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社会課題解決の仕事にコーチングが役立つ理由とは?

2024.03.29 

 

当メディアを運営するNPO法人ETIC(エティック)では、社会課題解決に取り組む仕事に対して、コーチングのスキルとスタンスが役に立つという考えをもとに、世界有数のコーチ養成機関CTIが提供するコーアクティブ・コーチング®を学ぶ機会や、プロのコーチからプロボノでコーチングを受ける機会をつくっています。

 

今回、ソーシャルセクターでの仕事にコーチングを活かしている3名が、CTIのトレーナーとともに、コーチングは「社会課題解決や伴走支援の仕事にどう活かせるのか」を語り合う座談会を行いました。

 

<座談会メンバー>

語り手 :

長浜洋二(モジョコンサルティング合同会社 代表取締役)

番野智行(NPO法人ETIC. ソーシャルイノベーション事業部)

林 美輪(NPO法人ETIC. ローカルイノベーション事業部)

聞き手 : 伊藤貴子

(株式会社ウエイクアップ ワークショップリーダー(講師)、エグゼクティブコーチ)

初めて人と関わることの本質を知った(林)

 

番野 : 僕が最初にコーチングを学んだのは、2012年の夏です。対人関係でコンフリクト(衝突・対立など)を繰り返していて、人の話をしっかりと聴く傾聴のスキルを身につけたいと思ったのがきっかけです。

 

当時は、自分は人の話を聴いて、仕事を進めることができていると思っていました。しかし、「事柄」だけでなく「人」に焦点を当てる聴き方を初めて知った時、自分がいかに相手が本当に言いたいことを聴けていなかったかを思い知らされました。

 

番野智行(ばんの ともゆき)

NPO法人ETIC. ソーシャルイノベーション事業部 事業統括/シニアコーディネーター CTI認定プロフェッショナル・コーアクティブ・コーチ(CPCC)、CRR Global認定 組織と関係性のためのシステムコーチ(ORSCC)、TLC認定プラクティショナー(TLCCP)

1977年京都府亀岡市出身。東京大学法学部卒業。2000年よりNPO法人ETIC.にて社会課題の解決に取り組むリーダー(社会起業家)の育成に取り組む。2005年に異文化間マーケティング・コミュニケーションを専門とするコンサルティング会社に転職。同社取締役を経て、2010年に独立し株式会社番野企画事務所設立。NPO法人ETIC.にも再合流し、NPO・企業・行政のリーダーに対する研修やコーチング、コンサルティングサービスを提供。

NPO法人ETIC.では、同法人の自己組織化組織(ティール組織)への変革も主導する。

 

長浜さん : 僕は2017年に初めてコーチングを学びました。当時、NPOや市民活動を支援する会社を立ち上げたばかりで、必要性を感じて始めました。

 

ソーシャルセクターでは、起点となる「想い」を支える役割が必要で、コーチングとの相性の良さを感じています。学び始めてからは、社会の中で自分の視野と支援領域が広がっているのも感じます。

 

また、以前、成果主義の働き方に偏っていたことで、自分のことを酷使し、周囲にもその影響を及ぼしていたこともあると思います。コーチングを学ぶ中で、そんな状況を「どうもおかしい」と気づけたことも、よかったです。

 

長浜洋二(ながはま ようじ)

モジョコンサルティング合同会社

米国CTI認定コーチ(CPCC)、GCI認定プロセスワーク・コーチ、CRR Global認定システムコーチ(ORSCC)、リーダーシップ・サークル・プロファイル認定プラクティショナー

1969年山口県生まれ/横浜市在住。米国ピッツバーグ大学公共政策大学院卒。NTT、マツダ、富士通で約15年にわたりマーケティング業務に従事。2018年にモジョコンサルティング合同会社を設立し、社会課題の解決と新しい価値の創造に取り組む人や組織、地域に対して、人材開発をはじめ、事業開発(事業計画/戦略の策定と実行)と組織開発(コーチング/ファシリテーション/リーダーシップ)のコンサルティング支援、及び地域開発における多様な主体の協働推進(エコシステムづくり)を行っている。

【著書】『NPOのためのマーケティング講座』『学びの見える化の理論と実際 : 教育イノベーションにむけて』

公式WEBサイト: https://mojo.co.jp/

 

林 : 私は、大学の授業を通してコーチングと出会いました。人生で初めて人との関わり方の本質を教わった気がして、2013年にコーチングを学びました。2018年、コーチングとの相性の良さを感じてNPO法人ETIC.(エティック)に入社し、以来、想いを起点に形を作ろうとしている社会起業家の方々の大切にしたいものと、自分がコーチングを通して大切にしたいものとの重なりを感じながら仕事をしています。

