募集中2022.11.18 1,179view
東京都
目の前の命を支え、貧困のない社会をつくる。相談支援コーディネーター【副業OK】
認定特定非営利活動法人自立生活サポートセンター・もやい
生活に困窮した方の相談を受けて公的制度につないだり、お住まいのない方がアパートに入居できるようさまざまな支援をするのが 生活相談・支援事業と入居支援事業です。相談支援のほか、事務作業やボランティアコーディネート、現場から見えてきたことを発信する広報や政策提言、新しいプロジェクトの企画立案や、ファンドレイジングなどの組織運営全般にも意欲的にチャレンジする仲間をお待ちしています!
●〈もやい〉は、日本の貧困問題に対して、個別支援とロビイングの両面から構造的解決を目指します。
私たちは、「日本の貧困問題を社会的に解決する」というミッションのもと、活動を展開してきました。
貧困を「経済的な貧困」と「つながり(人間関係)の貧困」という二つの視点でとらえ、その解決を目指しています。
前者に対しては、生活相談・支援事業と入居支援事業で生活基盤の回復を、後者に対しては交流事業でつながりと自尊心の回復をお手伝いしています。
〈もやい〉が目指すのは、〈もやい〉につながった人の貧困を解決することだけではありません。だれもが貧困に陥らないような社会のしくみをつくり、社会保障制度を充実させ、〈もやい〉が必要ない社会を目指します。
●事業を支え、これからを一緒につくるコアメンバーを募集します
コロナ禍で、生活に困窮する方の数や深刻度は更に増しています。また、課題への問題意識や注目度もあがっており、寄附は、ありがたいことに2020年度前年の5倍に増えています。更に取組みを広げるため、新しく、〈もやい〉の活動に参画してくれる仲間を募集します。
≪業務内容≫
・生活相談コーディネート業務
・団体運営・事業推進全般
【生活相談・支援事業】
生活にお困りの方のご相談をお聞きして、ご本人といっしょに解決策を考えます。たとえば、利用できる制度があるかどうかを検討して、制度の内容や、利用方法をご案内いたします。また、福祉事務所での生活保護申請に同行するなど、公的なサービスの利用をサポートしています。
〈もやい〉では実際相談を受けているのはボランティアで、職員は次のような業務を担います。
・ボランティアのコーディネート
・ボランティアのスーパーバイズ(相談への助言、研修の実施)
・相談から見えてきた課題を政策提言にまとめる
・メール相談への対応
・相談に関連するツールの開発
【団体運営・事業推進】
・広報・政策提言
・新しいプロジェクトの企画立案
・ファンドレイジング・助成金申請など
※なお、職員は基本的に全員週3日勤務です。週3日だからといって、パートタイムの補助業務ではありません。週3日のなかで、事務仕事からプロジェクトの立ち上げ、団体運営までをみんなで協力し合いながら進めています。
募集要項
テーマ | 福祉・社会的包摂 |
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職種 | プログラムコーディネート事務局(総合業務) |
雇用形態 | 契約社員 |
組織形態 | NPO・NGO |
その他のキーワード | 初心者OK新卒OK社員・職員数10-49名 |
期待する成果 | 現場の相談支援業務にたずさわりながらも、貧困問題の社会的解決に向けて、「今、社会はどのような状況なのか」「その中で〈もやい〉が果たすべき役割は何か」「目標に向けて今〈もやい〉が、そして自分が何をすべきなのか」をつねに考え、提案し、議論し、周りと協力しながら主体的に動き、そのときどきの社会状況に応じて〈もやい〉が最大限のパワーを発揮できるために活躍していただけることを期待しています。 |
