最近、アメリカの人気就職先ランキングに、ティーチ・フォー・アメリカ(Teach for Ameria)が入っているということがよく雑誌やニュースで取り上げられています。
ところで、その他の国ではどうなんだろう?ということで、イギリスについて調べてみたところ、ベスト10にNPO・NGOがランクインしているという事実を発見しました。
今回は、そのランキングを紹介します。なお、ランキングの出典はUNIVERSUMが実施した2013年各国別人気就職先調査です。 まず、2013年のアメリカの文系(Humanities and Liberal Arts)就職ランキングから。Teach for Americaが5位にランクインしています。
アメリカ(US)文系学生人気就職先ランキング 2013年
No. | Company |
---|---|
1 | Walt Disney Company |
2 | United Nations |
3 | U.S. Department of State |
4 | |
5 | Teach for America |
そして、こちらがイギリスの文系学生人気就職先ランキングベスト10です。
イギリス(UK)文系学生人気就職先ランキング 2013年
No. | Company |
---|---|
1 | BBC |
2 | Channel 4 |
3 | Oxfam |
4 | Civil Service |
5 | |
6 | Teach First |
7 | ITV |
8 | Apple |
9 | NHS |
10 | John Lewis |
ひとつめの注目ポイントは、3位にランクインした国際NGO、Oxfam(オックスファム)。そのミッションを、2003年から日本で活動しているオックスファム・ジャパンのWEBサイトから引用してみます。
オックスファムは世界90カ国以上で、そこに住む人びとと共に活動する民間の支援団体です。私たちは、貧困に生きる人びとがその貧困から抜け出そうとする努力をサポートし、また貧困そのものを根本的になくそうとする活動を行っています。
ボランティアやキャンペーンなど、参加の機会も豊富に用意されているので、関心がある方はぜひアクセスしてみてはいかがでしょうか。 次は、6位にランクインしたNPO、Teach First(ティーチ・ファースト)です。 国内の教育格差是正のため、優秀な若者を2年以上教育の現場に送り込むというTeach for Americaモデルを、イギリス国内で展開しているTeach First。360万人の教育機会に恵まれない子どもたちに教育を届けるため、厳しい審査をくぐり抜けた国内の優秀な若者を教育現場に派遣しています。
In Britain today, 3.6 million children are growing up in household so poor, providing basics like heating and food is a daily strruggle.
Applicants to our Leadership Development Programme are taken through a rigorous assessment process. We select only those who demonstrate leadership potential, a passion to change children’s lives and the other skills and attributes needed to become an excellent teacher and leader. These participants teach and lead in our partner primary and secondary schools in low-income communities across England and Wales for a minimum of two years, ensuring every child has access to an excellent education.
日本でも、2010年からTeach for Japanが活動を開始し、注目を集めています。現在の日本の人気就職先ランキングでは、有名大手企業がベスト150までを席巻していますが、いつの日かNPO・NGOやソーシャルベンチャーが登場する日がやってくるでしょうか。これからの動向に期待です。
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