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都会と自然を行ったり来たり。全国の木材に関わる人のプラットフォームをつくった森未来の働く現場に密着

2019.03.28 

DRIVE職場見学_森未来02サラリーマン、と一言で言っても、その働き方は職場によって千差万別。よく知る友だち、取引先でも、どんな場所で、どんな風に働いているかは意外と知らないものです。ましてや異業種なんて、ほぼ外国。そこで、DRIVEキャリアで求人募集中の企業さまに、朝から夕方まで、どのように働いているのか取材してみました。第3回は、株式会社森未来です。

>>株式会社森未来では、ただいま求人募集中です。詳しくはこちらをご覧ください。

木材の売り手と買い手をつなげる「eTREE」

株式会社森未来(しんみらい)は、「事業を通じ、林業を持続可能な産業にする」をミッションに、林業や木材業を盛り上げるための活動をしている企業です。2016年に設立し、2018年11月には会社のサービスとしては初めて、木材を売りたい人と買いたい人をマッチングするインターネット木材市場「eTREE」をリリースしました。

 

全国の林業家や製材所、材木屋の情報が集まる「eTREE」では、売りたい人は、森未来との打ち合わせ後、東京都あきる野市にある森未来の倉庫に木材を運ぶだけ。買いたい人は直接買うことが難しい価値ある木材を自宅にいながら選べるなど、その手軽さで利用者数を増やしています。

 

レーザー加工して作成した木材のコースター

「この人となら成長できる」と森未来への参画を決意

森未来があるのは、東京・港区の三田駅近く。ビルや飲食店が多く並ぶオフィス街のビルの4階に入っています。

 

7月の三田カーニバル

7月の三田カーニバル

オフィスのドアを開けると、温かみのある素材のインテリアが迎えてくれました。本棚には、森や木材に関する書籍が並んでいます。 オフィスの様子 7652783376_IMG_0913

書籍の購入、またセミナーへの参加は会社負担で積極的に推奨しているそうです

お話を伺ったのは、クリエイティブディレクターの金久保 誠さん。「eTREE」や会社のホームページをはじめ、情報発信、デザイン関連の責任者として仕事を進めています。「でも、パートの方とインターン生を含めてスタッフ5名の小さな職場なので、受注関係の事務や雑用もしています。特に忙しい時にはみんなで補い合っている感じですね」 金久保様3 金久保さんは、森未来の創業メンバー。1年半前まで、代表取締役の浅野純平さんと二人三脚で「eTREE」のオープンに力を注いでいました。

 

「前職のweb制作会社で働いていた時、浅野が僕の上司だったんです。といっても浅野は部長クラスで、僕よりもずっと上の存在の人でしたけれど。右も左もわからず奮闘する僕をいつも気にかけてくれていて。すごくうれしかった」

 

もともと地域を活性化させることに関心を持っていたという浅野さん。web制作会社在職中に林業で起業することを決め、その後勉強のためと、あきる野市にある秋川木材協同組合という団体に入社しました。そこで1年間、修行を積んだ後、自分の会社を立ち上げます。

 

「浅野が秋川木材協同組合さんに在籍している間、何度かその団体さんのデザイン系の仕事をやらせていただいていたのですが、ある日『フルコミットしてほしい』と声をかけられて、一緒に森未来をやっていくことを決めました。

実はそれまでも何度か『一緒にやらないか?』と言われていました。当時、参画を決めた一番の理由は、タイミングもありますが、浅野との付き合いの中で学びが多かったことですね。『この人となら自分も成長できる』と思ったんです

秋川木材協同組合を出る時にもらったもの

浅野さんが秋川木材協同組合を退職する時にもらったという、「㈱森未来」と書かれた板

また、金久保さんは前職時代から浅野さんに言われていたことがあるそうです。それは、自分の市場価値を高めること。

 

会社の看板がなくても仕事ができるくらいの力をつけなさいと。森未来のようなスタートアップ企業は、スピードが速くて厳しい面もありますが、そんな状況で経験することは人生の財産になると思っています」

