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北海道下川町でのチャレンジを決めたのはなぜ? 〜SDGs未来都市のローカルベンチャー生態系観察記〜

2019.03.26 

ベアーズ画像

 

北海道の北東、旭川から2時間ほどの距離にある下川町で、また今年も地域おこし協力隊制度を活用した3年で、地域資源を使った新規事業、ローカルベンチャーの事業化を目指す新しい移住メンバー、通称シモカワベアーズの募集を行っている。2019年度採用枠の特徴は、町民10名と行政10名で考えた、2030年までの下川町の7つのゴールの達成に向けていっしょに歩んでいける人を求めているということ。

1 みんなで挑戦しつづけるまち

2 誰ひとり取り残されないまち

3 人も資源もお金も循環・持続するまち

4 みんなで思いやれる家族のようなまち

5 文化や資源を尊重し新しい価値を生みだすまち

6 世界から目標とされるまち

7 子どもたちの笑顔と未来世代の幸せを育むまち

町民や行政が一丸となってまとめあげたこの7つの目標は、SDGs(持続可能な開発目標)をベースにしてつくられている。下川町は2018年、内閣府によるSDGs未来都市・モデル事業に選定され、地方自治体の中でもSDGsのトップランナーとして取り組んでいるが、その歩みと(少しだけでもいいので)歩調をあわせることが、今回のベアーズには求められている。

ベアーズとはなにか。その周りにはどんな人たちや仕組みがあり、下川はどんな場所なのか。5人の方からお話を伺った。

*過去の下川関連記事もぜひご参照ください

自治、自由、自立…“自”があつまるまち・北海道下川町

本音で働き、本音で暮らす。北海道下川町発「ワーク・ライフ・リンク」を探る

 

”下川を見守る”人:山崎春日さん

「新緑のころ、ちょっと登ると雲海が見える場所があって。下界は雲の下なんだけど上は晴れている。その景色が好きかなあ」

“下川の好きな場所はどこですか?”とたずねると、こう答えてくれたのは山崎春日さん。在住歴は23年になり、現在は町の新聞販売店を旦那さんと営んでいる。町民も混ざってSDGsをネタに話し合い、上記の7つの目標をつくった「SDGs未来都市部会」の民間メンバーでもある。

【年齢】42歳

【下川への道】東京→名寄→富山→下川

【キャリア】下川唯一のおもちゃ屋さん→新聞販売店

【移住のきっかけ】結婚

【いまやっていること】町の人たちに新聞を届ける

山崎さんは、7つの目標の中では、特に「5. 文化や資源を尊重し新しい価値を生みだすまち」に思い入れがあるという。

「ずっと壊さずに残してある石造りの蔵、倉庫があるんです。そこをいつか何かのために使いたいなって。カフェをやったりコンサートを開いたりできたらいいなあと思ってるんですよね。」

山崎さんが気になっている石造りの倉庫

山崎さんが気になっている石造りの倉庫

下川の町としての歴史は、明治34年の岐阜からの入植でスタートしている。厳しい自然環境もあって、現在も残っている文化遺産は古くても100年前後。川や森はそれこそ何千年も前から流れ、今も繁茂しているし、旧石器の遺跡も出ているけれどカタチとして残っている遺産は比較的新しい。それでもなるべく古いものを大切にしようという山崎さんの感性は、町をすこし離れたところから見守っているようで、優しい。新聞を町民に直接届ける仕事を通して、下川のいろいろな面を見ているからなのかもしれない。

もうひとつ、「7 子どもたちの笑顔と未来世代の幸せを育むまち」への想いも話してくれた。

「下川の子どもたちは、学校の授業でたくさん森のことを学ぶので、高校生になるころにはとても林業に詳しくなる。山の現場にも行っていますし。他の街にいって森のことを上手に語れるくらいになるんですよ。」