 

林 美輪(りん みりゅん)

NPO法人ETIC. ローカルイノベーション事業部/ソーシャルイノベーション事業部コーディネーター/米国CTI認定プロフェッショナルコーアクティブコーチ

愛知県名古屋市出身。日本で生まれ育った在日コリアン3世。大学卒業後、総合広告代理店に営業職として就職し新規営業、広告企画提案を行う。その後、クラウドファンディング運営会社にて資金調達をサポートするキュレーターとして、プロジェクトページ編集や達成施策の設計、実行者のモチベートを行う。2018年NPO法人ETIC.に参画し、社会起業塾コーディネーター、ローカルベンチャー事業など、起業家や起業家支援団体のサポート業務に従事。

 

伊藤さん : 私自身の話もすると、私がコーチングを学んだのは、大きな組織の構造改革の最中でした。心の痛みや悲しみと共に自分のアイデンティティを失いかけているような人たちと多く接する中で、どうにかサポートしたいと必死でした。

 

誰もがどんな環境にあってもネガティブな影響を受けず、自分が自分を幸せにし、自分のアイデンティティは奪われないと思える、「想いや志が大切にできる社会であってほしい」と願いを込めて、コーチの仕事と、CTIでのコーアクティブ・コーチング®のトレーナーの仕事を続けています。

 

伊藤貴子( いとう たかこ)

ワークショップリーダー(講師)・エグゼクティブコーチ CTI認定プロフェッショナル・コーアクティブ・コーチ(CPCC)、TLC認定プラクティショナー(TLCCP)、ICF国際コーチング連盟プロフェッショナル認定コーチ(PCC)HOGAN ASSESSMENT認定プラクティショナー

静岡県沼津市出身。日本大学三島高等学校卒業後、株式会社富士通入社。日商簿記2級を取得し、会計事務所にてアカウンティング業務に従事。その後コスメティック会社にて、コールセンターの立ち上げ、人事、社員育成を担当。IT系コンサルタント会社にて人材育成コンサルタント、研修講師として活動。

2000年に独立。2005年にCPCCを取得しコーチとして活動を始める。現在は、CTIジャパンにてコーアクティブ・コーチング®のトレーナーとしてコーチ養成と、パーソナルコーチングを主とした活動をしている。1男2女の母。

本人すらも言語化できない思いに触れられる瞬間がある(長浜さん)

 

長浜さん : NPO代表の方などに個人コーチを行っていますが、コーチングを学び始めたことで、それまでは自分の意識が相手ではなく常に自分に向いて対話をしていたことに気づきました。相手を置き去りにしていたのです。いまはそうなる前に気づき、「待って」とメタ認知が働くようになりました。

 

そうすることで対話がスムーズに進んでいく感覚があって、相手も本音で、本気で話してくれるようになりました。今では、どんな対話でも、相手に焦点を当てることを意識できるようになったと思います。

 

 

伊藤さん : 「聴く力」とよくいわれますが、コーアクティブ・コーチング®の傾聴では、相手の話を集中して聴く方法と、相手をソフトフォーカスで捉えながら雰囲気も受け取って聴く方法があります。長浜さんは両方の聴き方を身につけて仕事で何か変化を感じましたか?

 

長浜さん :  本人すらも明確に言語化できないところに近づけていけるような感覚があります。そこに傾聴で関わることで、本人がハッと気づく瞬間があります。極端に言うと、「言葉をあまり当てにしなくなった」というのでしょうか。「本人が発する言葉以外にも何かあるよね」と感じられる気がするのです。

 

番野 : 僕の場合、仕事の内容だけでなく、仕事で接する人の背景や想い、大事にしたい価値観までに意識を向けられるようになりました。

 

例えば、私たちエティックは「社会をより良くするために行動する人が増える」ことを大事にしています。起業家に限らず、すべてのステークホルダーと関わる時に、一人ひとりの想いや価値観に耳を傾けながら対話することで、相手をエンパワーする関わりができるようになりました。

社会課題解決は、やればやるほど困っている人達が見えてくる。だからこそ一度立ち止まる時間を(番野)

 

林さん : 私は、「人はもともと創造力と才知にあふれ、欠けるところのない存在」「今この瞬間から(相手との関係性など)を創る」「人そのものに焦点を当てる」「本質的な変化を呼び起こす」といったコーアクティブ・コーチング®の礎が、自分の生き方をとても柔軟にしてくれていると思っています。

 