対象人材像 | ・もやいのミッションへの理解と共感がある人 ・日本の貧困問題、ホームレス問題に関心がある人 ・ホームレス状態の人のアパート入居への支援に興味がある人 ・報連相ができる人 ・相手のことを一人の人間として尊重し、話を聞ける人 ・対当事者(生活困窮者等)やスタッフ間での信頼関係を大切にする人 ・みんなで分担して取り組むことを大切にする人 ・人と関わること、コミュニケーションが好きな人 ・自分の意見をきちんと表明することができ、かつそれに固執せず議論のなかからみんなでよりよい答えを探していくことを楽しめる人 ・ただ言われたことをやるのではなく、自分からさまざまな提案ができる人 |
応募資格 | ・学歴、経験不問 ・事務作業に支障のない程度のパソコンスキルがあること(Microsoft Officeなど) |
活動場所 | 東京都新宿区山吹町362番地みどりビル二階 最寄駅:東京メトロ有楽町線江戸川橋駅1b出口から徒歩2分 |
勤務時間 | 10:00~18:00(休憩1時間) |
給与 | 月給189,000円程度(週3日勤務の場合) |
福利厚生 | ●各種社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金) ●交通費支給 |
給与以外の報酬 | 相談の現場から、ファンドレイジング、広報・政策提言まで幅広い業務の経験ができる仕事です。 |
休日・休暇 | 有給休暇、夏季休暇、年末年始休暇、育児・病児休暇あり |
職場の雰囲気 | それぞれが自分で考えて主体的に動く職場です。個性豊かでバックグラウンドも多様、年齢層も広く(20代~60代)。全員フラットな関係で、言いたいことをしっかり言い合える職場です。 |
入社後1ヶ月のイメージ | 全ての事業の業務を最初の1カ月で経験していただいた後、担当する事業の同僚コーディネーターとともに業務をしていきます。 |
選考プロセス | ①書類選考 ・履歴書(書式自由、写真不要、性別記載不要) ・職務経歴書(書式自由) ・小論文「日本の貧困問題と私」もしくは「もやいで取り組みたい活動」(1000字以内) ②面談(1~3回) |
その他 | 下記を郵送にてお送りください。応募書類は返却いたしません。 ・履歴書(書式自由、写真不要、性別記載不要)、職務経歴書(書式自由) ・小論文「日本の貧困問題と私」もしくは「もやいで取り組みたい活動」(1000字以内) 【送り先】 〒162-0801 新宿区山吹町362みどりビル2F 認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい 採用係宛 ●応募締め切り:2023年1月31日(火)消印有効 ※応募書類が届き次第、選考を進めていきます。締め切り期日前であっても、適任者が決まり次第募集を締め切る場合があります。 |
この仕事のやりがい
〈もやい〉は、2001年の設立より、貧困の現場から、一人ひとりを支え、社会に対して提言や発信を続けてきました。
2000年代、そして、2010年代は、貧困問題をめぐる環境、社会や政策・制度も大きく変化をしました。ワーキングプアやネットカフェ難民と呼ばれる人々。リーマンショックに派遣切り。生活保護法が半世紀ぶりに改正されたり、新しい支援制度である生活困窮者自立支援制度がスタートしたり、子どもの貧困対策基本法が成立したり……。
私たち〈もやい〉も、時代や社会の変化とともに、事業や体制、担うべき役割を整えてきましたが、それは今後も変わりません。
「貧困問題を社会的に解決する」というミッションをクリアするために、現場のニーズに対応しながら、事業を展開していきます。
具体的には、従来の活動に加え、次のようなことに積極的に取り組んでいきます。
多様な相談に応えられるよう、相談体制を強化していきます。
生活に困窮していながら、まだ相談機関につながれていない人へのアプローチを広げます。
貧困問題に関心がない人にももっと貧困について知ってもらえるよう、様々な機会を作っていきます。
調査・分析・提言により力を入れていきます。
〈もやい〉の相談現場に身をおくと、時代の流れの中でそのときどきの社会経済状況の影響をまともに被っている人々、社会構造の中で取り残されようとしている人々の姿が、社会の縮図のように見えてきます。
