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創業者ベンとジェリーにも会える!BEN&JERRY’Sによる若手ソーシャル・アントレプレナー向けグローバルビジネスコンペ"Join Our Core"日本初上陸

2014.10.05 

ポップなデザインやバラエティに富んだフレーバーで知られるベン&ジェリーズ(BEN&JERRY’S)のアイスクリーム。2012年4月、日本初の店舗を東京・表参道に店舗をオープンしてから、現在では首都圏を中心に、色んなお店でみかけるようになりました。

今回は、ベン&ジェリーズが今年日本でも開始した若手ソーシャル・アントレプレナー(社会起業家)向けビジネスコンペ「集まれ!よよよい仲間たち!」をご紹介します。 集まれ!よよよい仲間たち

社会的アイスクリームショップ、BEN&JERRY’S

このコンペティションを主催するベン&ジェリーズ、普通のアイスクリーム屋さんではありません。実はアメリカ発の世界的な社会的企業(ソーシャル・エンタープライズ)として知られているのです。 なぜ、ベン&ジェリーズが「社会的企業」なのか?それを知るために、ちょっと創業者のベン・コーエンさんと、ジェリー・グリーンフィールドさん(2人合わせてベン&ジェリー)の創業ストーリーを振り返ってみようと思います。 ベン&ジェリー 中学生の頃からの友人だった2人は、1978年、5ドルの受講料で「アイスクリーム製造の通信販売講座」を習得し、アメリカ・バーモント州のガソリンスタンド跡地にアイスクリーム屋をオープン。着実にファンを増やしながら店舗を増やし、現在では世界35カ国に展開しています。

ベン&ジェリーズが注目されているのは、事業の隅々まで行き届いた経営理念。

(1)製品の使命、(2)経済的使命、(3)社会的使命の3つを掲げ、アイスクリームにとって欠かせない材料をつくりだす牛、従業員やサプライヤーなど、事業に関わる全ての人と環境をとにかく尊重しているそうです。

具体的には、タマゴは平飼い鶏、フェアトレードの推進、環境にやさしい商品パッケージの導入など、事業活動の中でできることは全て積極的に実施(その他の取り組みはこちらから)。また、1985年には財団(米国:Ben and Jerry’s Foundation)を設立し、コミュニティ活動支援にも力を入れています。

Youtube:ベン&ジェリーズの歴史がわかる動画 "Peace, Love and Ice cream"

でも今どき、そのような活動はどこの企業もやっているのでは?という声もあるでしょう。でも、あまり表立って宣伝されないベン&ジェリーズのすごさは、ここからです。

1988年、ベン&ジェリーズは冷戦終結を目指して「1%フォー・ピース」とう団体を立ち上げ、「軍事費を1%減らして、平和を実現する活動にまわそう」と訴えます。 また、冷戦で米露関係が緊張する中、ベンはバーモント州の姉妹州があったロシアの都市を訪問し、「アイスクリーム外交」を展開。1992年には「アメリカとロシアの協働が進むように」と、ロシア店を開店します。

もちろん、ただ店舗を展開しただけではありません。カレリアでは、酸性雨・森林破壊・ホームレス・障害者などの社会問題の解決をサポート。利益の一部を、地域の障害を持つ子どもたちに寄付したそうです。 ベンとジェリーの2人には、こうした逸話が山ほどあります。彼らの足跡が物語るように、ベン&ジェリーズの「社会性とビジネスの両立」は、大きくなってから社会の要請にしたがって実施したのではなく、創業期からの筋金入りのものだということがわかります。

ソーシャル・アントレプレナー支援ビジネスコンペティション”Join our Core”

そんなベン&ジェリーズが2012年から始めたソーシャル・アントレプレナー向けビジネスコンペが、「Join Our Core」。

世界11カ国に広がりをみせる本プログラムは、今年2014年に日本でも(アジア初!)支援を開始しました。その名も「集まれ!よよよい仲間たち!」と、ベン&ジェリーズらしいポップなテイストです。 でも、ポップさだけではありません。

これまたベン&ジェリーズらしく、支援内容は極めて実践的なものになっています。18歳から34歳で日本在住、「よよよいビジネス」に取り組んでいる人なら、誰でも参加できる本プログラム。見事5名の日本ファイナリストに選出されると、「プレゼンマスター」によるサポートが受けられ、創業者のひとり、ジェリーさんが審査員を務めるファイナルイベントで、存分にプレゼンすることができます。 joc-prizes さらに、日本グランプリになると、(1)アメリカ・バーモントのベン&ジェリーズ本社で、ベン&ジェリーの2人や、他国でグランプリに選ばれたソーシャル・アントレプレナーに会うことができます(宿泊費や飛行機代は無料)。そして、(2)ベン&ジェリーズの新商品とタイアップして、ビジネスを多くの人たちに伝えることができ、さらに(3)副賞として、約140万円がもらえるそうです。

過去にグランプリに選ばれた起業家(よよよい仲間!)も、とてもユニーク。10万人の生徒に数学を無料で毎月教える、スウェーデンのMattecentrumや、大量に廃棄される果物をつかった製品づくりや経済的弱者雇用に取り組む、イギリスのRubies in the Rubbleなど、欧州を中心とした様々な若きソーシャル・アントレプレナーたちが活躍しています。 joinourcoreWoody300 創業期にはかなり助かる支援メニューとなっている「集まれ!よよよい仲間たち!」、これから自社のサービスを広げて、社会をよくしていきたい!と思う方は、ぜひエントリーを検討してみてはいかがでしょうか。(なお、エントリーは日本語です!)

Are You The Next Ben & Jerry’s? Join Our Core! 10/15 エントリー締め切り

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