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美しい三陸の海沿いで暮らす・はたらく。DRIVEオススメ地域系求人/唐桑・雄勝編

2014.12.04 205view 

「朝、会社に行く前に釣りやサーフィンに行く・・・」という妄想に浸りながら満員電車に揺られたり、会社のパソコンの壁紙を美しく青い海にするなどして、お茶を濁したりしているあなたへ。

今回は、世界三大漁場のひとつ「三陸」で、海とともに生きる仕事をご紹介します。

Kinkazan

気仙沼・唐桑で新たな漁業の仕組みづくりを担う

まずひとつめは、宮城県気仙沼市は唐桑地区で、新たな漁業の仕組みづくりを担うお仕事。まずは「唐桑地区」をご紹介します。

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気仙沼市 wikipedia

宮城県の最北端に位置する気仙沼市(地図中の濃いピンク)。その中でも、東北端に位置するノコギリ状の半島が「唐桑半島(≒旧唐桑町)」です。

気仙沼市と言えば漁業で知られていますが、その中でも、特に暮らしと海が不可分に結びついていたのが唐桑です。リアス式海岸が続く唐桑半島には、人が数多く居住できる平地はほとんどありません。人々は「浜」と呼ばれるわずかに開けた海沿いの土地に、漁業を生業として暮らしてきました。

「先祖は和歌山の漁師で、鮪を追ってここにやってきたんだ」と言う家があるくらい、昔から連綿と続いていた唐桑の暮らし。それは、東日本大震災の大津波に一変してしまいました。港や設備は海に流され、流通が急激に変化し、今も小規模な漁業者は苦境に立たされています。そこで、新たな漁業のあり方を模索すべく立ち上がったのが、Fish Market 38 有限責任事業組合です。

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唐桑の風景 by Fish Market 38

眺めるだけで妄想がはかどる唐桑半島の風景。この地で、Fish Market 38のメンバーは「漁師が漁を諦めなくてすむ環境」を目指し、日々販路開拓に取り組んでいるのです。

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小漁の風景 by Fish Market 38

Fish Market 38が取り組んでいるのは、新たな流通の仕組みづくりだけではありません。地域の素材を活かした新たな加工品の製造・販売など、震災以前は取り組んでいなかった新たな領域にも参入しています。中でも特徴的なのは、事業所の敷地内に設置された陸上生簀(いけす)「アルフルザ」です。

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陸上生簀「アルフルザ」 by Fish Market 38

「通称の窓口」という意味をもつアルフルザ。この生簀により、漁師から買い取った魚を生きたまま保存し、新鮮な状態で流通に乗せることが可能となりました。アルフルザには魚介類加工場、惣菜加工場、冷蔵冷凍庫、事務所が併設されており、将来的には地域住民や子どもたちのための料理教室などにも取り組んでいくそうです。

漁業や漁港というと、ちょっと近づきがたい雰囲気がありますが(僕だけでしょうか)、そんなイメージを一新する人々の集いの場に発展していくようなイメージがもてます。

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三陸のお魚 by Fish Market 38

なお、求人ページにはなんとも魅力的なコメントが。

都会的な華やかさはありませんが、美しい三陸の海のある風景はとても美しく、きれいな夕日や星空、漁火などを見ることができます。また、おいしい海産物を味わうことができます。仕事においては、創業期ということもあり苦労も多いかと思いますが、チャレンジで溢れた日々からは、多くの経験をえることができます。

我こそは唐桑の魚伝道師にならむ、という方。三陸の豊かな海と、個性豊かな漁師さん(↓)が唐桑であなたを待っています。

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いかにも個性的なFM38のメンバー by Fish Market 38

唐桑で漁業を支える。 Fish Market 38

石巻市・雄勝地区で気仙沼・唐桑で新たな漁業の仕組みづくりを担う

ふたつめのおすすめは、宮城県石巻市・雄勝地区。

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宮城県石巻市 wikipedia

地理は少し唐桑に似ています。宮城県第二の都市、石巻市(地図中の濃いピンク)の中で、ギザギザしている半島が牡鹿半島。この付け根の北東、周囲を石巻市に囲まれた女川町の北隣が雄勝地区です。2005年に石巻市と合併する前は、単独の「雄勝町」でした。

この雄勝町、実は硯石の産地で、雄勝硯(おがつすずり)と言われ国産硯のシェア90%を誇っています。なんでも、新しく出来た東京駅の駅舎屋根にも、雄勝産の石が使われているとか。

もちろん硯だけではなく、恵まれた地形を活かして昔からホタテやカキ、ホヤ、サケの養殖が盛んでした。しかし唐桑同様、東日本大震災により壊滅的な被害を被り、震災前に4,300人だった雄勝町の人口は、なんと1,000人にまで減少してしまいます。

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海の体験学習の風景 by sweet treat 311

そんな状況にも関わらず、雄勝地区で新たな取組を始める人たちがいます。そのひとつが、体験型教育支援を行う公益社団法人sweet treat 311

震災直後の2011年4月、「日本で一番厳しい環境にいるこどもたちに、日本で一番豊かな教育を」との想いから設立されたsweet treat 311。地域の人たちを巻き込み、数多くの地域を題材とした体験学習を開発・提供しています。

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漁業体験「ホタテの水揚げ」 by sweet treat 311

こちらは、漁業体験の様子。小学4年生が、ホタテの養殖方法の違いなどを学び、漁船に乗ってホタテの水揚げに挑戦しています。この後、獲れたてのホタテを自分の手で捌いて食べるという体験をしたそう。(うらやましいかぎり。)

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おがつキッチンvol.4 by sweet treat 311

次は、子どもたちの料理教室・おがつキッチンです。なんと先生は銀座「ラ・ベットラ」の落合務シェフ。「23人の小中学生が、落合シェフ直伝の魚介のラグ?ソーススパゲティ、豚のタリアータ、イチゴのロマノフづくりに挑戦」とのことですが、小中学生の親御さんもさぞ参加したかったことでしょう。

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そんなsweet treat 311が満を持して取り組む新プロジェクトが、旧・雄勝町立桑浜小学校(築90年、2001年閉校)を修復・改修した、複合体験施設「MORIUMIUS」(モリウミアス)。2015年夏のオープンに向けて、現在新たな仲間を募集しています。ここで注目したいのは、求人ページに記載されている「給与以外の報酬」。

・地元一次産業従事者、全国からの企業、行政機関、大学や高校、世界的な組織や機関など多様なステークホルダーとの交流、関係構築 ・雄勝の雄大な自然の中で過ごす環境 ・廃校の再生・学校の立ち上げという創業時の経験 ・日本の課題、世界の課題解決に直結する事例づくりに取り組める ・NPOでありながら無から有を作り上げ社会に貢献する経験 ・社宅完備 ・保険完備

なかなかこんな仕事、ありません。子どもたちの未来をつくる仕事に携わりたい方へ、いちおしの求人です。

雄勝で教育を仕事にする。 sweet treat 311

この記事を書いたユーザー

石川 孔明

石川 孔明

1983年生まれ、愛知県吉良町(現西尾市)出身。アラスカにて卓球と狩猟に励み、その後、学業の傍ら海苔網や漁網を販売する事業を立ち上げる。その後、テキサスやスペインでの丁稚奉公期間を経て、2010年よりリサーチ担当としてNPO法人ETIC.に参画。企業や社会起業家が取り組む課題の調査やインパクト評価、政策提言支援等に取り組む。2011年、世界経済フォーラムによりグローバル・シェーパーズ・コミュニティに選出。出汁とオリーブ(樹木)とお茶と自然を愛する。

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