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#IT・テクノロジー・モノ

新素材はイキモノを目指す~IT/TECHニュースクリップ~2016年6月3週版

2016.06.24 294view 

Typical-orb-web-photo今週は素材。 素材のテクノロジーは、"生命のようなもの"、を目指していくのが一つの方向性でしょう。 強く、しなやかで、やわらかい、壊れてもまた元に戻る素材。以下でピックアップしているクモの糸や筋肉など、こうした生き物のような性質を持つ新しい素材が続々と開発されています。その多くは自然界のもの、生命を参考にしているように思えます。

柔軟で自己修復も可能、筋肉の性質を備えた人工素材

http://www.nature.com/nchem/journal/vaop/ncurrent/full/nchem.2492.html スタンフォード大学などの研究チームは、強靱で柔軟、伸縮自在、その上自己修復機能も備えたポリマーを開発しました。このポリマーは室温で安定しており水にも強いため、人工筋肉への応用が検討されています。

中国企業が、グラフェンを使った電子ペーパーを開発

http://www.oedtech.com/English/news/detail.aspx?menuid=030401&id=109 OED Technologiesは、グラフェン(炭素原子が平面上に結合した素材)を使った電子ペーパーを開発したと発表。技術の詳細は不明ですが、従来の電子ペーパーより柔軟で高強度、光の透過率も高く、なおかつ大量生産時のコストも抑えられるとしています。

クモの糸にヒントを得た「液体ワイヤー」

http://www.ox.ac.uk/news/2016-05-16-scientists-create-novel-liquid-wire-material-inspired-spiders-capture-silk クモの巣のネバネバした糸は、思い切り引っ張って離してもたるむことがありません。オックスフォード大学の研究チームは、この仕組みにヒントを得て「液体ワイヤー」を開発しました。このワイヤーは引っ張ると伸び、離すとオイルのしずくの中にたたみ込まれるようになっています。

何度断線しても自己修復するエレクトロニクス素材

http://news.psu.edu/story/410638/2016/05/16/research/self-healing-flexible-electronic-material-restores-functions-after ペンシルベニア大学などの共同研究チームは、自己修復機能を備えたエレクトロニクス用の素材を開発しました。この素材は、ハサミで半分に切っても80℃で30分ほど温めれば元通りくっつきます。断線と修復を繰り返しても、導電性や柔軟性は元のままです。

/執筆協力:山路達也

編集者/ライターとして、IT、科学、ビジネスなど多方面で活動。著作は、『弾言』(共著)、『Googleの72時間』(共著)、『新しい超伝導入門』、『アップル、グーグルが神になる日』(共著)など。https://twitter.com/Tats_y

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