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新興国「留職」プログラムを生み出したクロスフィールズの現場に密着!

2019.08.05 

DRIVE職場見学バナークロスフィールド様

「留職」とは、ベトナムやカンボジアなど新興国のNGOや社会的企業のもとに、日本企業で働く人たちを派遣し、現地の社会課題と向きあう研修プログラムのこと。

 

新興国にとっては課題解決がスピードアップし、派遣された人や日本企業にとっては現地での経験をその後の成長に活かせるなど、両方ともが価値ある時間を過ごせるとして、多くの企業に受け入れられてきました。

 

始めたのは、NPO法人クロスフィールズ。たくさんの反対にあった創業期を乗り越えながら、2011年5月の創設から現在まで、11ヶ国、180人以上の人を新興国に送ってきました(2019年7月時点)。

 

「留職」という新しい働き方、社会課題との関わり方を創り出したクロスフィールズですが、オフィスではどんな思いで、どんなふうに仕事をしているのでしょうか。働く方にインタビューしました。

「ビル飲み」友だちがいる、居心地のいい場所

クロスフィールズがあるのは、東急目黒線の不動前駅から徒歩6分ほどの5階建てビル。住人たちが「ビル友」として交流するとても風通しのいい場所で、その4階にあります。「ビル飲み」と称して集り、語り合うときもあるとか。

 

外観(ビル飲み、があるほど居住している人達の仲がいい)

オフィスの入口には、クロスフィールズの看板が立てられています。

入り口看板

スタッフのみなさんはスリッパで仕事をするのが習慣なのだそうです。打ち合わせスペースは土足OKのため、靴を履いたままお邪魔しました。

お洒落な電気

すると目に入ったのは、壁に掲げられたビジョン。情熱を表す赤がイメージカラーのクロスフィールズ。そこに浮かび上がる白い文字たちがとても印象的です。

ビジョン

こちらは廊下。棚の上には雑誌が並びます。そのなかに、共同創業者で代表理事の小沼大地さんの著書『働く意義の見つけ方』(ダイヤモンド社)も。日差しがたっぷりと入る、とても気持ちよい空間です。

オフィス廊下

どんなに大きな仕事も、個人の意識と行動から始まる

今回、お話を伺ったのは、事業統括マネージャーの久米澤咲季(くめざわ・さき)さん。プロジェクトマネージャーチームの統括、また進行中のプロジェクト管理などをしています。

sasikae

 

久米澤さんがクロスフィールズに参画したのは2015年7月。前職の独立行政法人国際協力機構(JICA)でインフラ整備などに携わるなかで芽生えた、「どんなに大きな仕事も人の意思と行動から始まる。国づくりというより、人をつくることにフォーカスをあてたい」という思いを育んでの転職でした。

 

「JICAで3年働いて次のキャリアを考えていた頃、クロスフィールズに出会いました。私は当時、途上国とか日本とか関係なく、人も国も活発になれる仕組みは作れないかなと探っていたのですが、留職プログラムならそれが体現できると思ったんです」

 

プロジェクトマネージャーとして入社した久米澤さん。3年ほど経験を積んだのち、昨年夏に統括マネージャーに就任しました。

仕事は会議がメイン。1日の仕事の流れ

「現在、プロジェクトが20個くらい同時進行しているのですが、その全体を統括しています。プロジェクトの質をどう担保するか考えたり、メンバーがそれぞれ生き生きと働けるように仕組みを作るのが仕事です。

そう話す久米澤さんの1日の仕事は、会議や相談が大半を占めます。会議は多い時で1日5、6回。

会議室スペース

 

日によっては朝から企業への打ち合わせに出かけ、終日留守にする時もあるとのことですが、今回は会議中心の1日のスケジュールを教えていただきました。

schedule

午前中は、留職プログラムの質を高めるための作戦会議。契約企業に、どこの国の、どんなポジションの留職プログラムを提供するか、や、留職希望者にどんな団体の仕事をマッチングするか、などをチームで話し合います。

 

午後からは、法人全体の経営会議や、制度改善に関する会議。

 

15時からは、海外の留職先団体とSkypeでミーティングをしています。言語は英語。久米澤さんは、全体を統括する立場になった今でも、現場で、1~2個のプロジェクトを担当しているそうです。

 

「週に1、2回は、海外のパートナー団体と『こういう留職者がいるんだけどどう?』と、提案をしたり、どういうニーズがあるかヒアリングしたりしています。プロジェクトマネージャーの声もそうですが、現場から上がってくる声は優先的に議論して、次につなげるようにしていますね」と、久米澤さん。

 

