政マンなど、志を持った幅広い人々との出会いとつながりを得ることができます。 ・地域再生や地域プロデュースの姿勢を学ぶことができます。 |
インターン期間 | 最低6ヶ月以上 |
活動場所 | 静岡県熱海市銀座町 |
活動条件 | 【学期中】平日週3日以上 【休暇中】原則フルタイム勤務 |
私たちはこんなチームです!


特徴1:抜群の知名度を誇る老舗温泉地「熱海」の再生に挑む atamista
かつて日本有数の温泉地として栄えた熱海。しかし、この一大観光地はいま、時代の変化に取り残され、かつての面影はありません。高齢化、少子化など、熱海は2050年の日本の姿と一致した課題先進地域です。そんな「誰も手がつけられない」と思っていた状況に、一つの風穴を開けたのがatamistaでした。今まで日の目を見なかった地域の資源、人などに光を当てた地域プロデュースに取り組むことで地域に新たな新たな方向性を提示しています。
地域住民と共に開発した熱海ならではの体験交流ツアーを数多く集めて短期間に集中開催する「熱海温泉玉手箱(オンたま)」は、今までに150を超える地域の事業者を巻き込み、これまでに約5000名が参加。地域住民自らが立ち上がり、地域活性化の数多くのチャレンジが生まれ始めています。
特徴2:税金に依存せず、民間主導で、ビジネスの手法をつかって中心市街地を再生してきた株式会社machimori
熱海の大きな課題は20代~30代の流出し、若い世代の雇用もなく、若者にとって熱海は決して暮らしやすいまちとは言えません。こうした問題解決のために、地域の中に多くの起業・チャレンジを生み出し、雇用を創出していこうとしています。
熱海内に数多ある空き店舗、空き家を活用し、中心エリア再生のための事業を開始。atamistaからスピンオフした形で株式会社machimoriも設立しました。空き店舗を活用してカフェ、ゲストハウス、マルシェ、コワーキングスペースを次々と立ち上げ自ら運営し、、起業家も誘致することでシャッター街となっていた熱海の中心市街地を再生し、クリエイティブな30代に選ばれるエリアへと変えてきました。
特徴3:次々と街を担うプレイヤーが生まれ育つ土壌ができてきたいまの熱海
atamistaという名前には「 熱海を支え、創っていく人たち」 そして、「熱海から社会を変える」という意味を込めています。 「熱海を支え、創っていく人たち」を掘り起こし、生み出し、ネットワークする。私たちは「どれだけ地域が活性化したか」=「どれだけ自ら活発に動き回っている人がいるか」だと考えています。
地域の問題に気づき動き出す人を増やし、NPO活動やビジネスを通じてチャレンジする人が増え、またそのようなチャレンジのネットワークを形づくっていく触媒となることが私たちの役割です。
私たちは、熱海という地域に根差し、社会課題の解決やビジネスにチャレンジする人を生み出し、育成する事業に取り組んでいます。
「100年後も豊かな暮らしができるまちをつくる」ために、atamistaは熱海の再生、そしてそれを通して「熱海から社会を変えること」に挑み続けています。
インターン生へのメッセージ
代表理事/市来広一郎
▼20年近く前、大学生だった頃、久々に地元に帰って見た熱海の光景が忘れられません。
それまで明るく光り輝いていた街が、真っ暗で廃墟のような姿をしていたのです。その姿を見て、いつか熱海に帰って何かをしたい。そんな想いを持つようになりました。
その後社会人になっても、その想いは消えるどころか、自分の中でどんどん育っていきました。
自分に何ができるかはわからない。けれど、少しくらいは自分にもできることがあるのではないか、そんな想いが募り、会社を辞め、地元熱海に帰りました。想い以外は何も持たない”たった一人”からでも変えていけることはあるのではないか、と。
▼地元に変えると同じように ”たった一人”から行動を起こしている人々に出会いました。
「親から受け継いだ自分の畑・山を残していきたい。」
「 このまちの歴史を語り継いでいきたい。」
”たった一人”が大事にしてきたもの、次の世代に残していきたいものを守り育てようと、そして新しいものを創り上げようと、現場でカラダを張って取り組んでいる人たちがいます。
そんな想いのこもった行動は、”感動”を生み出します。そして”感動” が生まれた瞬間、もはや”たった一人”ではなくなるのです。応援しようと動き出す人、刺激を受け自らの現場で動き出す人、日常をちょっと変えてみようと思う人。一つの行動が大きなうねりとなっていきます。そこには”行動の連鎖”が起こります。
”たった一人”の想いから出た行動こそが社会を変える。 そう確信しました。
そしていま、私たちは”行動の連鎖”が起きるための触媒となり、ごく普通の”たった一人”の想いを育て、”感動”が起こる場を生み出すお手伝いをしています。
▼あなたにとっての”たった一人”の想いは何でしょうか?「これがしたい」、「この人たちのために何かがしたい」、あなた自身にとってのそんな“たった一人”の想いをぜひ見つけ出してください。
これは頭で考えているだけで生まれるものではなく、現場で体験する中での試行錯誤から、生まれるものです。そんな試行錯誤ができる現場が、地域には、そして熱海にはあります。プロジェクトを通して、ぜひ一緒にそんな想いを見つけていきましょう。そして、将来、”感動”を生み出す”たった一人”になってください。
[プロフィール]
NPO法人atamista代表理事/株式会社machimori代表取締役
一般社団法人ジャパンオンパク 理事/一般社団法人日本まちやど協会 理事/一般社団法人熱海市観光協会 理事
1979年静岡県熱海生まれ、熱海育ち。東京都立大学大学院 理学研究科(物理学)修了後、アジア・ヨーロッパを3カ月、一人で放浪。その後、ビジネスコンサルティング会社に勤務。2007年に熱海にUターンし、ゼロから地域づくりに取り組み始める。遊休農地の再生のための活動、「チーム里庭」、地域資源を活用した体験交流ツアーを集めた、「熱海温泉玉手箱(オンたま)」を熱海市観光協会、熱海市などと協働で開始、プロデュース。2011年、衰退した熱海の中心市街地をリノベーションする民間まちづくり会社、株式会社machimoriを設立。いずれも空き店舗を再生し、カフェ「CAFE RoCA」を、宿泊施設「guest house MARUYA」、コワーキングスペース「naedoco」をオープンし運営している。熱海市と共に創業支援プログラム99℃〜Startup Program for ATAMI2030〜や、熱海市の2030年の未来を構想する「ATAMI2030会議」を開催している。
著書に「熱海の奇跡〜いかにして活気を取り戻したのか〜」(東洋経済新報社)
企業・団体概要
設立:2010年12月2日
代表者名:市来広一郎
従業員数:17
売上高:57,387,041円
業種:NPO法人atamista ・まちづくり ・まちあるきなどの体験ツアーの企画・運営 ・創業支援 株式会社machimori(関連会社) ・まちやど事業(ゲストハウスや飲食店の運営) ・エリアプロパティマネジメント事業(不動産の管理・コンサルティング) ・エリアリノベーション事業(物件の再生、まちづくり会社の育成等)
住所:静岡県熱海市銀座町6-6 サトウ椿ビル2F