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コレクティブ・インパクトを題材とした実務者研修 ~実践者同士で学び、 複雑な社会課題の解決に向けて協働のレベルを一段進化させる~

東京都/ETIC.渋谷オフィス、他(都内にて調整中)

2019/11/06(水)〜2020/01/22(水)

コレクティブ・インパクトを題材とした実務者研修 ~実践者同士で学び、 複雑な社会課題の解決に向けて協働のレベルを一段進化させる~

イベント概要

社会課題に取り組むプレーヤー、非営利組織、行政や自治体、企業等の多くの関係者が、課題の解決に向けて努力を重ねています。しかし社会課題の多くは、個々の組織が解決策を見いだし、実行するだけでは解決に至らない複雑な課題です。

コレクティブ・インパクト(Collective Impact, 以後CI)とは、問題にかかわる様々なステークホルダーがバラバラに活動するのではなく、連携し、それぞれの取り組みを相互補完的に進化させていくことで、システムレベルでの根本的な解決を目指す方法として、近年注目を集めています。
2018年には、政府の基本方針「骨太方針2018」に、社会的諸課題の解決に寄与する公益活動に民間の人材や資金を呼び込む方法の一つとして、NPO・企業・行政によるCIの促進が盛り込まれました。また、日本の各所で様々な実践が行われています。

しかし、実際にどのようにインパクトにつなげていくのかは、各実践者が独自に学び、試行錯誤を重ねているのが現状です。

そこで、世界各地で案件の実践・コンサルティングに取り組んで来たフィリップ・サイオン氏(元米国FSG社マネージング・ディレクター、現Humanity Unitedマネージング・ディレクター)を迎え、「CIが従来型の協働とどう違うのか、その価値は何か」「CIの考え方・見方・実践から何を学べるか」をテーマとした連続研修を本年度も開催します。
一方的なレクチャーではなく、講師との対話から、また実践者同士が現場の課題を持ち寄っての議論からも多くを学ぶ場を企画しています。

(昨年度参加団体(一部):雲南市地方創生チャレンジPT、こども宅食(文京区)、NPO法人ACE、NPO法人かものはしプロジェクト、公益社団法人ハタチ基金、放課後NPOアフタースクール、民間企業シンクタンク他多数)


【プログラムの特徴・目的】
◆複雑な社会問題を、セクター・領域を超えた協働により解決しようと試みるリーダーが、協働の事例や実務者、またCIの知見や経験に長けた講師から学び、事業・現場に還元し、成果を出すこと
◆同リーダーのコミュニティ形成を行い、互いの事業のブラッシュアップや相談、リソースの共有ができるエコシステムの形成


【日時・研修概要】
<第1回 2019年11月6日(水)12:30~17:00 於)NPO法人ETIC 渋谷オフィス5階>
◆CIの基本概念、特徴、潮流についての講義&ダイアログ
・CIの基本概念・特徴
・CIが注目される社会的な背景、CIが有効なケースとは
・CIの定義・5つの条件を具体例と共に理解する
・CIを進める前に:
-社会変革の段階を捉える
-システムチェンジ、またシステムチェンジが起きる条件とは
-バックボーン組織の機能
◆参加コンソーシアム同士の取り組みの共有とディスカッション
講師:NPO法人ETIC. 番野 智行

<第2回 2019年11月12日(火)~13日(水)各日10:00~17:00 於)都内にて調整中>
◆フィリップ・サイオン氏による講義、ダイアログ。
・CIの概要(復習を兼ねて)
・CIに取り組む準備はできているか
・共通のアジェンダを構築する
・評価・測定、そしてそれらを活かす
・相互に強化し合う取り組み
・バックボーン組織:運営委員会の組成、コミュニティの参画の促進
・資金調達
・取り組みにかかる期間・取り組みのステップ
・社会的インパクトに向けて・成果を拡大するには
◆具体例を持ち寄っての質疑、講師からの各課題へのアドバイス・提案
講師:Humanity Unitedフィリップ・サイオン氏、NPO法人ETIC.番野智行


