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情報更新!それぞれの足に合ったハイヒールで、美しく自分を生きる女性たち(シンデレラシューズ・松本久美さん)

2016.07.06 1,508view 

小さなころから女の子にとって憧れの靴、ハイヒール。特別な日に、誰かのために、おしゃれを楽しむために、女性はハイヒールを選びます。でもこのハイヒール、ヒールの細さやトウの狭さで、悲しいかな1日が終わるころには足が真っ赤になんてこともザラ。美しいものには刺があるのですね……。 そんな「ハイヒールを楽しむためには、少しの足の痛さもしょうがない」と諦めていた女性たちに超朗報! それぞれの足にピッタリ合ったハイヒールを探せる、「シンデレラシューズ」というサービスが今まさに生まれようとしています。代表の松本久美さんにお話をうかがいました。

松本さん

シンデレラシューズ・松本久美さん

靴をストレスなく選べる世界って、ワクワクする

- 10年後のために、どんな未来をつくりたいですか?

「靴を女性がストレスなく選べる世界」を実現したいと思っています。実は、一度靴業界で勤めて辞めたという経験があるのですが、靴の魅力に気づき直して今の事業をはじめたんです。

- 一度離れた場所に戻ってこようと思われた気持ちの変化はどういったものだったのでしょうか?

靴業界では13年間も勤めてましたし、靴自体は本当に好きだったんです。けど、正直業界自体に一度嫌気がさしてしまい離脱しました。その後はIT業界に2年半くらいいたのですが、その間に一回自分の棚卸しをしようと、いろいろと本を読んだんです。そこで、「できることとやりたいことの重なる部分でまずは始めるのがいい」ということが書いてあって。そのとおりだなと思いました。この言葉に出会う前に、好きなことの方にフォーカスしていくつかチャレンジしようとしたんですが、すべてうまくいかなかったんですよ。

- そんな素敵な言葉との出会いがあったのですね! 好きなことへのチャレンジですが、例えばどんなことにチャレンジしていたのですか?

私はずっと糖質制限の食生活を実践しているんですが、その実践体験からこれはとても良い食生活だと感じていて糖質制限でお料理教室をやってみようと考えたり、あとは女性をかわいく変身させることが好きなので、1年半ぐらい一般の方をスタイリングするパーソナルスタイリストをしたこともありました。いずれも会社員と平行しながらのチャレンジでした。

結局どちらも長くは続かなかったのですが、こうした取り組みを振り返ってみると、女の人が健康的に美しくなったり、かわいくなったりするというのが自分にとって無類の喜びなんだっていうことに気がついたんです。

そこでさらにもう一回自分の棚おろしをして、何ができるのかを考えました。そうして、「女の人をきれいに、素敵にしたい」という思いと、自分のできることを重ね合わせてみたら、やっぱり「靴」しかないことに気がついたんです。

シンデレラシューズロゴ

シンデレラシューズ・ロゴ

靴って、本当に自分に合ったものを探すのが実は難しいもの。私自身も靴ずれしてしまって足を痛めながらはいていた経験もあったし、パーソナルスタイリングしていたときに靴だけは選んであげられない経験をしていたこともあって。デザインだけで選んであげても痛いって言われちゃったり、明らかに痛そうな靴を「これ大丈夫です!」って言えないですし。結果的に写真を撮るときに膝上だけの撮影になったりするんですよ。でも、「もしあの靴がピッタリだったら、今でもきれいだけどもっとかっこよかったのにな」という経験を何度もしたんです。

だからこそ、「靴を女性がストレスなく選べる世界」ってすごくわくわくする! と確信して、今の事業をはじめることにしました。靴業界は一度辞めてますが、嫌になったのは業界だけであって、靴そのものではなかったってことにも気づき直しましたね。

「わたし」として、美しくなる

- これまでサービスを続けてみて、印象的なエピソードはありますか?

事業の一つとして足の測定会をやっているのですが、自分の足についてネガティブに思っている方って実はすごく多いんです。「歩き方が悪いと思うんです」とか、「足が変なんです」とか。けれど、それは全然違うんですよ! 顔と同じように、足も人それぞれです。足はそれぞれの体を支えるためにその形になっているので、その個性を認めてそれに合う靴を自分が相手のために選んであげられることが嬉しいなと思うんですよね。

そのうえ、自分に合っていない靴を履いていると、やっぱり足は変形します。だからまず自分の足を知って、合うものをちゃんと選んであげるというステップが大切です。それが自分の体のケアにもつながります。そうしたベーシックな考え方があるうえで、おしゃれをして、きれいになるっていうのは女性の特権ですから、それも大切にしたいですよね。なので、痛くなく自分に合った靴を選びつつ、女性がきれいになるっていう世界をつくり出したいというビジョンに行き着いたんです。

- シンデレラシューズというサービスは、きっとたくさんの女性たちを自由にするんだろうなと感じました。「きれいになりたいな」という気持ちが、ときに女の人たちを苦しめることもありますよね。

そうですよね。そうした想いが込められているものだからこそ、誰かの言いなりになるんじゃなくて、選ぶっていう権利をちゃんと自分でつかみ取りに行きましょうよという願いもあります。そしてそれは、自分を知ったうえでやるからこそ意味があるんじゃないかなと。

- 女性が選ぶ権利を自分でつかみ取りに行った先にある社会は、どんな社会だと思いますか?

