「そういえば、学生の頃は国際協力の仕事に憧れていたなあ」「グローバルな環境でチャレンジしてみたいと思って、今の仕事を始めたなあ」という方は、実は結構多いのではないでしょうか。今回は、国際協力関連やグローバルな取り組みを行っている5つのソーシャルベンチャーをご紹介したいと思います。
国を超えてモノづくりがしたい/バングラデシュの可能性を伝えたい
そんなあなたに推奨する求人は、株式会社マザーハウスです。 2006年に設立し、今では日本と台湾で16店舗を展開し、バングラデシュ直営工場のスタッフ数は100名を超えている株式会社マザーハウス。代表取締役の山口絵里子さんの自伝、「裸でも生きる」を読んだことがある方も多いかもしれません。 また、個人的におすすめなのが元マザーハウス社員の方のこちらのブログ記事。三菱商事を半年で退職、マザーハウスで台湾事業を立ち上げ、現在はバイアウトファンドで新たなキャリアを積まれているようですが、「自分の選択を正しいものにするのは自分」という姿勢が素敵です。一部引用します。
怒涛の半年間の(マザーハウスでの)インターン生活はあっという間に終わり、その翌週から三菱商事に入社した。今でもよく聞かれる。「なんで半年で辞めたんですか?」 スピード感の違い、自分の成長スピードに対する焦燥感、企業文化との不適合、理由は色々ある。しかしそれだけでは、ネガティブな理由だけではあんなに恵まれた会社を半年では辞めない。一番大きな理由は、あの半年間が本当に楽しくて、あれをもう一度経験するのを何年も待つなんてことはできない。そんなシンプルな理由が全てだった。(中略) 三菱商事からマザーハウスに移るとき、99%の人に反対された。ただ、自分だけはその選択が正しいと信じていたし、だからこそその選択を正しいものにするためにこれまでやってきて、結果正しい選択だったと今は胸を張って言える。―――「4年半、転職、次。」
今回は、店舗販売やマーチャンダイザー、WEB担当などの国内スタッフに加え、生産・品質管理を行う現地駐在員も募集しています。そして特筆すべきは、中途採用のみならず、新卒での応募も歓迎という点。新卒を募集するソーシャルベンチャーはまだまだ数少ないので、就活生は要チェックです。
途上国から世界に通用する ブランドをつくる 株式会社マザーハウスの人材募集要項
途上国の飢餓を解決したい/日本初の社会事業のコアメンバーとして活躍したい
そんなあなたに推奨する求人は、特定非営利活動法人 TABLE FOR TWO Internationalです。 2007年秋に創設され、2013年10月末時点で約600団体、のべ2,200万人以上が参加しているTFTのプログラム。オフィスにインタビューに伺って驚いたのは、そんな大きな取り組みを、ボランティアや協力者の方を巻き込みながら、たった3人の正規職員で手掛けているという点です。 代表理事・小暮真久さんインタビューはこちらよりご覧いただけます。 前編:「社会貢献の枠を超えて”楽しい”のシェアをとる」 後編:「ビル・ゲイツだって、おもしろいから社会貢献をやっている」 また、何冊か単著を出されているので、年末年始に読んでみる本としてもおすすめです。
- 「“想い”と“頭脳”で稼ぐ 社会起業・実戦ガイド 「20円」で世界をつなぐ仕事」
- 「20代からはじめる社会貢献: 400社が支援した「社会起業」とは」
- 「社会をよくしてお金も稼げるしくみのつくりかた――マッキンゼーでは気づけなかった世界を動かすビジネスモデル「Winの累乗」」
今回は、4人目の正規職員となる事業推進ディレクターを募集しています。華やかなイメージがあるかもしれませんが、名刺印刷や電話対応をはじめ、事務作業などの裏方的な仕事もあるそう。少人数の企業やチームで、プロジェクトをゼロベースで推進した経験がある方に向いていると思います。
TABLE FOR TWO4人目の コアメンバーを募集! 特定非営利活動法人 TABLE FOR TWO Internationalの人材募集要項
カンボジアやインドで売られている子どもたちを救いたい
