こんにちは、SUSANOOインターン生の堤です。12月16日土曜日、総勢250名以上が終結した「SUSANOO FES C×C 2017」が、永田町GRIDで開催されました。今回はFES即日レポートとして、当日の会場の様子をご紹介します。
今回のSUSANOO FESは、「自分らしい生き方を、新しい資本主義を、ここからあなたと。」というメッセージを掲げました。FES来場者が、「自分らしい生き方」を実践する「チェンジメーカー」たちと出会い、彼らのまっすぐで熱い想いに触れて「背中を押される」ことで、新しい挑戦の一歩を踏み出す空間を醸成する。そんな光景が生まれることを目指していました。
当日は、SUSANOOのメンバーやSUSANOO関係者に招待された人のみが参加できる”完全招待制”にも関わらず、高校生から還暦を超えた方、現役官僚や上場企業の社長、靴磨き少年や職人まで総勢250名が永田町GRIDに詰めかけました。
会場に人が徐々に集まっていく中、SUSANOOメンバーによる「#あなたにとってSUSANOOとは」の一言をまとめた映像が流れ、かくしてSUSANOO FES CXC 2017が幕を開けました。
5部構成となったFES。第1部 のテーマは、「出逢う」。総勢20組のSUSANOOメンバーが5期による風神チーム軍、1-4期による雷神チーム軍に分かれてピッチ合戦です。
”合戦”と言っても、もちろん上下を競うものではなく、共通のテーマに対する2つの革新的なアプローチを提示するもの。その組み合わせは以下の通りです。
皆さんも気になる切り口がきっと見つかるような、SUSANOOメンバーの奥行きの深さが改めて表現されたステージでした。
各登壇者のピッチ後には、初の試みとして、Facebookグループを用いた「リアルタイムフィードバック」を実施。来場者から登壇者へ、「この人とつなげたい!」「こんなこと一緒にできるかも」「プレゼンのここに感動した!」など、愛と熱に溢れるコメントと次につながる出会いがその場で生まれ、”可視化”されました。
数百件に及ぶコメントは、まさにSUSANOOが掲げる新しい価値基準”他者の「自分らしい生き方」に踏み込む一歩を支え、背中を押すアクション”であり、目には見えないけれども、価値あるものであることが実感されました。
3時間にも及ぶピッチ合戦のあとは、第2部「もっと知る」。来場者が「もっと詳しく話を聞いてみたい!」登壇メンバーのもとへ訪れる個別ブース交流の時間です。参加者からは、それぞれの取り組みについて、より突っ込んだ質問が飛び交ったり、激励の声があがったりと、終始、熱気がこもったセッションとなりました。
休憩後に行われた第3部 のテーマは、「巻き込む」。今度は、ピッチ登壇をしなかったSUSANOOメンバーや、来場者の中で自分のプロジェクトを提案したいチェンジメーカー、「何かをやりたい!」と手を挙げた熱気あふれる学生、当日その場で「やっぱり自分も何かを発表してみたい!」と提案をした数名の来場者による「荒ぶるプロジェクト」をシェアし、磨くセッションがスタート。
先ほどの第2部よりも少人数のグループで、プロジェクト提案者が「本当に何をやりたいのか」「どのアプローチで始めるか」などを来場者がまるでプロジェクト提案者のように真剣に語りあう姿が印象でした。その場では、肩書は関係なく、「なにをしたいか」「どんな想いを持っているか」が重要視されているからこそ、年齢や所属を超えた”いち共感者”として、全員が話し合いに臨めたのではないかと感じました。
こうして、SUSANOOメンバー以外も会場で自身の「プロジェクト」をシェアしたのちには、第4部「つながる」をテーマとした大交流会へ。会場の熱気も最高潮に達し、各々が自分の「プロジェクト」をネームカードに掲げ、興味がある人のところへ駆け寄り、議論を交わしている姿がいたるところで起こっていました。
さらに、自分の興味がある人に話しかけに行くだけではなく、学生スタッフを中心とした「つなげ隊」が会場内で活躍!関心や取り組む分野が親しい人どうしを、学生と起業家や、プロジェクト提案者と共感者、SUSANOOメンバーと行政担当者や専門家といった所属や立場などの垣根を超えて結び、表面的なネットワーキングではない、濃く、予想外な出会いを生んでいました。
そして、SUSANOO FESも終盤に差し掛かり、第5部「踏み出す」をテーマとした、みんなのチャレンジ宣言では、この場で生まれたつながりや、「背中を押された一言」をFacebookグループで記入し、共有してもらいました。
第三部プロジェクトを提案した方は「1000年先につながるプロジェクトだね!頑張って!と言われてやる気アップしました!」と自身の活動を進めていく覚悟を再認識したり、来場者の方からは「お話しした皆さんが自分のやりたいことを生き生きとやってらして、かっこよかったです!自分も頑張ろうという気持ちになりました!」と、熱い想いを持ったチェンジメーカーから「背中を押された」瞬間が共有されました。
さらに、何人かの来場者には、会場内で発表をしてもらったところ、会場全体から暖かい応援と拍手の声が鳴りやまず、終始「背中を押す共感愛」にあふれる場であったことを再認識しました。
そして、この最終セッションが終わったのは、19:30を過ぎたころ。FESが開始された13時から6時間以上たっているにもかかわらず、会場全体が熱量を帯びたままFESは終了した。
終了後、参加者に感想を聞いてみると、
「今まで、たくさん起業家やスタートアップと言われるイベントに参加したことがあったけど、この場は全然違った。とにかく熱いけど、優しくて、暖かい雰囲気にあふれていて、自分も自然とポジティブな意見や志を持てるようになった」といったコメントや、
「初めて会った気がしない人たちがたくさんいた。自分が大切にしたい価値観や理想は間違ってないと再確認できました」と改めて、「自分らしい生き方」をしていこうと決意できた参加者の声が続きました。
SUSANOOも構想から4年、お陰様で5期を経て、80組・150名を越えるチェンジメーカーたちの「背中をあずけ合えるコミュニティ」へと育まれつつあります。
"個々の「自分らしさの最大化」が、いまの延長線上にない「未来のあたりまえ」を生み出す核になる。"そう信じて、SUSANOOプロジェクトは今後とも多様なチェンジメーカーを応援していきます。
この日に生まれた出逢いが継続して育まれ、多様な領域を超えてヒトやアイデアやリソースがつながり、次々に面白い取組がうまれることで「僕も!わたしも!」と自分らしい生き方に踏み込むヒトが次々にふえていく。そんな大きなうねりが出現することを心から願っていますし、さらにはその皆さんの「自分らしい生き方への踏み込み」を、SUSANOOで応援させて頂けたらうれしいです。
最後になりますが、イベントスポンサーのJT様、PRTIMES様、また社会人、学生ボランティアスタッフのみなさまはじめこの場に関わって下さったすべての皆様に御礼申し上げます。
本当に、ありがとうございました。