世の中で話題になっている最近のニュースの中から、「読者の皆さまにぜひチェックしていただきたい!」と思うものを厳選し、一言コメントとともに紹介します。 崩れゆく民主的価値観 漂う独裁への誘惑(日本経済新聞) http://www.nikkei.com/article/DGXLZO13387970V20C17A2TZN000/
▶先進国に生きる私たちは「民主主義は当たり前のもの」という感覚を持っていますが、もしかしたら今は、それが変わっていく過渡期なのかもしれない、と感じられる記事でした。
脱多数決──失われた「選挙への信頼」を科学の力で取り戻せ(WIRED.jp) http://wired.jp/2017/03/03/science-can-restore/
▶「多数決は選挙には不適切、あるいは少なくともひどく時代遅れ」というのはたしかにそうかもしれません。日本でも、有権者に分かりやすく、より皆が納得する新しい選挙制度を試すことができたらいいですね。
2017年若者意識調査 世界の若者はキャリアの成功に前向きで苦労を厭わない(NewSphere) http://newsphere.jp/business/20170302-1/
▶世界の若者の意識調査で、「東京の若者は将来に悲観的」という傾向が出たようです。慎重で謙虚なのかもしれませんが、少し気になる調査結果と言えるのではないでしょうか。
ネット利用時間 小学生1日93分 高校生は3時間27分(毎日新聞) http://mainichi.jp/articles/20170228/k00/00m/040/062000c
▶内閣府から発表されたデータ。スマホの普及に伴い、子どもたちがネットに触れる時間はこれからも増加していきそうです。トラブルに巻き込まれないように、学校や家庭内でもケアや注意が必要ですね。
女性の賃金、16年は男性の73% 格差解消なお遠く(日本経済新聞) http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF22H1U_S7A220C1EE8000/
▶男性との格差が過去最小になったのは喜ぶべきことですが、世界の水準と比べるとまだまだです。待機児童問題の解消など、各方面の対応が急務でしょう。
同性婚先行導入州で高校生の自殺率低下、米調査(AFPBB News) http://www.afpbb.com/articles/-/3118756
▶日本でも同性婚を認めたら、同様の効果が見られる可能性が高いのではないでしょうか。多様性を認めるための取り組みがもっと進んでいくことを期待しています。
19才の天才学生、ホームレス問題を解決。策は...「ヒューマニティ・ボット」(FUZE) https://www.fuze.dj/2017/03/donotpay_Joshua_Browder.html
▶10代の若者一人でも社会を変えることができる。テクノロジーの可能性を感じる事例でした。
元の暮らしまで「20年超」5割 福島県民に世論調査(朝日新聞デジタル ) http://www.asahi.com/articles/ASK2W4JDWK2WUZPS001.html
▶東日本大震災から6年が経ちますが、福島の復興はやはり他の被災地と比べて課題が複雑だと感じます。
「プレミアムフライデー」で実際に早く帰った人は3.7% 大企業ほど奨励 否定的な声も(ITmedia) http://healthcare.itmedia.co.jp/hc/articles/1703/03/news099.html
▶いよいよスタートしたプレミアムフライデー。こういった調査結果を見ると、普及するにはもう少し時間がかかりそうな印象です。
シリコンバレー在住のリベラルな僕がトランプ大統領支持者100人と話して理解した「アメリカのリアル」(BUSINESS INSIDER JAPAN) https://www.businessinsider.jp/post-1067
▶このように、違う主義主張の人たちとコミュニケーションを取っていくことが、これ以上「分断」を広げないためには重要なんだと思います。
以上、先週の注目ニュースをお届けしました。また今後も、世の中の動きを短時間でチェックいただけるよう、週に1回のペースでニュースをまとめていく予定です。楽しみにしていてください!
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