<第3回 2020年1月22日(水)12:30~17:00 於)NPO法人ETIC 渋谷オフィス5階
◆過去2回の研修や学びを実践に活かした上での振り返り・ダイアログ
他の参加組織との学びや経験知の共有、学びの深化
◆事例と共に理解を深める(バックボーン組織の抱える課題と対処法 等)
◆実践的な講義
コレクティブインパクトと発展的評価
講師:一般財団法人CSOネットワーク 常務理事今田克司氏
NPO法人ETIC.番野智行

※研修時間やプログラム内容は、参加者の状況に最適化すべく一部変更の可能性があります。


【講師】
フィリップ・サイオン氏(Philippe Sion, Humanity Unitedマネージングディレクター)
国際的な人身売買の問題に、インパクト投資およびコーディネーションや調査、アドボカシーなどを組み合わせて取り組む、eBayの創業者が設立した組織Humanity United(ヒューマニティ・ユナイテッド)マネージングディレクター。東南アジアのシーフードビジネスにおける労働問題、カタールのワールドカップに向けたネパール等からの人身売買問題、ガーナでのカカオに関する諸課題等に、セクターを越えた協働等を通じて、システム変革を行い解決をリードしている。
昨年夏までは、社会変革のための戦略コンサルティングファームであり、コレクティブインパクトを提唱した米 FSG 社のマネージング・ディレクターとして、長年フォーチュン 500 企業へのフィランソロピー、CSR、CSV の取り組みに対するアドバイザリーに従事。中東、南米やアジアなど、米国以外の地域におけるコレクティブ・インパクトを推進し、セクターを越えた協働をリードしてきた。世界経済フォーラム(World Economic Forum)の事務局、およびマッキンゼー・アンド・カンパニー(McKinsey & Company)、ブリッジスパングループ(Bridgespan Group)でのコンサルタントを経て現職。


今田克司(いまた・かつじ)氏(一般財団法人CSOネットワーク常務理事)
米国(6年)、南アフリカ(5年半)含め、国内外で市民社会強化の分野でのNPOマネジメント歴25年。現職ほかに(一社)SDGs市民社会ネットワーク業務執行理事。(特活)日本NPOセンター理事、社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ(SIMI)運営事務局リーダー。
2017年度より、CSOネットワークで「発展的評価」研修(伴走評価エキスパート事業、日本財団助成)、日本NPOセンターで「事業評価コーディネーター」研修(トヨタ財団助成)の評価研修プログラムを開発・実施。NPO・ソーシャルセクターに「役に立つ評価」の評価文化やインパクト・マネジメントを根づかせる試みで牽引役を果たしている。2018年12月より日本評価学会理事。2019年より休眠預金等活用法における指定活用団体である日本民間公益活動連携機構(JANPIA)評価アドバイザー、国際協力機構(JICA)事業評価外部有識者委員会委員。


番野智行(NPO法人ETIC. ソーシャルイノベーション事業部 事業統括/マネージャー、株式会社番野企画事務所 代表取締役)
1977年京都府亀岡市生まれ。東京大学法学部卒業。2000年よりNPO法人ETIC.にて社会課題の解決に取り組むリーダー(社会起業家)の育成に取り組む。2005年に異文化間マーケティング/コミュニケーションを専門とするコンサルティング会社に転職。同社取締役を経て、2010年に独立し現職。創業期~成長期の社会起業家・NPOを対象とした資金面・非資金面の支援や、政府や企業向けのコンサルティング・人材育成などに携わる。
より良い社会の実現に向けて、組織・個人がどう力を合わせることができるかがテーマ。米国CTI認定プロフェッショナル・コーアクティブコーチ(CPCC)。米国CRR Global認定 組織と関係性のためのシステムコーチ(ORSCC) 。
コレクティブ・インパクトに関しては、米国にて年に一度開催されるFSG社主催の世界的なコレクティブインパクトの会合、コレクティブインパクト・フォーラムに登壇(2018年)。日本でもコレクティブインパクト実践者への支援を通して探究している。



【対象・応募要件】
◆既にコレクティブインパクト、または協働に類する事業の実践、もしくは支援をしていること。今後その予定がある個人または団体の参加も歓迎。
◆研修に全日参加可能であること ※11月6日はオンライン参加が可能です。

※すでにCIを行っていると認識されている団体については、責任者とバックボーン機能のご担当者のご参加を推奨しています。(CIではない)協働をしている団体については、そのプロジェクトのコーディネートをしている方がご参加下さい。
※今後コレクティブ・インパクト、またはその協働方法に類する事業のバックボーンを担う予定の団体様も、ご応募いただけます。