都会で仕事をしたり、自然の中で撮影をしたり、な一週間

「1週間のスケジュールは、基本的に週4日は三田の事務所でお客様の対応など仕事をして、週1日はあきる野市にある倉庫で木材の写真撮影をしています」と金久保さん。まず、三田の事務所でのある日のスケジュールを教えていただきました。

三田オフィス1日 森未来

「朝礼は毎朝5分くらいしています。月曜日だったら、週末の出来事などをみんなで共有します。朝礼は浅野さんと2人のときからしていましたね。朝からみんなで顔を合わせて話をすることで、『今日も1日がんばろう』と思えるんです

 

また、「基本的にルーティンの仕事はないので、みんな状況にあわせて臨機応変に動いています。『eTREE』の仕事で多いのは、お問い合わせをいただいて浅野がまず訪問させていただくケース。お取引が決まったら、詳細の打ち合わせをして、撮影に入ります。だいたい掲載まで1カ月くらいでしょうか。僕の場合は、『eTREE』だけではなく木材関連でデザインの仕事も持っているので三田の事務所ではその仕事もしています」とのこと。

仕事風景2

手作りのデスクで仕事をする金久保さん

昼食は、金久保さんを含めてみなさんお弁当を持ってきて社内で食べることが多いそうです。会社の外に出れば飲食店がたくさん並んでいるのに、です。仕事以外の話をする時間になっているという森未来のお昼休み、みなさんの笑い合う声が聞こえてきそうです。 おかんさんのサービス2

オフィス内には、1品100円で栄養価の高いお惣菜が食べられる株式会社おかんの冷蔵庫も設置されていました。忙しい朝でも、ご飯を用意すればお弁当の時間が楽しめる。こうした配慮がうれしいなと思いました。

>>>株式会社おかんさんの求人情報はこちらからご覧ください。

 

続いて、あきる野市の倉庫での一日のスケジュールも教えていただきました。

あきる野市1日 森未来

「あきる野市は、駅に降り立つと見渡す限り自然という環境。都会の景色が当たり前の三田とは正反対なので、あきる野市に来ると、身体が元気になるのを感じます」

あきる野市五日市の風景

あきる野市五日市の風景

秋川木材協同組合事務所の様子

秋川木材協同組合事務所の様子

 

「eTREE」に掲載する木材の写真撮影は、工場長と2人でしているそうです。三田からは電車で片道2時間ほどかかるほか、撮影がほとんど1日がかりになるため直行することが多いとか。

 

「撮影は、木材屋さんたちから運ばれてきた木材をきれいに磨くところから始めます。木材は一枚板が多いのですが、高さ3mのものもあって、これがまた重いんですよ(笑)。2人で持てない時はフォークリフトを使っていますね。すごく動くので、その日はもうパソコン仕事はしないくらいの気持ちで行ってます(笑)。倉庫での作業着はワークマン。動きやすくて、布が切れにくくて、いいんですよ」

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撮影前に、運ばれてきた木材の状態を確かめ、磨きます

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撮影風景。倉庫内は金久保さんたちが自ら改装をして撮影環境を整えたそうです

仕事とプライベートへの思いを大切にできる会社にしたい

お話を聞いていて思ったのが、働く人が1日1日を楽しめるような気遣いがされていること。金久保さん自身が楽しまれているようにも感じます。

金久保さんのクリエイティブを活かしてくすっと笑える掲示物が色々。

オフィス内には、金久保さんのクリエイティブな発想を活かした、くすっと笑える掲示物がところどころ貼られていました

仕事もプライベートも充実感が持てて、いい影響を与え合える、そんな考えを大切にしています。そのなかで会社は1日の大半を過ごす場所ですから、せっかくだったら快適で居心地のいい場所にしたい。創業当時から浅野とこだわっていた部分です。たとえば、小さな魚が泳いでいたり(笑)。ベランダからはぎりぎり東京タワーが眺められるんですよ」 出来るだけ居心地が良いように、家風のインテリア