子どもたちを見守りながら、森のことを考えながら、その未来を想う山崎さん。これから先、もしかしたらベアーズとして来るかもしれない人へのメッセージを尋ねた。

「特にないかな…(笑)。来るもの拒まずです。でも、少しでも長くいてくれたら嬉しいかな。」

”力をつけるため”にベアーズになった人:山口駿人さん
山口駿人さん

山口駿人さん

【年齢】28歳

【下川への道】群馬生まれ→東京→札幌→下川

【キャリア】大学(木質材料学専攻)→札幌で会社勤務→シモカワベアーズ

【移住のきっかけ】下川の移住体験ツアー

【いまやっていること】出張DIY事業の立ち上げ

今の活動の原点は、子どもの時分、父親が杉を使ってDIYで部屋の内装してくれたこと。

木の質感を部屋で感じながら育った山口さんは、東大で木質材料について学び、将来は都会側ではなく”山側”でおもしろい仕事がしたいと思っていた。そして同時に、そのためには”力が必要”だとも感じたという。

社会について学ぶため、大学院を休学して、札幌の住宅リフォーム会社に最初はインターンで入り、そのまま就職。そこでは、社長のカバン持ちからはじまり、会社が実行委員会を組んで運営する道内最大規模の花火大会の事務局を約4年間任されることになり、就職前には想像もつかないほどの“力”がついたと感じた。

そのころ下川町との繋がりが出来、下川での暮らしや仕事を知ることのできる2泊3日の「くらしごとツアー」にも2回参加。下川は「肌にあった」感じがしたそうだ。そして移住を決める。

「最初は起業の意志は特になかったんです。まだその力が無いとも思っていましたし。」

ベアーズは、起業型地域おこし協力隊の制度を活用した3年で、地域資源を使った新規事業、ローカルベンチャーの事業化を目指すのが条件である。少しずつ準備をしていくうちに着目したのは、ちょっとしたブームにもなっている、DIYだった。

DIYのためのネット通販(=買ってもらってユーザがつくる)やDIYのための工房(=ユーザに来てもらってつくる)といったプランを考えてはリサーチし、ブラッシュアップを続けた。下川の先輩や外部のメンターたちにぶつけて意見をもらいながら、ようやく自分でも納得のいく事業が見えてきた。「地域の木材を活用した“企画出張型”木工DIY事業」というのがそれだ。

「家庭やマンション、学校などに訪問して、そこで僕がサポートをしながら、お客さんがDIYでモノをつくることができるというサービスです。下川の材と道具を車に積んで、個人宅に伺って家具を作ったりしていきます。札幌のとある高校で生徒といっしょに下川の木を使って教室の内装をつくるというプロジェクトももうすぐスタートします。」

山口さんは自分なりの視点で”ローカルベンチャー”を定義している。自身の活動にとってベアーズがどんな場なのかがよくわかる。

山口さんの報告資料より

山口さんの報告資料より

左側のローカルビジネスの条件のうち、”経済”は、下川町の7つの目標のうちの「3 人も資源もお金も循環・持続するまち」とほぼ同じだ。二つ目の”社会”は、「4 みんなで思いやれる家族のようなまち」でもあり、「2 誰ひとり取り残されないまち」でもある。三つ目の”環境”は、「5 文化や資源を尊重し新しい価値を生みだすまち」に近い。

そして右側のベンチャービジネスの条件は、“冒険性”(前例が無い挑戦)、“機動性”(外部要因に依存しないスピード感)、“話題性”(新しい価値で社会に影響を与える)の3つ。

下川ベアーズという場は、挑戦を面白がって応援してくれる場であり(=冒険性)、メンタリングや発表の場を通してスピーディに進化させていく場(=機動性)があり、そこで生み出される新しい価値を全国に示す(=話題性)場になっている。

こうした場の中で、“企画出張型”木工DIY事業”という新しい事業が磨かれ、その実現に向けて、山口さんは動いている。これから自分のように下川に来るかもしれない人たちへのメッセージを聞いた。

「ベアーズはとても恵まれている仕組みです。自分の力をつけるために、ふつうはお金を払って学ばなくてはいけないですよね。でもベアーズではお金をもらいながら力もつけられる。

そういう恵まれた条件の下で、できるかどうかはわからないけど実験的で面白いことをいっしょにやりたい。きっと次のギアを入れられると思います。」

ベアーズを”笑いながら”応援してる人: 矢内啓太さん
矢内啓太さん

矢内啓太さん

【年齢】32歳

【下川への道】下川生まれ→札幌の製菓専門学校へ→下川

【キャリア】札幌でパン屋→下川の実家の菓子&パン屋

【移住のきっかけ】7年間下川を離れて、6年前に戻ってきた

【いまやっていること】実家の店と並行してイベント的にパンの提供をはじめる

立派で特徴的なヒゲはまるでクマのようだが、矢内啓太さん(以下親しみを込めて”啓太さん”と呼ばせていただきます)は、ベアーズのメンバーではない。ベアーズを応援しつつ、自らはパンづくりに励むヒトである。下川で生まれて(まるでシャケのように)一度下川を離れ、また戻ってきた。戻ってきた時にはなんとモヒカンだったらしい。