「嫌だな」と思うことが起きた時、反応的に返してしまいそうになる自分にストップをかけて、「今、何を思っているのだろう」「本当にやりたいことは何だろう」と少し立ち止まる訓練をコーチングを学び、実践することで積んできた感覚があります。自分の生き方をより良い方向へと動かす影響力を育みつつあるとも感じています。

 

伊藤さん : 社会課題解決は難しい仕事で、思うようにいかないこともたくさんあると思います。困っている人を優先するあまり、自分たちのことを後回しになりがちな状況もあるように思います。コーチングでいろいろな現場の人たちの想いに触れてきて、理想を実現してほしいと思うと同時に、活動している人自身も幸せになってほしい。

 

番野 : 社会課題解決の仕事の場合、やればやるほど課題の解像度が高まったり、より深刻な困りごとに出会うという構造があります。その結果、ゴールが遠ざかる感覚に襲われることもあります。そんな時、活動をより持続可能にしていくためには、自分たちが前進できていることを確認しながら、一度立ち止まって考える時間を持つことが必要だと思います。その時にコーチングは役立つし、自分もそういう関わりができるように学び続けています。

怒りや悲しみの感情を認知することがサステナブルにつながる(長浜さん)

 

長浜さん : 社会課題解決やNPOの活動は、怒りや悲しみが原体験としてある場合が多いと思っています。そうした様々な感情をまずは自分が認識することが大事です。だって、怒りや悲しみを持ったまま活動を続けていくこともしんどいと思うんです。まさにサステナブルではない。

 

本人も言語化できていない様々な感情やその奥にある想いや願いをコーチが認知(コーチング用語 : 価値観など深い部分を伝えること)してあげることで本人が自分自身の深い部分に気づいていくという支援が必要だと思っています。そうやって明らかになった自分の想いが周りの人たちとも共有できると、無理のない形で協力しあえる関係になるのではないでしょうか。

そうしたことを重ねていく中で、気づく力も育まれ、ものごとの捉え方が多面的になったり、急に新しい世界が見えてくることもあると思います。社会課題の解決は、1、2年で「社会が変わりました」とはならない長期戦のチャレンジが多いなか、自分自身や他者に対する認識の幅を広げ、関係性を育んでいくこともソーシャルセクターの人材にとって大切な価値になると思います。

「人」に焦点を当てた聴き方を学ぶ仕組み作りを(伊藤さん)

 

伊藤さん : ソーシャルセクターは、マンパワーが財産だから、活動に関わる人たちがお互いを認知し合えること、つまり相手を一人の人として見て、頑張っている姿を「頑張っているね」と言葉で伝えて、受け取り、伝え合う、といった関係性や文化が土壌としてあるといいなと思います。

 

長浜さん : 僕は、最近、コーチングは、「大人のための義務教育」だと思っています。「人」に焦点を当てた聴き方や認知の方法なんて、学校や会社で学ばないじゃないですか。ソーシャルセクターでは必修科目のようにコーチングを受けられる枠組みができないかと思っているんです。

 

社会課題解決の仕事とコーチングについて語り合う様子。写真左上から時計回りに長浜さん、伊藤さん、番野、林

 

伊藤さん : 人の話をしっかりと聴く、自分やまわりの人が大切にしたい想いや感情を認知する、そういったことを学べる仕組みやそこをサポートするお金の流れがあるといいですよね。

 

長浜さん : ソーシャルセクターでは、伊藤さんが言う通り、「人」そのものが大事な資本です。このセクターで働く人を突き動かしているものは、お金でも肩書きでも地位でもなく、社会課題の解決に向けて「明日も頑張るぞ」と意欲的になれるエネルギーだと思うのです。コーチングは、このエネルギーの源を支えられる器を持っているのではないかとすごく思っています。

 

みなさん、どうせ止めても前に突き進んで行くんです(笑)。だったらもう「好きなようにやればいい。納得感を持って働き続けられるように、気持ちの整え方はサポートします」と言いたい。そんなコーチングを受ける機会が増えることは、社会課題解決の大きなソリューションになるんじゃないかと、話しながらますます思ってきました。

ロジックとエモーションの両利きでスキルの「幅を広げる」(長浜さん)

 

番野 : 僕は、インパクトや戦略、計画性といった論理や左脳的な側面を大事にしてきた中で、感情や右脳的な側面を大事にするコーアクティブ・コーチング®と出会い、人に焦点を当てた聴き方を知りました。だからといって、以前の仕事への向き合い方を手放す必要もないと思っています。むしろ、二刀流であることの価値を感じます。

 

