参院選が終わりました。今回目立ったのは、18歳選挙や合区などのシステム上の変更だけではありません。投票率を伸ばすための民間の動きも注目されました。 「選挙に行こう」のメッセージは、「政治を自らの手でつくっていこう」ということ。政府主導ではなく民間から、それも若者から多くそういったメッセージが発せられることが、とても興味深いですね。
今回の投票率は思うように伸びなかったものの、私たち自身が「政治に参加したい」という思いで動ける、そしてそれがしっかり広まっていける、そういう社会になってきたのかもしれません。今後もっと多様な場所でのアクションが期待されます!
改憲勢力は?10代投票先は? 参院選データ分析
ニュースはこちら>>https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/sangiin2016-review/
改憲に必要な、全議員の「3分の2」、各年代が与野党どちらに投票したのか、また都道府県別の結果分析など、鍵となるデータが一目でわかるサイトです。候補者の「つぶやき」ワードの分析や各種ランキングなども豊富。18歳選挙とともに注目だった合区地域の投票率が過去最低を記録しているなど、今後の課題も浮かび上がらせています。
「初体験は18の夏がいい」 参院選、意表を突く投票呼びかけポスター
ニュースはこちら>>http://www.huffingtonpost.jp/withnews/18_first_b_10810640.html
和歌山の若者が発起しました。「和歌山の10代投票率を全国一にしよう」というフレーズとともに、斬新なアイディアポスターがずらり。ホームページではボートマッチサイトを紹介するなど、投票に必要な最低限の情報もコンパクトにまとまっています。 18歳、19歳投票率の全国1位は神奈川県の64.89%。和歌山の18歳、19歳投票率は結果としては39.04%と全国平均45.45%に届きませんでしたが、何もかも始まったばかり。これをきっかけにして今後さらに全国で面白い提案がされていくといいですね!
あなたが投票に行くことは、決して無駄にならない。世界各地で展開されている投票率向上プロジェクトをまとめてご紹介!
ニュースはこちら>>http://greenz.jp/2016/07/03/election_201607/
今回の参院選では、「選挙割」として特典をプレゼントしている商店を数多く見かけました。 ボートマッチのアプリや、地元政治家と対話できる場の提供など、さまざまなアイディアを出しあって、「投票が未来を作る」という思いを形にしている人たちの動き、注目です!
<三宅洋平氏落選>実態なき支持層が産み出した「選挙フェス」という都市伝説
ニュースはこちら>>http://blogos.com/article/182881/
最後に、今回ネットで話題になった「選挙フェス」とは何だったのか、という考察。 選挙期間中の派手なイベントは、「若者が政治参加するきっかけになるのでは」と期待されることもありましたが、投票率や得票数を含めて実際の数字にはあらわれませんでした。 一般的な若者を装って政治活動を行い、大衆の支持を得ようとする「プロ若者」の存在はたびたび話題になりますが、今回はそのことも考えさせられました。これからのために、きちんと整理しておきたいですね。 これから、投票後の政治の動向もしっかり見守っていきましょう!
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