コロナ禍により、さまざまな分野で大きな転換が起きた2020年。「働くこと」や「仕事」に関しても、在宅勤務やリモートワーク、観光地などの休暇先にて遠隔で仕事を行うワーケーションなどこれまで生まれていたアクションの認知度が一気に高まり、多くの方々に実践されました。
DRIVEメディアの姉妹サイトである、志と志のマッチングをモットーに掲げる求人サイト『DRIVEキャリア』も変化を実感する1年に。指標の1つとなる各求人記事のアクセス数の解析を行ったところ、上位を占める求人にその変化が見て取れました。
2020年1月1日〜12月15日までのアクセス集計をもとに、現在募集中の求人をページビューの多い順、TOP10をご紹介します。
- 【1位】子どもが「ちがい」で諦めない社会を。教育とファンづくりを担うマネージャー募集!
東京都・契約社員・月25万円~
- 【2位】【急募】若者たちの「今」に寄り添い、自立を支えていくスタッフを募集します!
神奈川県・正社員・月18万円~
- 【3位】中高生が安心して挑戦できる新しい居場所“ユースセンター”の運営メンバーを募集!
東京都・正社員・年350万~
- 【4位】【熊本事務局】若者支援スタッフ募集中! NPO法人ブリッジフォースマイル
東京都・契約社員・月22万円~
- 【5位】支家が宿坊に?!心と体を調えるオンライン宿坊「クラウドホテル」開業メンバー募集
東京都・業務委託・週1コミットメント・月3万円~(目安)
- 【6位】【12/25〆切】”市民プロデューサー”として地域の人材発掘を担う方、募集中。
茨城県・契約社員・月20万円~・賞与あり
- 【7位】サステナブルな未来への食の社会実験&実践「KURKKU FIELDS」社長の右腕
東京都・正社員・年300万円~
- 【8位】新規プロジェクトに伴う追加公募!食支援活動を応援する中間支援活動のお仕事です。
東京都・正社員・月20万円~
- 【9位】「高校に行けなかった私でも、大学受験できるんだ」生徒の再出発を支援する仕事です
東京都・正社員・月25万円~
- 【10位】自然エネルギー普及の最前線。電気小売事業の事業推進マネージャー募集
東京都・正社員・年700万円~
※次点 IT×ファッションの先進的企業で、圧倒的成長を。能動的にキャリアを切り拓く人求む 株式会社エアークローゼット
(※順位は2020年12月15日現在のものです)
より関心が高まる「教育」「子どもたちの未来」を担う仕事
教育や子どもと関わっていく仕事は、もともとDRIVEキャリアでも人気があるテーマの1つ。例年、関心は高い傾向にあります(昨年のランキング記事はこちら)。今年はよりその要素が強まり、1位〜4位までを占め、6位以下も地域の特徴を生かした人材育成(6位)、こども食堂などの子育て支援(8位)、大学進学など生徒の再出発支援(9位)と、いつも以上に注目されていることがわかります。
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言、終わりの見えなかった休校・休園。既存の子育て、若者支援が縮小されることも。前例のない規模での規制は、あらゆる面で子どもたちに深い影響を与えてきました。この状況は多くのメディアでも報道されてきましたが、日々のニュースを通じて「子どもたちの現状を変えるのは、より良い未来をつくることにつながる」と改めて実感された方も多かったはず。その一翼を担う選択肢を「仕事」として考えた時にどのような可能性があるのか。多くの方々がDRIVEキャリアを通して考えてくださったことを、ランキングは示してくれています。
コロナ禍をきっかけに、見つめ直す「暮らし」のあり方。
もう1つ特筆したいのが、「サステナビリティ」を実践する仕事にも強い関心が寄せられている点です。
5位にはお寺をオフィスとして活用させてもらうことで身も心もウェルネスでいられるような場づくり、7位は食を通じて「いのちのてざわり」を感じられる場を推進する仕事がランクイン。10位の自然エネルギーへの挑戦も地球に負荷が少ない形で電力を生産する仕組みづくりを、次点の求人では廃棄処理など課題の多いアパレル業界において洋服のシェアリングという持続可能な循環型の事業を担います。
ステイホームによる働き方の劇的変化、消費を優先させる生活への疑問。これまでの枠組みが大きく変わり、これまでベストだと思ってきた暮らしに弱点があったこと。新たな発見を得た方は多かったのではないでしょうか。
いまの暮らしを見つめ直し、何を大切にしていきたいのかを考えた時、自分もそれを創り出す側になってみたい。その関心の高まりも伺えるランキングとなりました。
「誰かが何とかするのを待つのではなく、自分ができることからやってみる」
もう1つ、別のところでも変化を感じた事例をご紹介します。DRIVEキャリアでは無料の個別キャリア相談を実施しており(2020年3月以降はオンラインで実施中)、今年の相談数は約100件と例年以上に反響がありました。相談を担当するコーディネーターの間で話題となったのが、その方独自の軸がある相談が多くなったこと。取り組みたいテーマや社会課題を絞り、「それを仕事とした場合の可能性を探りたい」といった具体的な相談が増えたことが印象的でした。
コロナ禍は、私たちに様々な気づきをもたらす機会となりました。その自分の中の小さな変化を見逃さず、自分ごととして行動していく。来たる2021年はボランティア元年と言われた東日本大震災から10年目の年です。社会を良くしたいと思った時に具体的な行動にうつすハードルが年々少なくなっていると感じていた中で、コロナ禍はそれを加速させたといえそうです。
そして「社会を良いかたちにつくることに参加したい」と考えた時に、誰かが変えてくれるのを待つのではなく、多様な選択肢から選べるようになっていること。それは、多くの人がつくりたい未来を実現できる近道の1つではないでしょうか。挑戦をしたい方々を「仕事」「働く」という軸でサポートするDRIVEキャリアも引き続き精進していきたいと、改めて気を引き締めています。
小さな1歩でも、未来を変えていくアクションにつなげたいと思った方。よろしければDRIVEキャリアを訪ねてみてください。オンライン個別キャリア相談も随時受付中です。
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