できるだけリラックスできるようにと、オフィス内はアットホームな雰囲気のある家具で統一

「森丸」という名前の魚が泳ぐ水槽。「eTREE」はもともと「森丸」というサービス名だったそうです

「森丸」という名前の魚が泳ぐ水槽。「eTREE」はもともと「森丸」というサービス名だったそうです

下記2018年の年間スケジュールからもわかるように、新年会やバーベキュー大会、忘年会などオフィス内で交流する機会がたくさん森未来にはあります。しかも、スタッフの家族はもちろん、社外の人も参加OK。プライベートで仲良くなった人も入り混じって、わきあいあいと同じ時間を過ごします。2カ月に一度開催された勉強会と懇談会では、30人以上が森未来のオフィスに集まって議論を深めたり、会話を楽しんだりしたそうです。

 

2018年年間スケジュール

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懇談会での集合写真。企業や行政関連など森林に関わっている人、関心のある人が参加したそう

「昨年の春は、近くの芝公園でお花見をしました。夏のバーベキュー大会ではサンマ祭りといってサンマをたくさん買ってきてベランダで焼いたんですけど、煙がとにかくすごかった。びっくりしましたね(笑)。忘年会には、2017年から通っていた社会起業塾イニシアティブでお世話になった方がすき焼きを作ってくださったんですけど、それが美味しいんですよ。もちろん、材料は森未来が用意しました(笑)」 社会起業塾メンター語録

デスクの上には、社会起業塾イニシアティブのシニアメンター語録が飾られていました

「みなさん、どんどん仲良くなっていく。そういう空気感が本当に心地いいですね」と金久保さんは話します。

 

昨年の勉強会では続けて通う人も多かったのだとか。「森未来にわざわざ足を運んでもらってるのだから、楽しんでほしい」。金久保さんたちのその思いが参加者一人ひとりに伝わって、「また森未来に行きたい」と思わせるのでしょう。そこから森未来や参加者同士のご縁につながることもあるそうです。

今年は「eTREE」のサービスを進化させていく1年に

「昨年は、夏にインターン生を4人採用して、その後、念願だった『eTREE』を11月にスタートさせるなど変化の大きな1年でした。インターン生については自分で考えながら動いてくれているので、森未来にもいい影響を与えてくれています。

『eTREE』については、サービスをリリースしたことで課題が見えてきました。自分たちの思いとお客様からの反応を照らし合わせて、どのくらい差異があるのか、どのサービスをどう進化させるべきか、それを整理しながら戦略を立てる。今、その段階にいます。課題を一つひとつ解決しながら、サービス全体をスケールアップさせていきたいですね。

そして、『eTREE』を通して木材に関心のある人なら誰でも手に取ってもらえる状態をつくり続けて、林業の価値を高めていくなど、業界の発展に貢献していきたいです」

 

「eTREE」で今、目標としている木材関連業者の登録数は100件。サービスをさらに充実させていくためにも「できるだけ早く達成したい」と金久保さんは話します。スタッフ、そして森未来に関わる人たちの幸せを考えながら森林業を盛り上げるために真摯に取り組む金久保さんと森未来を、これからも応援したいと思った取材でした。

森未来で働きたい人、募集中!

森未来では、一緒に働く仲間を募集中です。林業への関心とやる気があれば新卒や第二新卒の方でも大歓迎とのことですので、ぜひふるって応募ください!


<株式会社森未来求人概要>

 

募集ポジション

オープンポジション※面談の上、決定します

雇用形態

正社員

給与

年300万~450万円※年齢、スキル等に応じて応相談

勤務地

東京都港区芝5-14-14 ビジデンス三慶401

応募資格
特になし

 

「株式会社森未来」の募集要項の詳細はこちら!

株式会社森未来クリエイティブディレクター/金久保 誠

大学では工学デザインを学び、卒業後はweb制作会社に入社。セールスとディレクション業務を経て、代表の浅野から誘いを受け、2016年、森未来の創業メンバーとして入社。森未来ではデザイン業務全般を担っている。

この記事を書いたユーザー

DRIVE by ETIC.

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DRIVEメディア編集部です。未来の兆しを示すアイデア・トレンドや起業家のインタビューなど、これからを創る人たちを後押しする記事を発信しています。 運営:NPO法人ETIC. ( https://www.etic.or.jp/ )

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