「移住してきた人たちとか、変わり者がほかにたくさんいたので、自分だけが目立つこともなくてほっとしました(笑)」

と笑う下川生まれの啓太さん。ベアーズのメンバーも含むいまの移住者たちのことは、どう見ているのだろう?

「自分に正直な人が多いなと思います。彼らと話すと、自分が今考えてることが間違ってないなって思えたり、自信にもなったり、刺激になる。ときどき眩しすぎることもありますけど(笑)。」

これから来る人にはどんな期待を?

「もちろん森や木に関心がある人にも来てほしいですが、別の関心がある人も面白いかなと思っています。パンづくりをやってるので、無農薬で小麦をつくってくれる人がいらうれしいかなあ。あと木質バイオマスボイラーの熱利用についても話し合われているので、その熱を活用した野菜づくりとか。バニラビーンズとかもいいかも。

あ、そういえば下川には中華料理屋さんが無いですね(笑)。あと茶髪や金髪が少ないので、そういう人もぜひ(笑)。」

啓太さんはとにかくよく笑っている。そして下川に新しい、面白いことが起こることをニコニコしながら楽しみにしているように見える。

「いろんな人に、下川町に来てほしいですね。あんまり心配しないで大丈夫。応援してくれる町、あったかい町なんで。」

下川で”設計”をしている人:山田泰生さん(ベアーズ第一期)
山田泰生さん

山田泰生さん

【年齢】40歳

【下川への道】札幌出身→千葉県(大学進学)→愛媛(就職)→品川(転勤)→名古屋(転職)→下川

【キャリア】工学系大学・院→製造業のエンジニア→営業→ビジネススクール→プロジェクトマネジメント→シモカワベアーズ

【移住のきっかけ】日経とETIC.が主催した事業構想力育成講座に参加し、フィールドワークで初下川。タウンプロモーション推進部からの誘いでETIC.ローカルベンチャーラボのラボ生として参加し、決断

【いまやっていること】下川町のエゾシカを活用する事業の立ち上げ

山田さんは、もともとエンジニアである。工学系の大学で院まで学び、クレーンの設計や航空機をつくる会社でキャリアを積んだ。もっとも航空機の会社では、構造設計をやりたいと思って就職したらプロジェクトマネジメントをやることになったのだそうだ。

「チーム内で航空機や空のことを一番分かってない人間が、航空機や空がほんとうに好きでたまらない人で構成されたプロジェクトチームのマネジメントをやっていました(笑)。

天才的にプロジェクトマネジメントができる上司が居まして、その上司に『プロジェクトマネジメントはプロジェクトをデザイン(設計)する、お前のやりたかった設計と同じ”設計”だといわれたんです。」 

そこで身についたことが今も役に立っているという。

山田さんがベアーズとして取り組んでいるのは、エゾシカの食肉処理施設づくりとエゾシカのプロシュート(豚でいう生ハム)事業の立ち上げである。どちらも山田さんにとっては”設計”なのだという。

”下川で新しい産業を起こす”ことを最終目的にしたプロジェクト設計。うまくいかないことを事実として受け入れて、それを目的が達成できるように設計変更していく。問題を発見するごとに設計変更し、目的を達成していく。その“設計変更→目的達成のプロセス”に快感を感じるというエンジニア的な感性は、山田さんの独特の事業センスだ。

「産みの苦しみはもちろんあるけれど、やっぱりおもしろいんですよ。」 

ベアーズの先輩として、下川という町にはどんな人が合っているかを尋ねた。

「行動し続ける人。状況に適応できる人。実際に行動し始めると、計画通りには行かないことがほとんど。想定外は当たり前と割り切って、新たに動き出せる人。下川には協力してくれたり、人や機会を紹介してくれたりする人が多く居ますから、行動し続ければ他所より多くのチャンスは巡ってくると感じます。」