そんな社会を変えていくために、日々みんなで知恵を絞っています。社会は少しずつしか変わりませんが、みんなで力を合わせ、怒ったり喜んだりしながら一歩一歩進んでいくことにやりがいを感じられる仕事です。
私たちのビジョンとミッション
「日本の貧困問題を社会的に解決する」というミッションのもと、活動を展開してきました。
〈もやい〉が目指すのは、〈もやい〉につながった人の貧困を解決することだけではありません。だれもが貧困に陥らないような社会のしくみをつくり、社会保障制度を充実させ、〈もやい〉が必要ない社会を目指します。
【〈もやい〉という団体名の由来】
「もやい(舫)」には、‘船と船をつなぎあわせること’‘よりそって共同でことをなすこと’といった意味があります。
ロゴマークは、その「舫」の文字と‘もやい結び’というロープの結び方をデザインしたものです。
もやい結びは、船を港に係留するときや、登山や救助活動などで安全を確保するときなどに使われる結び方で、外から大きな力がかかってもほどけず、危険から守ってくれます。しかし、ほどこうとすれば簡単にほどくことができます。
〈もやい〉は、困難な状況にある人が危険を乗り越えられるように「もやい結び」でつながりますが、必要がなくなれば結び目をほどくこともできる、そのようなゆるやかな人と人とのつながり、人と社会とのつながりを拡げていくことを目指しています。
また、「自立生活サポートセンター・もやい」という団体名の中にある「自立生活」は、経済的な自立を指すのではなく、自分の生き方を自分で選択・決定し、尊厳をもって生活を送ることができる状態を指しています。
誰もが、自分の人生を、自分らしく生きていく。そして、人と人、人と社会がゆるやかに、そして、しなやかにつながっていく。それこそが、私たちが目指す社会のあり方です。
代表者メッセージ
理事長/大西 連
いま、日本社会では、生活が苦しい人、生きづらさを抱えた人や、将来に不安を感じている人がたくさんいます。
私たち〈もやい〉は、2001年に設立し、「貧困問題を社会的に解決する」をミッションに活動をしてきました。
具体的には、生活困窮者への相談支援、住まいのない人がアパートに入居するための入居支援、居場所づくりなど孤独・孤立への取り組み、そして、情報発信や政策提言と、現場の活動にこだわりつつ、そこから見えてきたことを社会に伝えていく、そして、社会の変革を求めて事業を展開してまいりました。
この20年間で、〈もやい〉は厳しい状況におかれている多くの人々と出会い、その支援をおこなってきました。私たちの提言により実現した政策もあれば、改善された制度もあります。
しかし、コロナ禍もあり、残念ながら、日本の貧困問題は解決に向かうどころか、むしろ、悪化の一途をたどってしまっています。
〈もやい〉の「貧困問題を社会的に解決する」というミッション達成までの道のりはまだまだ前途多難ですが、現場の活動にこだわりつつ、社会を変えていくためのアクションに参画してくれるメンバーを募集しております。
ご応募お待ちしております。
[プロフィール]
1987年、東京うまれ。
リーマンショックや「年越し派遣村」をテレビで観て日本の貧困問題を知る。2010年に友人に誘われたことをきっかけに、新宿でのホームレス支援の活動に参加。その後、〈もやい〉にボランティアとして関わるようになり、2012年から相談スタッフ、2014年7月から理事長を務める。
著書に『すぐそばにある「貧困」』(2015年ポプラ社)など。
ほかに、政府のSDGs推進円卓会議構成員(2017年~)、内閣官房孤独・孤立対策室政策参与(2021年~)など。
企業・団体概要
設立:2001年5月17日
代表者名:大西 連
従業員数:10名
事業内容:
・入居支援事業
・生活相談・支援事業
・交流事業
・広報・啓発事業
WEB:https://www.npomoyai.or.jp/
住所:東京都新宿区山吹町362番地 みどりビル2F