欧米に比べると少し対応が遅いと言われることが多い、日本政府のテクノロジー系への政策的アクション。今週はその中でもいくつか動きがありましたので、ピックアップ!
宇宙活動法案国会提出
民間企業がロケットや衛星を打ち上げる時代がついにやって来ます! 政府が、ベンチャー企業の宇宙ビジネス参入を促す法案を国会に提出しました。 事故が起きた際の損害賠償も検討とのこと。 10年間で5兆円規模と言われる産業分野に成長を期待しています。
政府、宇宙活動法案を国会に提出 ベンチャー参入拡大を狙う
http://this.kiji.is/78296365944832004
Fin-Tech関連法整備
続いてfin-techが盛り上がっている金融とITのさらなる融合を予感させるニュース。 銀行が金融関連IT企業に出資する際、出資比率が制限されていましたが、今回発表された銀行法などの改正案では、5%(持ち株会社は15%)を超えて出資できることが盛り込まれました。 まだまだ発展余地のある金融とITの融合が前進するかもしれません。一方、仮想通貨取引所を登録制にするという規制強化が検討され、テロ資金対策も進みそうです。
金融とITの融合・仮想通貨規制の法改正案を閣議決定
http://jp.reuters.com/article/aso-it-idJPKCN0W606E
政府だけじゃない! 民間はさらに1歩先へ~
政府と民間の区別はこれからどうなっていくのか、そんなことを考えさせてくれるニュースがこちら。Googleが取り組む都市革命「サイドウォーク」の新規メンバー募集を開始しました。
SideWalk Lab http://www.sidewalklabs.com/
How Google Is Turning Cities Into R&D Labs
http://www.fastcodesign.com/3056964/design-moves/how-google-is-turning-cities-into-rd-labs
via:http://www.sidewalklabs.com/
ついにはじまる、グーグル「Sidewalk Labs」の都市革命
http://wired.jp/2016/03/05/sidewalk-labs/
人口過密化・住宅問題・エネルギー問題。さまざまな都市問題にGoogleが挑もうとしています。民間の改革が、国の動きを超えたスピードで進んでいます。 そして、もうひとつ民間の早い動きについてのニュース。 次世代を担う若者を育てるために、個人で奨学金を作った教授のニュースです。返済不要の奨学金、政府ではなく民間の個人が先駆けになりました。
返済気にせず学んで 法政大教授が給与・退職金・遺産で独自奨学金
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201603/CK2016030702000145.html
政府の動きと民間の動きはこれからどう交錯し、また協働していくのか、引き続きウォッチしていきます! 来週もお楽しみに!
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