“すごいサポート力”でベアーズを支える人: 立花祐美子さん
立花祐美子さん

立花祐美子さん

【年齢】40歳

【下川への道】北海道内(出身・進学・就職)→札幌→下川

【キャリア】経理→DTP→下川町産業活性化支援機構タウンプロモーション推進部

【移住のきっかけ】結婚

【いまやっていること】移住を検討している人のアテンド、家さがしや仕事探し、家族に関わる暮らし面でのサポートや相談。

下川は、ひとりになりたければいくらでもひとりになれる場所だ、と立花さんは言う。

すこし町の中心から離れたり、冬に家にこもっていたら、誰とも会わず、すぐに自分だけの時間と空間に入れる。そういうストイックさを求めて移り住む人も多いのだそうだ。人からの承認をそれほど求めていない、自分のペースでやりたいタイプの人たちだ。

「彼・彼女たちももちろん社交性や好奇心はあって、しばしば町に降りてくるんですよ(笑)」 

町に降りてくるストイックな住民と、移住を検討して下川を訪れる人たちとをつないだりすることもある立花さんは、下川への”受け入れ”を担当している人である。移住を検討している人のアテンドや、家さがし、仕事さがしなどに伴走する。ベアーズの山田さんや山口さんのように、家族での移住が前提の人ももちろんいるので、子どもがいる場合には幼・学校との連携、そしてパートナーの下川での職場探しなどもする。暮らし面でのサポートや相談を、全面的に受け止めているのだ。

「タノシモカフェという一品持ち寄り形式の飲み会を、月に1回やっています。外から新しく来た人が、下川で友だちができるようにと始めました。移住を検討している方が下川に来た時は、親和性の高そうな人を呼んでお茶をしたり、飲み会を企画したり。友だちができて、私抜きでも直接つながってご飯を食べたりできるようになったらすごく嬉しくなりますね。」

また、下川にはハンドメイド作品を制作する女性が多いという。彼女たちは家の中で手を動かしている時間が多いので、外の社会にもつながるようにと立花さんがはじめたのが「森のてしごとや」というゆるやかな集まり。町内・外のイベントに出店したり、つくったものを町にあるリサイクルショップ「ばくりっこ」(「交換する」という意味の方言)に置いたりもしている。

そしていま準備しているのは、“子どもたちのための総合スポーツクラブ”だ。子どもの数は多くはないし、習い事も部活動も少ない下川。でもだからこそ、スポーツクラブが地域の大人も巻き込んだ異世代交流の場にもなればという想いがある。

立花さんは、つなぐ人。すこし離れている人たちやバラバラなものを絶妙なカタチとタイミングでつないでくれる人なのだ。

下川の”受け入れ力”の秘密

下川は外から入りやすい町だということは、15世帯31人(H30年度のタウンプロモーション推進部を通しての数字。内3世帯が3月末までに移住予定)の移住という数字にも現れている。これまで話を聞いた人たちの言葉からも下川のホスピタリティを感じることができるが、もう少し詳しくその仕組みを聞いてみた。

「受け入れ体制が整っています。タウンプロモーション推進部が窓口になり、移住する前も後も気軽に相談できます。ベアーズに関しては、事業について月1回のメンタリングを受けることができ、町内外の地域おこし協力隊や、ローカルベンチャーの専門家からアドバイスを受けることができます。私の場合、メンタリングしてくれる方が、ローカルベンチャーラボに参加していた時から知っている方々なので、私の移住の経緯を理解した上でアドバイスを頂けるのが助かっています。

また、下川町はSDGsの取組み等をいち早く実施する等して、町外の企業、団体等とも交流が盛んなので、町外の有識者と繋いでくれる人が町内に居るのも大きな魅力です」(山田さん)

山田さんは、奥さまと二人での移住だった。自分ひとりだけではなく「家族も揃って下川に」というケースについてはどうだろうか。

「移住前、個人的に妻に下川ライフを体験してもらいたかったので、1週間ほど滞在しました。事前にNPO法人『森の生活』さんがやっている「もりさんぽ」や「精油作り」を申し込んでいたのですが、その申込した日以外も山菜採りに連れてってくれたり、その採った山菜を使って餃子パーティーをしてくれたりと、滞在中は毎日、友達のように遊んでくれました。

こんなふうにあたたかく接して頂いたのもあって、妻も安心できたんじゃないかと思います」(山田さん)