自分が自分であることが普通になればいいなと思います。他人に合わすことが普通だという価値観ではない、自分なりの基準で生きていける社会になったらいいなと。靴であれば、これは私に合わないからいらないと言ったときに批判されず、これは私に合っているから人が履いていないけど買う、という具合に選択できる自由がそれに当たるかなと思います。

それから、どこまで影響があるかは定かではないですが、現代の既成品につきまとう感覚って、大量生産の「みんな同じ」という感覚だと思うんです。一方で、それぞれの存在にフォーカスされる社会に変わっていっているなかで、身につけるものだって同時にどんどん変わっていくべきなんじゃないかとも思いますね。

- 素敵な願いです! そのお話をうかがった後に「ハイヒール」のことを考えてみると、このサービスの価値をより深く感じます。女性がハイヒールを履かなきゃいけないタイミングって、型にはまることを求められている 場面が多いと思うんです。

そうですね、特に人から見られたりするときですよね。ただ、本質的にはハイヒールって、自分を美しく見せるアイテムの1つだと思うんです。だから、「履かなきゃいけない」というものにはしてほしくないなと思っていて。メイクすることと、すごく似ていると思います。会社に行くときにする、朝のダルいメイクと、デートに行くときの気合いの入ったメイクと違うじゃないですか(笑)。

- とってもわかりやすい例えですね(笑)。

ありがとうございます(笑)。だからハイヒールをデートのメイクみたいに、思わず気合いが入ってしまうものにしてほしいなと思うんです。自分をよく見せるためのアイテムの1個であって、強制されるものではない。自分が好きで選んで使いこなすものであってほしいと思います。

”野良犬系”でもいいじゃない

- ここまで事業を進めてきて苦労したことや、これから事業をスタートする方に伝えたいことはありますか?

これまでの経験から、「1人だからできない」という状態は乗り越えられると思っています。今もてはやされているスタートアップ系の人たちって、高学歴だったり、MBAを持っていたり、どこか著名な投資銀行出身だったり、そういう方が多いじゃないですか。でも、私まったくそういう経験はないんですよ。冗談で“野良犬系”っていうカテゴリーを作って、「野良犬系だよね〜、私」みたいな話をしているんですけどね(笑)。だってただの靴屋ですからね! 服飾の専門学校の卒業で、大学も行ってないですし。

それで、ただただ13年間靴を作ってきて、その後少しだけ通信系のITに行きましたけど、ほんと、それだけなんです。そんなわたしでも、やりたいことがあって、やりたい! と人に言いまくれば、一緒にやってくれる人は見つかるよということだけは言えるかなと思っています。

- 自分ができないことがあったとしても、そこで人に助けを求めることで乗り越えられるということは、多くのスタートアップに共通しているかもしれませんね。

そうですね。でも一方でボコボコに言われることも、もちろんいっぱいあるんですけどね。

- ボコボコに言われたときはどうやって乗り越えてきたんですか?

実際のところ、ボコボコに言ってくれる方って、けっこう本質を突いていることが多いんですよね。だからこそ、ボコボコに言ってくる方には、私は食らいついていく方ですね。「なぜそう思うんですか?」って聞けば、事業のヒントになることが多いので。

- 松本さんの魅力である芯の強さが表れるお言葉ですね。これからのシンデレラシューズを応援しています

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現在、シンデレラシューズではクラウドファンディングを行っています。松本さんの挑戦を応援してくださる方は、ぜひ以下から詳細をご覧ください。

シンデレラシューズ、プロジェクトクラウドファンディング

この記事を書いたユーザー

村上 萌

村上 萌

1988年静岡県生まれ。高校卒業後、管楽器の修理人を3年間経験後一念発起して大学へ。法政大学卒業後は人材系企業で自社運営の新卒採用求人サイトの大学・学生向けプロモーションや、中途採用人材紹介の法人営業に従事。2015年3月より、配偶者の転勤により南アフリカ共和国在住。現在はクラウドソーシングでコラム執筆などを行っている。

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