そんなあなたに推奨する求人は、特定非営利活動法人かものはしプロジェクトです。 大学生3人が中心となって設立してから11年が経ち、カンボジアだけでなく、2012年からインドにも活動を広げた、特定非営利活動法人かものはしプロジェクト。使命や目的の明確性、情報開示、意思決定機関、資金調達の透明性、支援の多様性などがバランスよく整っているという点を評価され、2013年12月には、第2回エクセレントNPO大賞の「組織力賞」を受賞しています。私自身がいくつかのNPOやソーシャルベンチャーを見てきた中でも、丁寧に人材育成を行っているNPOの1つであると感じます。
また、現在かものはしプロジェクトの日本事業統括ディレクターを務めている山本圭太さんは、DRIVEラボで記事を連載中。「これは必見!」というものを以下にいくつかピックアップしてみたので、NPOのキャリアについて考えている方はぜひ読んでみてください。また、創業ストーリーが気になる方は、代表の村田早耶香さんの単著「いくつもの壁にぶつかりながら」もおすすめです。
かものはしプロジェクトで募集しているのは、ファンドレイジング・マネージャー候補と海外事業アシスタントマネージャー。どちらも年に1?2回は海外出張があるそうです。国際協力や途上国開発、BOPなどに関心のある方にとっては、またとない機会かと思います!
『かものはしプロジェクト』を 次のステージへ 特定非営利活動法人かものはし プロジェクトの人材募集要項
日本のスイーツ・おもてなしを海外へ発信したい/台湾で働きたい
そんなあなたに推奨する求人は、夢的美食股份有限公司です。 世界に1000店舗以上の高級洋菓子店を運営することを目標にしているスイーツベンチャー企業・夢的美食股份有限公司。代表の水野雅也さんは、大手証券会社に勤務後、34歳で台湾へ渡航して会社を立ち上げるというチャレンジャー。趣味は、やっぱりスイーツ食べ歩きだそうです。
現在は、台湾を中心に8店舗を運営し6名の日本人が活躍中。海外マーケティング、営業、製造、店舗スタッフなどを募集中です。平均年齢は25歳と若く、現地の台湾の方たちとバリバリやりとりしながら仕事を進めていくそう。2014年には、上海への直営店展開を予定しているとのことです。 初年度はインターンから、2年目以降が正社員登用になるとのことですが、日本を離れて別のフィールドでチャレンジしてみたい方は、ぜひ飛び込んでみてください。
スイーツと言う日本文化を 世界に伝える感動創造企業を目指して 夢的美食股份有限公司の人材募集要項
東南アジアで、リユースビジネスを立ち上げたい/ECOに関心がある
そんなあなたに推奨する求人は、株式会社ウインローダーです。 1950年に創業し、今年で64年目になる株式会社ウインローダー。この歴史と実績を基盤に、3代目である?嶋民仁社長が力を注いでいる新規ビジネスがECO×ロジスティクスビジネスです。A地点からB地点までモノを運んで終わり、というのが一般的な物流の考え方ですが、「単にモノを運んでいるだけではお役に立てなくなる」と、「物流×ECO」に挑戦しています。 誰かが使わななくなった家電や家具等を、リユース・再資源化を通じて再び商品としての命を吹き込み、それらを必要とする人々に提供。世の中のニーズに応えるとともに、負荷の低減を実現していくこの取り組みは、グッドデザイン賞受賞や、2010年ロハスデザイン大賞の「コト」部門で大賞を受賞するなどの評価を受けてきました。
今回は、この取り組みを海外へも展開していけたらと考えています。 アジア諸国はまだリユース市場が未成熟であり、日本でリユースできなかった商品もアジアでなら需要があるそう。まず2014年は、カンボジアにエコランドのリサイクルショップを出店を予定。「ECO×物流」をアジアで広めていくことに興味がある方、これから成長していくアジアでビジネスを仕掛けていきたい方におすすめです。
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