※英語の能力は不問です。(外国人講師の研修には、通訳がつきます)

【定員】30名程度

【参加費】
◆一般(営利企業、行政等)
1名:12万円 2名:22万円 3名:30万円
◆民間非営利組織もしくはそれに準じる社会的企業*
1名:8万円 2名:14万円 3名:18万円
◆リピート割引(昨年の参加者**)6万円
◆特定(子ども関連)領域奨学金枠***
1名参加の場合: 首都圏から参加:4万円 首都圏以外から:2万円
2名参加の場合: 首都圏から参加:6万円 首都圏以外から:3万円

*スタートアップ割引:事業規模 年間1億円以下の組織は、上記より3割引きの参加費でご参加いただけます。
** 昨年参加された個人が対象になります。
***特定領域奨学金枠について ※10月2日追加
協賛団体より、特定(子ども関連)領域に取り組む団体・コンソーシアムに対して奨学金が提供されます。以下を満たす団体・コンソーシアムを対象に選定します。
・貧困・虐待・いじめ等、子どもを取り巻く深刻な課題領域におけるCIの取組みに関心がある① もしくは ②
・既に行政・企業・NPO等のセクターを越えた連携事業を行っている、またはその素地がある組織
・連携事業・CIの責任者、または団体の経営者が参加
・奨学金の必要性がある(目安として事業予算 年1億円未満)
・1団体2名まで同枠での参加が可能
・定員:2~3団体/コンソーシアム(最大6名)


【応募方法】
WEBフォームよりお申し込み下さい。その後、必要に応じて担当者より対面もしくはオンラインでのインタビューを実施し、参加者を決定させていただきます。
https://forms.gle/h5KR1ksCx61anogn8


【募集締切】
2019年10月15日正午

【昨年参加した団体/コンソーシアム、個人の所属】
こども宅食(文京区)、しあわせへのチョコレートプロジェクト(認定NPO法人ACE)、人身売買撲滅のための政府諸機関・NGO連携促進モデル事業(認定NPO法人かものはしプロジェクト)、サポートプロジェクト(NPO法人二枚目の名刺)、パーソナルスコアリングプロジェクト(一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会)、公益社団法人ハタチ基金、雲南市地方創生チャレンジPT、放課後STEMラボ(放課後NPOアフタースクール)、NPO法人Learning for All、一般社団法人RCF、モジョコンサルティング合同会社、SVP東京、民間シンクタンク企業

【昨年参加者からの感想(一部)】
「CIを現場で実践する上で必要な、専門的な知見を体験でき、また導入することができた」
「CI手法を学びに来たという認識だったが、想いの異なる人が共生し、前に進むうえでの『姿勢』を学ぶことができた」
「CIを実践する中で直面している課題を相談できた。これからの相談先が見つかった。」
「具体的な手法やインプットだけではなく、他団体の事例から学ぶことで、実践的で質が高い学びを得ることができた」
昨年の内容について参考記事:https://jfra.jp/fundraisingjournal/2833/


【主催】特定非営利活動法人 ETIC.

【お問い合わせ先】
特定非営利活動法人 エティック (担当:本木・番野)
メール:incu@etic.or.jp (お問い合わせの際は「CI研修の件」とタイトルをお付け下さい)

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米国・日本それぞれで、ビジネスと市民活動・アドボカシー
の両サイドより社会課題に取り組むフィリップ・サイオン氏と川北秀人氏を迎え、
企業はこれから社会とどう向き合っていくのかを探究します。

●ゲスト:Philippe Sion氏/Humanity Unitedマネージングディレクター
川北秀人氏/IIHOE [人と組織と地球のための国際研究所]代表
●日時:11月14日(木) 18:30~21:00(18:15受付開始)
●場所:(都内にて調整中)
●定員:40名
※1社からのご参加は最大3名までとします。
それ以上のご参加をご希望される場合は、事務局へご相談ください。

●対象:自社の戦略策定にすでに関わっている方(所属部門は不問)
●参加費:18,000円(当日現金払い)

<参加お申し込み>
下記WEBフォームよりお申込みお願いいたします。
https://forms.gle/GojMsbLkJUdxK8nT8
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