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#ワークスタイル

ギャルは私の救世主―「ギャル式ブレスト」仕掛け人・バブリーちゃん【#PLAYな人々】

2020.11.26 

この記事のアイキャッチ画像(ギャル式ブレスト)

 

新企画「#PLAYな人々」──

 

「起業という選択肢に囚われず、自分らしいスタイルでチャレンジしている方々を紹介する」企画です。もちろん起業していてもOKで、「自分の好きなこと」「自分の好きな形で実践している」ということがポイントです。

 

 

以前「PLAY!」(主催:NPO法人ETIC.〔エティック〕)というプログラムを取材して出会った、「起業家的ライフスタイル」という考えにインスパイアされ、本企画が誕生しました。

 

「起業家的ライフスタイルを応援する」という言葉を使っています。好きなことで自由に生きるといった時に、起業だけがその選択肢ではなく、「それぞれのスタイルで、意志を持って、楽しんでチャレンジして欲しい」と想いを込めています。

 

記事「キャリアの不安に向き合い、自由に生きるには?―起業家を長年支援してきたPLAY!コーチ陣が語る」より抜粋

 

 

「#PLAYな人々」の記念すべき第1回は、そんなPLAY!の立ち上げから携わり、事務局メンバーでもある「バブリーちゃん」こと竹野理香子さん(以下、バブリーちゃん/バブリー)のお話をお伺いしました。

 

起業家的ライフスタイルを実践している方、実践したい方、ともに必見です!

 

竹野さんのプロフィール写真

CGOドットコム総長/バブリーちゃん

 

人生で3回学校を中退する。高校中退の際は単身で大阪に住みギャルカルチャーに触れる。現在立教大学に在学中。 2018年8月よりNPO法人ETIC.に参画し、創業支援事業の企画・運営や新事業立上げに従事。2019年度よりオンラインコーチングプログラム「PLAY!」の立ち上げに携わる。また昨年度ギャルが企業の課題解決をアシスト「CGO( chief gal officer)ドットコム」を立ち上げる。「ギャル式ブレスト」「勝手にギャル式ブレスト」などを企業に展開する。ギャルが好き。

 

CGOドットコム公式サイト

 

ギャルの素晴らしさを伝えていきたい。ギャルマインドをビジネスシーンへ──

 

──本日はよろしくお願いします。まずは現在の活動についてお聞かせください。

 

バブリー : ①大学に通ったり、②NPO法人ETIC.(エティック)クリエイティブシティ事業部に所属し「PLAY!」の立ち上げに携わったり、③個人の活動として「ギャル式ブレスト」を立ち上げたりと、いいバランスで楽しく活動を続けています。

 

大学では、NPO、ソーシャルビジネス、社会起業、ボランティアなどについて学んでいます。「PLAY!」は以前にもDRIVEで取り上げていただきましたが、「2020年の8月にサービスをスタートした、個人のプロジェクト推進を支援する完全オンラインプログラム」で、“起業だけじゃない、様々な挑戦のスタイルを選び取れる今、未来に向けて新しいことをはじめたい方々”を応援しています。

 

PLAY!のイメージ画像

個人のプロジェクト推進を支援する完全オンラインプログラム「PLAY!」

 

──「ギャル式ブレスト」についてもお話をお願いします。

 

バブリー : ギャル式ブレストは、「ギャルとのブレストを通じて、発想の広がりを体験して、企業のイノベーション創出を図っていく体験型プログラム」で、昨年立ち上げました。

 

「ギャルの素晴らしさを伝えていきたい」という想いを持って運営しています。

 

バブリーちゃんとギャルのみなさん

ギャルのみなさんとバブリーちゃん(一番左:バブリーちゃん)

 

たとえば大きい企業や組織でよくある課題として、社内で打ち合わせをしても、「上下関係がしっかりと出来上がっている分、コミュニケーションが活発になりにくい」「論理的なアイデアは出るが、直感的なアイデアが出にくい」などが挙げられます。

 

そこに「ギャルも一緒に参加する」ことで、先入観や忖度なく、ぶっちゃけられる環境を生み出すことができます。

 

最近ありがたいことに、渋谷スクランブルスクエアのSHIBUYA QWSで開催されたQWS AWARD 2020というアワードで、グランプリを受賞させていただきました。これを弾みに、「ギャルマインドをビジネスシーンへ」を加速させていきたいです。

 

ここでいうギャルマインドとは、「自分の軸を持っている人たちの心構え(例:周りがどうあろうと、自分がいいと思うものを追求していく)」を意味しています。

 

公開ギャル式ブレストの様子

観客が見守る中で実施された、公開ギャル式ブレストの様子(一番左:バブリーちゃん)

 

「ギャル式ブレスト」の効果

「ギャル式ブレスト」の効果

 

