近年、「ソーシャルビジネス」やその担い手である「社会起業家」に注目が集まっています。
ETIC.が2013年5月より開始したソーシャルビジネス/NPO/ベンチャーに特化した求人サイト「DRIVE」では、これからソーシャルビジネスの担い手となるであろう20代・30代を対象に、コンセプトの認知度や認知経路等について、インターネット調査を実施しました。 調査の概要や主要な示唆については、<調査結果サマリ>をご覧ください。
本ページでは、1位から15位までのソーシャルビジネス認知度ランキングと、各ソーシャルビジネスの想定認知経路を紹介しています。
< 認知度調査結果の要約 >- 20代・30代の若者の64%が、ソーシャルビジネス・社会起業家という言葉を聞いたことがある。
- テレビ経由での認知が43.7%と圧倒的に多く、ニュースサイトの23.7%と続く。
- 20代・30代の若者の間で最も認知度が高かったのは「日本ブラインドサッカー協会」。
ソーシャルビジネス認知度ランキング【1-15位】(n=1,310)
No. | 事業者 | 認識率 |
---|---|---|
1 | 日本ブラインドサッカー協会 | 6.7% |
2 | エイズ孤児支援NGO・PLAS | 4.1% |
3 | NPO法人かものはしプロジェクト | 3.4% |
4 | 株式会社スワン | 3.3% |
5 | ココ・ファーム・ワイナリー | 2.9% |
5 | 株式会社大地を守る会 | 2.9% |
7 | NPO法人ETIC. | 2.6% |
8 | ケア・センターやわらぎ | 2.4% |
9 | 有限会社ビッグイシュー日本 | 2.4% |
10 | 古野農場 | 1.6% |
11 | グラミン銀行 | 1.5% |
12 | 株式会社いろどり | 1.5% |
13 | NPO法人フローレンス | 1.4% |
同上 | ユナイテッド・ピープル株式会社 | 1.4% |
15 | NPO法人ファザーリング・ジャパン | 1.2% |
- 30のソーシャルビジネスのリスト1から、「知っているもの」を複数回答で質問した結果を集計しました。認識率の分母は全回答者1,310名となっており、ソーシャルビジネス・社会起業家を「知らない」と回答した層を含んでいます。
- 20代・30代の若者の間で最も認知度2が高かったのは、「日本ブラインドサッカー協会」の6.7%でした。以下「エイズ孤児支援NGO・PLAS」、「NPO法人かものはしプロジェクト」と続きます。
- 本調査における回答率は、事業者名の認知度を問う設問への回答であり、サービス内容や起業家本人の認知度とは異なる点に注意が必要です。
- 本調査に用いた30の事業者リストは、経済産業省、日本経済新聞社、ダイヤモンド社等による社会起業家特集記事等を参考に作成しました。従って、自社をソーシャルビジネス・社会起業家であると自社を認識または訴求していない場合もあります。
- 「知っているソーシャルビジネス」と、「ソーシャルビジネス・社会起業家というコンセプトの認知経路」をクロス集計した結果です。「個別のソーシャルビジネスをどのように認知したか」という設問への回答を集計したものではないため、「想定される認知経路」と表記しています。
- 多くのソーシャルビジネスについて、テレビが最も多く、次いでニュースサイト、新聞、雑誌、ソーシャルメディアの順となっています。
- 認知度ランキング1位から10位のソーシャルビジネスについては、NPO法人かものはしプロジェクトを除いた全ての事業者で「テレビ」の項目が50%を超えています。
- NPO法人かものはしプロジェクトと、株式会社大地を守る会、、NPO法人ファザーリング・ジャパンは、想定認知経路として「ニュースサイト」が「テレビ」を上回っています。
- 有限会社ビッグイシュー日本と、NPO法人フローレンスは、想定認知経路として「ソーシャルメディア」が「新聞」・「雑誌」を上回っています。
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