いざという時にどちらの引き出しもある中で、相手に合わせて活かすことができます。例えば、左脳的な問題解決モードが大切な時もあるし、大事にしたいことや痛みなどの感情的なことに丁寧に耳を傾けることが必要なときもある。

 

長浜さん : 僕もコーチングに出会ったことにより、持っていたスキルを「手放す」よりも「幅を広げる」感覚のほうが強いです。ロジックとエモーションの両利きです。こんなふうに、1人の人の中にある多様性やバランスが増えていくと、それだけでも一緒に働く同僚や部下、さらにソーシャルセクターの業界にも良い影響が生まれると思うのです。

 

番野 : 先日の基礎コースでも、自分の持っているBeing(物事や気持ちの捉え方、こうありたいという信念など)の幅を広げることで開放感を覚える方がたくさんいました。普段とは異なる、大事な自分の部分を使って人と関わっていくことで、周囲にとっても新しい印象が生まれるようでした。

 

ソーシャルセクターは、「組織の価値観に合わせなくてはいけない」「品行方正でなくてはならない」などの暗黙の価値観があり、自分らしさを抑える傾向もありますが、実は自分の持ち味をのびのび使えるようになると、周囲にインパクトを与えることもできます。

 

伊藤さん : 最近、多様性やDEIとよくいわれますが、多様性とは、その人の中にあるものですよね。誰もが多様な自分をもっている。

 

 

長浜さん : 「インナーダイバーシティ」とも言いますね。

 

伊藤さん : 人は1色ではない。虹色のように、いろいろな色、側面があって、すべてが否定されずに活かせる出番を待っている。1色ずつ活躍できる出番があるという。

伴走支援こそ人をエンパワーするスキルを発揮してほしい(長浜さん)

 

長浜さん : 伴走支援に携わる方にも、ぜひコーチングのスキルを身につけてほしいです。伴走支援の現場ではステークホルダーが多岐にわたることが多いですが、関わる一人ひとりの想いを知り、育むことが最も求められる役割でもあると思うのです。

 

現場や最前線で頑張る人をサポートしつつ、人の気持ちや感情、エネルギーを高めながら人と人をつなげていくことは、ロジック的なスキルと合わせて不可欠だと思っています。

また、支援者自身が「自分は何をしたいのか」「起業家たちのようなエネルギーは持てない。自分に何ができるのか」と迷っている場合も少なくないと感じています。コーチングを通じて支援者自身が「自分の仕事を通して社会をより良くしたい」という思いや迷い・葛藤を認識し直すことは、いろいろな人の想いと力をよりパワフルに世に広げることにつながると思います。

< 編集後記 >

 

以前から「傾聴」をしっかり学びたいと思っていたことで、今回、コーアクティブ・コーチング®の基礎コースを受講しました。2.5日間の研修では、最初、取材の仕事や日常生活で意識している要素が重なっているように思えて、正直とまどいました。「客観視する」「人の話に集中する」「人の気持ちや思い、背景を大事にする」など。しかし、後半になって、目的からまったく異なることにようやく気付いたのです。

 

取材は「読者のため」、コーチングは「目の前の人のため」。距離感がまったく違っていました。また、相手と向き合うためにはまず自分自身と向き合うことが必要だとも感じました。その後、コーチングの難しさを痛感し、「私にはできない」とも思いました。

 

しかし、不思議なことに、研修から数週間経った今でも、ふとした場面で「人に焦点を当てて話を聴く」「認知」などのスキルが思い出され、「もしかしてこのことかな?」と自分の中で確認する時間が生まれるようになりました。また、「客観視する」と「認知」の違いも少しずつ理解できるようになり、自分の言動や感情を俯瞰し、「待って」と立ち止まれるようにもなった気がしています。

 

人を見る視点が増えたことで視野が広がり、人との関係性も、より丁寧に、もしかしたら深くつくることが可能かもしれないと思っています。こうした気づきが自分の中で起きていることも大きな収穫でした。今では、あの2.5日間からとても大きなものを受け取ったような気持ちです。

(ライター たかなしまき コーアクティブ・コーチング®基礎コース修了)

 


 

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■コーアクティブ・コーチング®は、株式会社ウエイクアップ CTIジャパンの登録商標です。より詳しくお知りになりたい方は、CTIジャパンのホームページをご覧ください。

https://www.thecoaches.co.jp

 

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この記事を書いたユーザー
たかなし まき

たかなし まき

1971年愛媛県生まれ。松山東雲短期大学英文科卒業後、地元の企業に就職。その後上京し、業界新聞社、編集プロダクション、美容出版社を経てフリーランスへ。いろいろな人と関わりながら新しい発見をすること、わくわくすること、伝えることが好き。

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