イベント概要
2023年は、世界がポストコロナの日常を模索する中、天候不順や戦争/紛争など、大きな試練が続く年でした。複雑化する社会の中で、世界で財団が果たす役割はより高まりつつあります。さまざまな社会問題に対応した支援やイノベーションの推進、政策提言、資金提供、環境保護など、財団はその資源と影響力を活かし、社会全体の発展や課題解決に貢献しています。
当財団は、2021年から、STEM(理系)分野への進学を目指す高校生女子向けの奨学助成金事業を開始しました。この奨学金は国内で徐々に認知を広げていますが、「2035年に女子学生の理系分野での大学進学比率を28%にする」という目標に向けては、まだ出発点に過ぎません。そのため、事業をさらに拡大していくため、COO(事業責任者)の公募を行う運びとなりました。
この募集にあたって12月6日に、COO(事業責任者)の募集を兼ねた特別イベント「新世代の財団が作り出すインパクト」を開催します。「すべての人が健康的で生産的な生活を送れるように支援を行う」という中核的な使命を掲げ、新型コロナウイルス感染症を含めて世界各国で大きなインパクトをもたらした米国のビル&メリンダ・ゲイツ財団の日本常駐代表である柏倉 美保子氏をお招きし、当財団代表理事の山田 進太郎とのディスカッションを通じて、財団の新しい未来と、各財団が考えている社会的なインパクトやビジョン、社会的な価値や影響を最大化する仕事のやりがいに焦点を当てます。
当財団のCOO職募集への応募を検討する方や、これからの財団・基金に求められる役割や可能性について関心がある方のご参加をお待ちしています。
■イベント概要
タイトル:新世代の財団が作り出すインパクト
日時:12月6日(水曜日)19:00-20:00
実施方法:ZOOM配信(参加無料/事前申込制)
対象者:本テーマに興味を持つ社会人等
主催:公益財団法人山田進太郎D&I財団
協力:ビル&メリンダ・ゲイツ財団
参加方法:以下のリンクよりお申し込みください。
https://form.run/@1206event
■イベント内容
1.開催あいさつ
2.両財団の活動紹介
3.パネルディスカッション(「新世代の財団とは、その可能性とは?」等)
4.Q&A
■登壇者プロフィール
柏倉 美保子氏:ビル&メリンダ・ゲイツ財団 日本常駐代表
幼少期にメキシコで極度の貧困を目撃した体験から貧困問題撲滅を志し、投資銀行を経て責任投資業界(FTSE, Sustainalytics)で企業のESG評価に従事。2013年から世界経済フォーラムで多くの地球規模課題のアジェンダ形成に携わる。2017年からビル&メリンダ・ゲイツ財団初の日本常駐代表に就任。慶應大学総合政策学部卒業、ケンブリッジ大学MBA、世界経済フォーラム・グローバル・リーダーシップ・フェローのエグゼクティブ・マスターを取得。
ビル&メリンダ・ゲイツ財団 公式サイト:
https://www.gatesfoundation.org/
山田 進太郎:公益財団法人山田進太郎D&I財団 代表理事、メルカリ 代表取締役CEO
1977年愛知県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。大学在学中、楽天でインターンとして「楽天オークション」の立ち上げに携わる。卒業後にウノウを設立し、ウェブサイトの企画・開発・運営やソーシャルゲームなどを展開する。2010年ウノウを米ジンガに売却、12年にジンガジャパンを退社し、13年メルカリを創業。フリマアプリ「メルカリ」を展開し、18年に東証マザーズに上場(22年東証プライム市場に昇格)。21年山田進太郎D&I財団を設立。