続いて札幌在住時代に奥さまの妊娠がわかり、三人家族として移住を検討することになった山口さんの場合。

「“子どももいっしょに移住するとしたら”という課題になったんです。まず病院と幼稚園のことを考えました。そうしたらタウンプロモーション推進部の立花さんが、『こういうときは、ここだよ』といろいろ繋いでくれて、とても助かりました。

それから、札幌のような都会で暮らしていると、例えば映画館に行くとか、子どもがいることで自分が我慢しなきゃいけないというマイナスの面を強く感じちゃうなと思ったんです。でも下川では、子どもがいるから我慢するというようなことが少なくて、むしろ子どものおかげでいろんな人に優しくしてもらえるような、プラスの面が大きいなと。」(山口さん)

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受け入れの仕組みがあり、それを担う人がいる。「最近は家族やグループでの移住も増えている」(立花さん)というのも頷ける。

北海道全域停電の夜に見えた未来

昨年9月の深夜、最大震度7(厚真町鹿沼)の地震が発生、北海道全土が停電した。下川ももちろん停電。

何十年も前から、下川は豊かな森林資源を背景に、町としての“自立”を視野に入れて歩みを進めてきた町だ。全国に先駆けて取り組んだ木質バイオマスによる熱供給もそうだし、SDGsに関する先駆的な活動も、そうした自立への意志が連綿と持続してきた結果として、今の下川の独自性がある。

その下川から電気が消えた日。点かない信号の下、交差点では警官が交通整理をし、パソコンを使う人たちは仕事にならないから「今日は解散」となった。町内の飲食店は、冷蔵庫の中でダメになる前に食材を調理して無料で配っていたという。夜になって闇が町を包むと、ろうそくや投光器が灯る。あちこちでBBQの火が起こり、住民たちが集う姿があった。

「エネルギーとか持続可能って何なのか。いろいろなことをふっ飛ばしてそれを思った日でした。そして星がとてもきれいだった。」

と啓太さんは振り返る。

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タウンプロモーション推進部の立花実咲さんは、自身が運営している民泊にゲストが宿泊しに来る日だったので、その前に「せめて食べるものくらい自分の力でとりに行って、もてなしたい」と考えて、近くの川に釣りに行ったという。日が暮れ、夜になった時のことをブログでこう書いている。

“なぜ大停電になってもこの町はこんなに静かで、人々は半ば諦めたように、まるで不便を楽しむかのように、星空を見上げて「きれいだね」と言い合っているのだろう。”

もちろん空を見上げなかった人たちもいるし、不便で苦しんだ人たちもいるだろう。それでも下川にはこういう人たちがいるということが、この町の意志と感性、厳しさや優しさを示しているように感じる。下川ベアーズは、下川の未来の姿と、日本の未来のひとつのカタチをつくる場なのかもしれない。

 


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「シモカワベアーズ」とは、“好き”を仕事にしている人や“自分で選んで”ワーク・ライフ・リンクを実践する町内の人々──その共同体を指します。今回は、その「シモカワベアーズ」の生き方・暮らし方に共感し、町内の事業の継承者や右腕となる人材を全国から募集します。

下川町では2018年、長年の町の取り組みが評価され、国からSDGs未来都市に選定されました。SDGsの17個のゴールをもとに、下川町独自のまちづくりの指標となる2030年における下川町のありたい姿 ~人と自然を未来へ繋ぐ「しもかわチャレンジ」~を設定。今回のシモカワベアーズは、この7つの目標のいずれかに共感し、またご自身のやりたいことを形にする中でこの7つの目標の実現を目指す起業家を募集します。ご応募、お待ちしております!

【募集期間】

2019年2月12日(火)〜2019年3月31日(日)

【対象者】

・下川町の「7つのありたい姿」に共感する方

・まちづくりにプレイヤーとして関わりたい方

・地域での課題解決に興味がある方

・北海道下川町に興味がある方

・自分の好きなことを仕事にしたい方

・循環型森林経営など下川の取り組みに共感する方

 

*詳細はこちら!

シモカワベアーズ特設サイト|http://shimokawa-life.info/shimokawabears/

 

【本件に関するお問合せ先】

下川町産業活性化支援機構タウンプロモーション推進部 担当:南、立花

TEL:01655-4-2511(内線233) FAX:01655-4-2517 メール:info@shimokawa-life.info

 

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