クロスフィールズの仕事は、調整や相談ごとが多いため、直接会話しながら相手の状況を確認することを心掛けていることも、会議が多い理由の一つのようです。

スタッフ一人ひとりも「枠を越える、未来を創る」

オフィスをのぞくと、メンバーの皆さんは、スーツにネクタイ、ではなく、カジュアルな格好でお仕事されていらっしゃいました。でも、組織文化は、”きちんとしている”そう。

 

「お付き合いしているのが大企業だったり、また、大きな会社を辞めてここで挑戦しようと入社する人も多いので、わりときちっとしている方だと思います。マニュアルなどの資料や制度が整っているね、と新しく入ってきたメンバーに言われたことがありました」と、久米澤さん。

書類がきちんと整理

オフィスの様子2 奥にいるのが久米澤さん

研修制度についても質問してみると、次のように答えてくださいました。

 

毎年6月と12月に、1日~3日の間、みんなが集まって議論するような場を作っています。前年度のふりかえり、次年度に向けての抱負などを話して、あとはみんなでスポーツをしたり、絵を描くワークショップなどをしたり、チームビルディングのようなことをしています

 

この場づくりにも、久米澤さんは担当者の一人として関わっていて、

 

「メンバーと一緒に企画を決めるところから楽しんでやっています。どんなことをしたら次年度に向けていい議論の場が開けるか、とか、キャンプに行きたいね、とか」

と、楽しそうに教えてくださいました。

 

また、興味深かったのが、フィードバック文化を作ろうという動きの話。スタッフ同士、互いの仕事に対してフィードバックを積極的に行っているそうです

 

たとえば、月に1度ほど実施されている、上司との個別ミーティングがあります。半年に1度の割合でその場に別部門のマネージャーが同席し、半期の振り返りと次の期の目標設定について話をしているとか。その振り返りと目標は全体で共有して、それに対するフィードバックを全員から受け取る場を作っているとのことです。こうしたフィードバック文化を推進している理由について、久米澤さんは次のように話してくださいました。

 

事業として『人の成長』にコミットしている以上、自分たち自身も成長を続ける必要があると感じています。また、全員が常に複数の業務を同時進行させているため、1年、2年があっという間に過ぎてしまうという側面もあります。そのなかで、全員がより主体的に、お互いを高め合いながら事業に関われるように、自分たちの考えを言葉にしあう機会を意識的に設けることになりました」

 

対話により他者との間に橋をかけ、自分の枠を越えて、成長を促そうとする組織文化の話は「枠を越える、未来を創る」というクロスフィールズのキャッチコピーに重なるものがありました。

こんなに多くの国、人と関われる仕事はない

最後に、クロスフィールズの一員になって働きたいと考えている方に向けてメッセージを送っていただきました。

 

「クロスフィールズはとても出会いが多い職場です。それをどんどんつないでいくことで、化学反応が起きる。そこに日々関われることが大きな醍醐味です。国やセクターの域を超えて、こんなに多様な人と関われる仕事はほかにないと思っています。新しい事業にもチャレンジしようという気運も高まっていますので、こうしたダイナミックな職場に少しでも興味のある方は、ぜひ積極的に挑戦してください」

 

新規事業など新しいことをどんどんつくり出しながら、情熱的なチャレンジ精神で社会を巻き込んでいくクロスフィールズ。今後がますます楽しみです。

クロスフィールズでは、現在、プロジェクトマネージャーを募集中です。ご関心ある方、ぜひご応募ください!

【2019年9月2日(月) 19:00 CrossFields Meet up 開催】

クロスフィールズに興味をお持ちいただいている方向けに、代表理事の小沼、留職事業統括の久米澤とざっくばらんに話せるイベントを企画しています。詳細はこちらからどうぞ


 

募集ポジション

プロジェクトマネージャー

雇用形態

正社員

給与

年収420万円~ (経験、能力等を考慮のうえ決定)-別途賞与有り、昇給有り(年1回)

勤務地

クロスフィールズ東京オフィス 〒141-0031 東京都品川区西五反田3-8-3 町原ビル4F

応募資格

民間企業での実務経験が2年以上あり、プロフェッショナルとしての高い意識があること(プロジェクトマネジメントの経験があるとなお可。国際協力や途上国開発などの社会貢献分野の活動または人材育成に携わった経験がある、もしくは強い興味・関心があること

 

「NPO法人クロスフィールズ」の募集要項の詳細はこちら!

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DRIVE

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NPO法人ETIC.のDRIVE事務局です。ワクワクドキドキする記事を皆さんにお届け出来るよう、日々駆けずり回っています。

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