「ギャル式ブレスト」を実施する際のルール

「ギャル式ブレスト」を実施する際のルール

 

QWS AWARD 2020でグランプリを受賞した時の様子

QWS AWARD 2020でグランプリを受賞した時の様子(中央:バブリーちゃん)

 

ギャルは、私の救世主。

 

──続いて、バブリーちゃんの過去について、話を移していければと思います。

 

バブリー : 小学校では生徒会副会長を務めたり、中学では学力テスト学年1位をとり、生徒会長やバスケ部部長を務めたりと、めちゃめちゃ真面目に生きてきました(笑)。高校では地元の進学校に進みましたが、しがらみが多く、雰囲気に馴染めず、嫌になって、2年生の時に中退しました。

 

その後、「大阪人面白そう!」という理由で大阪で一人暮らしを始め、そこで出会ったのが「ギャル」でした。

 

ギャルって「怖い」「頭悪そう」とか偏見を持たれがちだったりするんですが,私が実際に出会ったギャルはすごく賢かったですし、自分たちで生きていて、「ルールに縛られない」強さを持っていました。その姿が私にとってめちゃくちゃカッコ良かったことを今でも鮮明に覚えています。目の前の世界が一気に広がりました。

 

そして、「自分の意志さえあれば、まだまだ人生が切り拓ける」ことを感じ、高校の勉強を一からやり直し、大学進学を志しました。

 

──バブリーちゃんにとってギャルとはどんな存在ですか?

 

バブリー :「救世主」です。その名の通り、私は救われました。

 

そんな尊いギャルと一緒に、「みんながギャルに触発されて、視野や発想が広がっていく」体験を、「ギャル式ブレスト」を通じて生み出せているのはとても楽しいです。

 

ちなみに私は現在ギャルではないのですが(かつてギャルの時期もありましたが)、「客観的に見ているからこそ、彼女たちの良さがわかる」ことに最近気付きました。

 

バブリーちゃんにとって「起業家的ライフスタイル」とは?

 

──現在の活動を続ける中で、バブリーちゃんが大事にしている価値観は何ですか?

 

バブリー : キーワードは「継続」です。過度な刺激は良くないと思っていて、「ちゃんと楽しみながら、自分が続けられる」ことを大事にしています。

 

たとえばギャルの事業でいえば、その価値を何億とか何千万とかにしたいわけではなくて、「自分が楽しんでいる」ことが第一です。

 

大学も、休学していたこともあり、同世代から遅れをとっている分、「焦らなきゃいけないでしょ」と周りから言われることもありますが、「自分がやりたいことをやりながら、単位も取っている」という状態を大切にしています。

 

ETIC.での仕事(例:PLAY!の運営)も同様です。

 

すべてにおいて「自分が楽しめるペース」を意識しています。だからこそ、それぞれちゃんと続けられていると思っています。

 

──今後の展望もお聞かせください。

 

バブリー : 「楽しみながら、無理なく続けていくこと」「チャレンジし続け、ずっと挑戦者でいること」の2つにフォーカスしていきたいです。

 

ギャル式ブレストは、百聞は一見に如かずで、1回体験いただくことが大事なので、まずは体験する人々が増えるように活動を続けていきます。「ギャルに触発されて世界がグッと広がる人たちが増えていくといいな」と思っています。

 

Twitterで情報発信しているので、ぜひフォローをお願いします!

 

また彼女たちは、「固定概念をポップに壊していける存在」です。それもただ壊すだけではなく「周りを巻き込みながら、ちゃんと壊していける存在」で、「誰も嫌な気持ちにならない」というのが面白いポイントです。壊すべき常識や固定観念は、ビジネスや学校、社会全体に色々あると思います(笑)。もしご興味お持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

──最後に、バブリーちゃんにとって「起業家的ライフスタイル」とは?

 

バブリー : シンプルに一言、「カジュアルに挑戦し続けること」です。

 

バブリーちゃんの「光るギャル名刺」

バブリーちゃんの「光るギャル名刺」

 

──ありがとうございました!引き続き、心から応援しています!

 

※本記事の掲載情報は、2020年11月現在のものです。

※CGOドットコムの公式サイトURLについて、2022年1月に追記しました。

 

【企画「#PLAYな人々」】

・第一回(2020年11月26日)

本記事

 

・第二回(2020年11月27日)

自分がやりたいと思ったら、まずやってみる―ライター・横尾さんの「気軽な挑戦スタイル」【#PLAYな人々】

 

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Ryota Yasuda

1989年生まれ。早稲田大学スポーツ科学部卒業。執筆・編集する、アート作品をつくる、ハンドドリップでコーヒーを淹れる、DJする、など。「多趣味多才」をモットーに生きている。2015年よりETIC.参画(〜2023年5月末まで)。DRIVEでの執筆記事一覧 : https://drive.media/search-result?sw=Ryota+Yasuda